【助産師解説】パパ見知りをするのはなぜ?解消するための4つの心がけ

【助産師解説】パパ見知りをするのはなぜ?解消するための4つの心がけ

子どもが急にパパ見知りをし始めたのはなぜ? 始まりやすい時期や理由について助産師が解説します。パパ見知り解消する言葉の掛け方、おもちゃの使い方、NGなタイミングなどのアドバイスも、併せてご覧ください。パパ、落ち込まないで!!


パパ見知りはなぜ起こる?始まりやすい時期と要因

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我が子が急にパパを見ると泣くように…これってパパ見知り?と悩むパパ・ママに向けて、まずはパパ見知りとは具体的にどのような状態か、始まりやすい時期や起こる原因についてお伝えします。

パパ見知りとは

パパ見知りとは、文字どおり赤ちゃんがパパに対して人見知りをすることを指す言葉です。ママといるときはニコニコと楽しそうなのに、パパが近くに来るととたんに泣き出してしまったり、パパの抱っこを嫌がったりする状態です。この言葉自体は医学用語ではありません。

どの赤ちゃんでも時期が来たら必ず現れるというものではなく、中にはパパ見知りをしない子もいます。また、パパ見知りの仕方もさまざまで、抱っこだけママではないと嫌がる子もいれば、オムツ替えやミルク、抱っこなど、お世話の全てがママではないとダメになる赤ちゃんもいます。

パパ見知りをするのはなぜ?

パパに抱っこされると号泣しながら逃げようとする赤ちゃんもいるので、子どもの全身全霊の拒絶にショックを受けてしまうパパもいるでしょう。また、ママにばかり育児の負担がかかってきてしまうのもつらいところです。

でも、パパ見知りはパパが嫌いだから起こるものではありません。嫌われているわけではないので、あまりショックを受けないでくださいね。

では、パパ見知りはなぜ起こるのでしょうか?

赤ちゃんは生まれるまで長い時間をママのお腹の中で過ごし、産まれた後も授乳やオムツ替え、お風呂など、ほとんどのお世話をママにしてもらうことが多いです。その中で赤ちゃんにはママに対する安心感と信頼が芽生え、ママ以外の人が自分のお世話をすることを嫌がるようになる場合があります。

また、記憶力や認知力が育って、近しい人と知らない人の区別がつくようになると人見知りが始まりますが、たとえ家族であっても、接する時間が少ない人は人見知りの対象になることがあります。

実際に、理由があって長期間にわたり入院したりや乳児院などに預けられていた赤ちゃんは、ママに対しても人見知りをすることがわかっています。仕事が忙しくて家をあけることが多いパパであれば、赤ちゃんがパパ見知りをするようになるのもしょうがないと言えますね。

パパ見知りが始まる時期は?

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前述のとおりパパ見知りは人見知りの一種なので、人見知りが始まりやすい5~8ヶ月頃に起こることが多いです。お子さんによっては3か月くらいからパパを見ると号泣……なんて子もいます。この時期に人見知りしやすい要因の一つに、この頃に記憶力や認知力が育ち、知っている人と知らない人をある程度区別できるようになることがあるといわれています。

とはいえ、人見知りする時期には個人差があるので、これより早く人見知りが始まる子もいれば、もっと遅い子もいますし、もちろん中にはしない子もいます。また、人見知りはあってもパパ見知りはない子もいます。

また、人見知りをしやすい時期とは関係なく、イヤイヤ期や赤ちゃん返りをしたときにパパ見知りのような状態になる子もいるようです。

特に、まだママに甘えたい時期に弟や妹ができると、赤ちゃん返りとともにパパ見知り状態が始まることが少なくないとされます。この場合も決してパパが嫌なわけではなく、ママを取られるかもしれないという不安感と、ママにもっと甘えたいという欲求がそうさせているのだと考えられます。赤ちゃんにとっては必要な発達なのだということを知っておいてください。

パパ見知りを解消するには?心がけたい4つのこと

なぜパパ見知りをするのかについてはわかりましたが、大切なのは赤ちゃんのパパ見知りをどうすれば解消してあげることができるのか? という問題だと思います。

赤ちゃんがおなかの中にいるときからパパの声を覚えてもらえるよう話しかけたり、生まれて早い時期から赤ちゃんとかかわる時間を多く作るなどするといいかとは思いますが、すでに始まってしまったパパ見知りを解消したり、再び起きるのを防ぐ工夫について、今からできることをお伝えします。

家族みんなで過ごす時間を作る

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まずは、家族みんなで過ごす時間を増やすよう努めましょう。パパ見知りを解消しようと無理にパパの抱っこを続けたり、急に2人きりで遊ばせるのはよくありません。逆効果になる可能性もあるので、慣れるまでは安心できるママも一緒に家族で楽しい時間を過ごしましょう。

