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2021年11月17日 16:00 更新

となりのトトロのあらすじ・ネタバレ・都市伝説まとめ

「となりのトトロ」は、子供が大好きなジブリ作品。何度も繰り返し楽しみ、主題歌の「さんぽ」は、保育園や幼稚園の定番ソングです。小さい子でも楽しめる夢のあるアニメ作品ですが、実は大人の間で囁かれる都市伝説があります。まだ観たことがない方のために、トトロについての基礎知識と一緒にご紹介します。

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子供と観よう! 映画「となりのトトロ」

となりのトトロの概要

「となりのトトロ」は、日本のアニメーション製作会社である、スタジオジブリの作品です。1988年に公開されました。公開当時の興行はふるわなかったものの、映画賞の受賞や映画雑誌で評価されたことによって、人気が高まりました。監督は宮崎駿さん。テレビがなかった頃の日本の農村を舞台に、幼い姉妹が不思議な生き物と心を通わせるストーリーです。

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となりのトトロのあらすじ

母の療養所にほど近い農村に引っ越して来たサツキとメイの姉妹は、裏山で不思議な生き物に出会います。大きくて毛むくじゃら、動物のようで、人の言葉がわかるような、この生き物を「トトロ」と名付けたのは妹のメイでした。大人には見えないトトロと不思議な体験を重ねるふたり。ところがある日、母に会いに行こうと家出したメイが行方不明になってしまいます。サツキは、メイのところへ連れて行ってくれるよう、一生懸命トトロに頼みました。トトロはネコバスを出してくれ、サツキを運びます。無事再会を果たしたふたりは、ネコバスのはからいで入院しているお母さんにそっと差し入れのトウモロコシを届けるのでした。来週末には、元気になったお母さんが家に帰ってくる予定です。

となりのトトロの音楽・歌

「となりのトトロ」の音楽担当は、久石譲(ひさいし じょう)さんです。宮崎駿監督の作品で、たくさんの素晴らしい音楽を作っています。トトロの主題歌は、「となりのトトロ」、エンディングテーマは「さんぽ」です。どちらもたいへんかわいらしく、子供が喜んで歌いたくなる楽しい歌で人気があります。「さんぽ」の歌詞は、絵本作家で有名な中川李枝子さんが作詞しました。あたたかい子供へのまなざしが感じられる素敵な歌詞です。

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となりのトトロの主な登場人物

Lazy dummy

草壁サツキ(声優:日髙のり子さん)

小学校6年生の女の子。しっかり者で、妹のみならず、お父さんの面倒も見てあげるお姉さん。でも本当は、まだまだお母さんに甘えたいお年頃。トトロが見えるギリギリの年齢かも? 妹をかわいがるが、鬱陶しく思うときもある、素直でやさしい冒険好きな女の子。

草壁メイ(声優:坂本千夏さん)

サツキの4歳の妹。お姉さんと違って、けっこう頑固。まだ小さいので、ワガママをいったり聞き分けがないことも。寂しがりのくせに行動力は抜群で、勝手にサツキの小学校について行った。その性格のせいで、お母さんに会いに行こうとして迷子になってしまう。

草壁タツオ(声優:糸井重里さん)

若いのにけっこう自由がきく大学教授。考古学を研究している。病身の妻のために、田舎へ引っ越してきた。トトロの話をきくと、自分も会いたいなというような、子供の心に理解があるやさしいお父さん。

草壁靖子(声優:島本須美さん)

病気(おそらく結核)で療養所に入所している。娘達を大切に思っているやさしいお母さん。自分のせいで、サツキに無理をさせていると感じている。サツキやメイの子供らしい気持ちを大事に受け止めてくれる。

トトロ(声優:高木均さん)

塚森の大きなクスノキに住んでいる森の主。妖精というには大きすぎるその巨体は、2メートル。言葉を話さず、表情と咆哮だけでサツキやメイと交流する。自由気ままな自然そのものであるトトロは、コマにのって空を飛んだり、どんぐりの森を一晩で育てる夢をみせてくれたりする。メイが迷子になったときは、ネコバスを呼んで助けてくれた。何を考えているのかは、よくわからない。

