教育 教育
2019年12月27日 17:56 更新

幼児教育におすすめ絵本! 人気絵本ランキング&効果解説

幼児教育におすすめなのが、絵本です。絵本は、幼児の好奇心を刺激するとともに、他者への共感力を育みます。親子で絵本を読む行為は、「学び」だけではなく、スキンシップをともなった「遊び」でもあります。楽しく学べる絵本を年齢別にご紹介しますので、絵本選びの参考にしてください。

幼児教育におすすめ! 絵本の読み聞かせ

Lazy dummy

なんで絵本がよいの?

テレビと違い、絵本は自分のペースで読むものです。そのため、子供の興味や関心に合わせて、1冊の絵本をゆっくり楽しめます。読み聞かせは、隅々まで絵を堪能したり、大好きなページをずっと眺めていたり、子供の好奇心や探究心を満たしてくれます。

また、読み聞かせることで視覚と聴覚を同時に刺激し、脳の発達を促し、想像力を育てます。膝にのせてもらい、大好きなパパやママの声に包まれることで、子供は安心し、情緒の安定も期待できます。

絵本の選び方のポイント

絵本を選ぶときは、まずは子供の気持ちを大事にしてあげてください。子供が喜んで持ってくる本を読んであげましょう。

まだ小さくて自分で選べない、どれがいいかわからない、という場合はパパやママの好きな絵本で大丈夫。読む人が楽しく読めるものを選びましょう。

一緒に読むので、ある程度サイズが大きい本のほうが読みやすいですね。まだ字が読めない子には、絵がメインの文字が少ない絵本を選びましょう。年齢に応じて、長いお話も聞けるようになってきます。「○歳向け」という表示は、ひとつの目安です。子供の反応をよく観察し、興味に合わせた絵本をセレクトしてください。

絵本の読み聞かせのコツ

せっかく絵本を読むなら、楽しく、かつ子供に役立つものにしたいですよね。そのためにぜひ押さえておきたい読み聞かせのコツをご紹介します。

自然なスピードで読む

絵本を読むとき、子供が理解できるよう、ゆっくり読むことを意識している人も多いかもしれません。
しかし、小さな子供の脳は、記憶や想像力を司る右脳が優位。見た画像を瞬時にインプットできるので、あまりにゆっくりだと退屈してしまうことがあるのです。
普段している会話のように、自然なスピードで読みましょう。

過剰な演出をしない

重要なシーン、感動的なシーンはつい感情をこめてしまいがちですが、絵本のどの部分に興味を抱くかはその子供次第。大人が演技で「ここが大事なところ!」と伝えるよりも、子供が自分から感情を出す状況をつくってあげましょう。
子供が自らアウトプットしてくれることで、大人側も、子供がどのようなことに興味を抱いているのか掴みやすくなりますよ。

読んだ後に感想を聞かない

絵本を読み終えたあとは、子供がもっとも絵本の余韻に浸るタイミング。ここで、子供の想像力が育まれます。そのときに「どうだった?」と感想を聞いたり質問したりして現実に引き戻すのはNG。子供の中で広がる想像を妨げてしまいます。
読み聞かせ後は、絵本の世界に浸る時間をたっぷりとってあげましょう。

幼児教育におすすめの絵本~0歳児編

Lazy dummy

一般的な読み聞かせでは、あまり抑揚をつけず、大げさな演技をしない読み方がよいとされています。先入観を与えて、子供の想像力を邪魔しないためです。しかし、家庭で楽しむ読み聞かせに決まりはありません。一緒に楽しく読むことが大事で、スタイルは自由です。

「文章を読み終わるまで絶対にページをめくってはダメ」とか「前にもどってはダメ」とか「お話を聞いている間はしゃべっちゃダメ」ということもありません。コミュニケーションを取りながら、読んであげましょう。

ページをめくったあと、ひと呼吸おいてから文章を読み始めてください。絵を眺める時間を作ってあげるためです。ページをめくるのも、ゆっくりめにして文章や絵を味わいながら読み進めてあげましょう。

本によっては、裏表紙にも絵があるものがあります。物語のプロローグやエピローグ、想像できる絵が描かれていたりするので、絵本を閉じて最後まで味わってみてくださいね。

子供は大好きな絵本は何度でも読んでもらいたくなります。嫌がらずに読んであげてください。「おもしろかったね」「こわいところあったね」など、共感を表す声かけをしてあげましょう。

がたんごとんがたんごとん

赤ちゃんは、擬音の繰り返しが大好き。「がたんごとん」の繰り返しのリズムに合わせて、身近なものが汽車に乗り込んできます。コップやスプーン、リンゴなど、シンプルな絵柄で認識しやすいので、「物にはそれぞれ名前がある」ということに気付いてくれます。

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
¥ 880 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

じゃあじゃあびりびり

赤ちゃんにとって、絵本はおもちゃのひとつ。この本は厚手のボール紙にコーティングされていて、舐めたり引っ張ったりしても簡単には破れません。赤ちゃんが自分で本をめくる楽しみも味わえます。生活の中にあふれる擬音は、赤ちゃんにとっても身近な音。「お水、じゃあじゃあ出てるね」など、声かけしながら読んであげましょう。

じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)
¥ 660 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