赤ちゃんは、信頼できる人の表情を安心できるかどうかの判断基準にすることがあります。ママがパパに笑顔を見せていたら赤ちゃんも心を開きやすくなり、パパ見知りの早期解消にもつながりやすいでしょう。パパが仕事でなかなか起きている時間に会えないときは、パパの写真を日中見せてみるのもいいかもしれませんね。

また、ママよりパパが得意な遊びをしてあげるのもひとつの方法です。たとえば、飛行機・高い高い・肩車(1歳過ぎから)など、力が必要な体を使った遊びがそうですね。ママにはあまりしてもらえない遊びをしてくれると認識すれば、自らパパと一緒に遊びたがるようになるかもしれません。

また、スキンシップは安心感を与えるひとつの要素といわれます。手をにぎる、赤ちゃんの手でパパの顔をさわらせてあげるなど、触れ合いも楽しみましょう。もちろん、心を開いた状態での話なので、タイミングを見て進めてくださいね。

赤ちゃんが泣いてもめげない

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ママがいても、最初はパパと接すると泣いてしまうこともあります。でも、泣いたからとすぐにあきらめず、ママがサポートしながら根気よく接していきましょう。ママがいないとパパと泣かずに過ごせる子もいます。ママの姿を見るとママがいい! とせがんでしまうのです。

ただし、決して無理強いはいけません。嫌がるのを無理に抱っこしたりするのではなく、一緒の空間にいるだけでも大丈夫です。赤ちゃんの目の届く位置にいてパパの存在に慣れさせてあげましょう。ママが抱っこして安心させてあげながらパパに笑顔で話しかるなどして接していけば、赤ちゃんも徐々に安心できる人であることを認識していくでしょう。

ママの心構えとしては、赤ちゃんがいい反応を見せた時に
「パパにしかこんな顔しないよー」
「パパが大好きなんだね」
「さすがパパ!」

とパパの気分を上げる声掛けをしてみるのもよいと思います。

赤ちゃんとの関わりを避けない

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赤ちゃんにどう接したらいいかわからず、育児はほとんどママ任せにして関わりを極力避けようとするパパもいますが、この状態が続くとパパ見知りがなかなか解消できません。ママだって、初めから赤ちゃんのお世話が上手だったわけではありません。

初めてなのはお互いさまなので、誰でも最初はうまくできないものと割り切り、怖がらずに育児にチャレンジしてみましょう。

パパ見知りをしているときはパパのお世話を嫌がる場合もあるので、まずはママにやり方を教わりながら一緒にお世話してみてください。おむつ交換やお風呂、寝かしつけなど、3人で笑顔で話しかけながらお世話を繰り返していきましょう。赤ちゃんも安心しやすいです。慣れるまではおぼつかないかもしれませんが、赤ちゃんは大人の不安を敏感に感じ取るもの。

不安があっても自信を持って抱っこやお世話をしてあげるよう努めることも大切です。
タイミングとしては、ぐずっているときやすでに泣いて機嫌が悪いときは避けましょう。

パパだけおいしいとこ取りはNG

いくらパパ見知りを解消する目的とはいえ、ご機嫌取りのようなものだけにとらわれるのはNGです。たとえば、ママがあげるのを控えているおやつを、パパが赤ちゃんにたくさんあげてしまうことなどがそうですね。パパ見知りの解消が夫婦喧嘩の原因になったり、赤ちゃんの取り合いになってしまっては本末転倒。

ダメなことはダメなので、家族のルールは守ったうえで安心感と信頼を与えるよう努めましょう。その代わり、「パパと遊ぶおもちゃ」を作ってパパと遊ぶときはこのおもちゃで遊べる!! と気分を盛り上げてあげてもいいですね。

まとめ

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パパ見知りは人見知りの一種なので、記憶力と認知力が育ってくる生後5~8ヶ月頃から始まることが多いようです。特に、仕事が忙しくて家を空けがちだったり、あまり育児に参加できなかったりの場合に起こりやすいですね。パパ見知りをしたら家族で過ごす時間をできるだけ多く持ち、時間が許す範囲でパパも積極的に育児に参加しよう。

最初は赤ちゃんとどう接すればいいかわからずとまどうことも多いと思いますが、関わりが増えればパパに対する安心感が芽生え、パパ見知りは自然となくなっていくものです。

決してパパが嫌いで起こることではないので、焦らず少しずつ信頼関係を築いていきましょう。

この記事を解説してくれた先生
清水茜先生
助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。
東京慈恵会医科大学附属病院の産科、NICU勤務や地域の産婦人科病院にて、妊娠・出産・母乳育児指導・NICUにおける母乳育児指導などに関わる。現在は保健センターで妊婦向けに保健指導を行っている。 自身も、二人の男子を子育て中。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:清水茜先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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