ネコバス(声優:龍田直樹さん)

足が12本も生えている、巨大なネコのバス。自分の意志で客を乗せ、行き先表示を変えれば好きなところへ行ける。ネコのお腹がボンネットバスのようになっていて、ふかふかの座席で快適な旅ができる。人には見えない。不思議の国のアリスに出てくるチェシャ猫のような感じ。

まっくろくろすけ

サツキとメイが引っ越して来た家の屋根裏に住んでいた小さな黒いかたまり。目があり、かわいい声を発しながら人目をさけて、たくさんの仲間と暗いところで暮らしている。別名を「ススワタリ」という。かまどの煤でできているので、つかもうとするとまっくろの煤になっていなくなってしまう。大人には見えない。

子供にはちょっと怖い? 有名な都市伝説

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有名な都市伝説、メイとサツキは幽霊?

小さい子供にも大人気の映画ですが、「となりのトトロ」にはちょっと怖い有名な都市伝説があります。それは、ラストシーン、お母さんの様子を窓の外から見守るサツキとメイは、幽霊だというもの。メイは村の溜め池で溺れて死んでしまっていて、サツキもメイを探して森の中で死んでしまっているというのです。

だから、お母さんにはふたりの姿が見えなかったのだという解釈なのですが、確かにいかにもありそうな裏解釈ですね。メイが行方不明になる後半あたりから、ふたりの影が消えているという話もあり、このような都市伝説囁かれています。

真実はいかに? 都市伝説を検証

さて噂の真相はどうなのかというと、やはり都市伝説は都市伝説に過ぎません。溜め池のサンダルは、「メイのじゃない……」とサツキがはっきり断言しています。ふたりの影が消えるのも、夏の昼ごろは、太陽の位置が高く、実際の影もほとんど見えないから。リアルな影の描写が、かえって深読みする観客の疑惑を買ってしまったのです。

お母さんにふたりが見えなかったのは、気配を感じてふり返ったけれど、すでにふたりはネコバスに乗り込んで帰っていたから、ということでしょう。そもそもふたりは、お母さんの具合が悪くなって死んでしまうのではないかと心配したから会いに行ったわけで、元気そうなお母さんの姿を見れば、目的は果たせています。都市伝説など気にせず、宮崎駿監督の描いた不思議であたたかな世界を堪能してください。

レンタルもできる! その他の子供向けジブリシリーズ

崖の上のポニョ

スタジオジブリの作品は、小さな子供から、思春期の中高生、大人までを対象にしたさまざまなタイトルがあります。子供と一緒に楽しむなら、「崖の上のポニョ」はおすすめ!主人公は5歳の宗介という男の子です。子供が自分を投影しながら観るのにぴったりですね。「人魚姫」をモチーフにした海の物語で、ダイナミックなアニメーションが魅力的な作品です。

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パンダコパンダ

ジブリ以前に制作された「パンダコパンダ」は、1972年の作品。高畑勲さんと宮崎駿さんのコンビで作られました。パンダブームがきっかけの作品なので、主人公はパンダと小学生のミミちゃん。両親のいないミミちゃんとパンダが家族になるというお話です。「となりのトトロ」に通じるテイストがあちこちに見られ、楽しいアニメになっています。レンタルショップではジブリの棚に置いてありますよ。

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まとめ

親子で楽しめる「となりのトトロ」は、90分弱の作品です。普通なら、小さな子が集中して観るのは難しい長さですが、魅力的な登場人物のおかげで意外としっかり観られます。映画を観たあとは、暗いところに向かって「まっくろくろすけ出ておいでー!」と叫んだり、どんぐりを埋めてみたり、トトロごっこが始まりますよ。「さんぽ」を歌えば、抱っこをせがまず歩いてくれることもあります! ぜひ親子で観てみてくださいね!

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