だるまさんが

はじめての絵本として大人気のだるまさんシリーズ。「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の三冊があります。やさしい絵と、だるまさんのコミカルな表情がとても楽しい絵本です。子供のころに遊んだ、「だるまさんがころんだ」のバリエーションですね。「だるまさんが」といいながらページをめくると、さまざまな姿のだるまさんがいて、赤ちゃんもキャッキャと笑って喜びます。

だるまさんが
¥ 935 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

幼児教育におすすめの絵本~1歳児編

Lazy dummy

はらぺこあおむし

カラフルな美しい絵が特徴のベストセラー絵本です。ページには、あおむしが食べたという体裁の穴があいていて、子供達もおもしろがります。絵本の文章を歌にした読み聞かせ歌もあり、歌いながら楽しむこともできますよ。数の概念を無理なく覚えることができます。

はらぺこあおむし エリック=カール作
¥ 1,320 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

ねないこだれだ

子供が「寝たくない!」とぐずったときの読み聞かせの定番です。「おばけのせかいへとんでいけー」とちょっとこわいまま終わるので、読み終えたらギュッと抱きしめてあげてください。子供は、安心できるパパやママのお膝でこわいお話を読んでもらうのが大好き。子供が不安や恐怖を感じても、「でも大丈夫」と思える心の強さを育みます。

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)
¥ 770 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

きんぎょがにげた

五味太郎さんのシンプルな絵が素敵な絵本です。にげたきんぎょを探して、子供と一緒に楽しめます。「どこににげた?」と問いかけると、「ここ!」と指さしして教えてくれるでしょう。一度見つけたあとも、何度も繰り返し読んで指さししたがります。好奇心を刺激し、観察力を養います。

きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)
¥ 972 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

幼児教育におすすめの絵本~2歳児編

Lazy dummy

はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう

2歳ごろになると、生活習慣のトレーニングが始まります。イヤイヤ期には、絵本を使って楽しく学ぶのがベスト。「はみがきイヤ!」という子も、歯ブラシさんが口の中でどれだけがんばっているかを見れば、「ちょっとがんばろうかな」という気持ちになりますよ。やさしい色合いで、主役の男の子もかわいい本です。しつけのため、と思いすぎず、絵本として楽しめるもの、好きなものを選んで読みましょう。

はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
¥ 1,100 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

まるまるまるのほん

いわゆる「読む絵本」でもなく、「見る絵本」でもない、「触って遊ぶ絵本」です。赤と青と黄色のまるで構成され、「きいろいまるをおして」など、本文は子供への語りかけになっています。子供にまるを押してもらったり、読む人が本をゆすったり、とにかくコミュニケーションを楽しむ本。スマートフォンのアプリを楽しむように楽しめます。能動的な読書習慣への第一歩です。

まるまるまるのほん
¥ 1,430 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

たんじょうびおめでとう

ロングセラー、こぐまちゃんシリーズの1冊。3歳のお誕生日を迎えるこぐまちゃんが主人公です。子供達は、大きくなって少しずつできることが増えてきたこぐまちゃんと自分を重ね合わせて楽しみます。読書はさまざまな疑似体験を積む手段です。自分だったらどうするかな、どう思うかな、と考えるきっかけになる絵本の読み聞かせがおすすめです。

たんじょうびおめでとう (こぐまちゃんえほん)
¥ 880 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

幼児教育におすすめの絵本~英語の絵本編

Lazy dummy

Harry the Dirty Dog

子供達に、英語に親しんで欲しいと思うなら、簡単な単語で構成された絵本がよいでしょう。日本語訳が出ている絵本も、おすすめです。意味がわからないとつまらなくなってしまうので、交互に読んであげるといいですね。「Harry the Dirty Dog」は、日本版では「どろんこハリー」です。英文も簡潔で理解しやすい絵本です。

Harry the Dirty Dog (Harry the Dog)
¥ 681 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

The Very Hungry Caterpillar board book

「はらぺこあおむし」の原書です。あおむしが果物をどんどん食べていくページは、英語のリズムが楽しめます。数や曜日の単語は、覚えるのも簡単で子供もおもしろがります。英語に親しむことを目的に読んであげましょう。

The Very Hungry Caterpillar 英語絵本とmpiオリジナルCD付き
¥ 1,288 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

The Giving Tree

日本版は「大きなき」というタイトルで出ています。旧版は、本田錦一郎さん、新版は村上春樹さんが訳出しており、ラストシーンのおもむきが大きく違います。日本語訳のある本は、訳者によってずいぶん印象が変わりますので、原書で読んでみる読み聞かせ体験もおもしろいでしょう。「どういう意味?」と聞かれたときにどう答えるか、親にとっても難問ですね。

The Giving Tree(English Version)
¥ 1,524 (2019/12/27時点)
(2019/12/27 時点)

まとめ

絵本の読み聞かせは、親と子のふれあいの時間です。教育的効果や、しつけを目的にするのではなく、まずコミュニケーションを楽しむことを第一に楽しみましょう。幼児のうちは、知識を教えこむよりも、好奇心を育て、情緒の安定をはかることが大切です。子供の様子をよく観察し、適切な絵本を一緒に読んであげることが学びへのモチベーションを育てます。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-