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2019年02月14日 18:48 更新

家族旅行で乗りたい観光列車10選!子供が大喜びする人気鉄道とは?

リゾートやテーマパーク、アミューズメントに自然体験など、家族旅行におすすめのスポットや旅の過ごし方はさまざま。そのうちのひとつに、観光列車での旅もありますよね。子供と一緒に楽しむのにぴったりの鉄道は? 家族でぜひ一度乗ってみてほしい観光列車をご紹介します。

子供が喜ぶキャラクター列車4選

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子供を喜ばせたいと思ったとき真っ先に出てくるのは、やはりキャラクターものでしょう。事実、アニメの人気キャラクターやかわいいゆるキャラなどをモチーフにした列車は子供たちに大人気。中でもおすすめの観光列車を4つご紹介します。

アンパンマン列車

言わずと知れた大人気キャラクター、アンパンマン。子供が大好きなアニメキャラクターと言えますよね。アンパンマン列車は四国の各沿線を走る観光列車で、大きくは以下の4つの種類に分かれます。

・予讃線:「8000系アンパンマン列車」(岡山・高松~松山)、「宇和海アンパンマン列車」(松山~宇和島)
・土讃線:「土讃線アンパンマン列車」(岡山~高知~中村)
・「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(岡山~琴平・高松)
・「ゆうゆうアンパンマンカー」(高松→徳島・徳島~阿波池田)

中でもおすすめは、瀬戸大橋アンパンマントロッコ。瀬戸内海をイメージした風景の中にアンパンマンとその仲間たちが描かれたかわいい外観に、まず視線がくぎ付けなるでしょう。車内に入ると、そこはまさにアンパンマンの世界。特に、森をイメージしたトロッコ車内にはアンパンマンのキャラクターがデザインされた木のベンチがならび、瀬戸内海の自然にマッチした夢のような空間になっています。丸木のベンチでアンパンマンたちと写真が撮れる記念撮影コーナーや、楽しい仕掛けもいっぱい。屋内の客室はやわらかいソファ席になっており、赤ちゃん連れにも安心の作りとなっています。もちろん、イスはかわいいキャラクターデザイン。他にも、アンパンマンの絵本がたくさんそろった本棚や、アンパンマングッズが買える売店、広々としたベビーカー置き場に授乳やオムツ交換に使える多目的ルームなど、子供はもちろんママにも嬉しいいたれりつくせりの設備となっています。かわいい列車と美しい瀬戸内海の風景を堪能できる、家族旅行にはもってこいの観光列車です。

また、ゆうゆうアンパンマンカーもおすすめ。こちらは、なんと車内に靴を脱いで遊べるプレイルームが完備されているんです。これなら、移動時間も飽きずに旅行を楽しむことができますね。外観や内装のデザインがアンパンマンの世界一色なのはもちろん、広いベビーカー置き場など、赤ちゃん連れのママにやさしい設備も整っています。

●JR四国ホームページ「アンパンマン列車」
http://www.jr-eki.com/aptrain/index.html

鬼太郎列車

鳥取県の米子駅から、ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるの出身地である境港までを結ぶ沿線を走ります。2018年現在、車体には、「鬼太郎列車」「ねずみ男列車」「ねこ娘列車」「目玉のおやじ列車」「こなき爺」「砂かけ婆」が描かれています。それぞれに特徴的なデザインで、外観はもちろん車内にもキャラクターのイラストが描かれているので、ファンはもとより子供から大人まで人気を博しています。

沿線上の15の駅に愛称が付いているのも見どころのひとつ。例えば米子は「ねずみ男駅」、博労町は「コロポックル駅」、富士見は「ざしきわらし駅」など、日本国内で語り継がれる代表的な妖怪の名前が愛称となっているんです。どの駅が何の妖怪なのか、知っている妖怪がいくつあるかに注目しながら移動するのも楽しいですね。また、沿線上の駅には水木しげるロードや記念館、妖怪神社や妖怪大壁画など、ここでしか見れない妖怪スポットがいっぱい。日本海や島根半島を一望できる「夢みなとタワー」や、昭和初期時代の町並みを再現した「みなとまち商店街」、海と四季の大山を望む緑地公園、展望露天風呂が自慢の日帰り入浴施設「みなと温泉館」も、ぜひ立ち寄ってほしいスポットのひとつです。

●境港市観光協会ホーム―ページ「JR境線 鬼太郎列車のご案内」
http://www.sakaiminato.net/c817/map/youkairesshazikokuhyou/

海洋堂ホビートレイン

おもちゃのフィギュアメーカーである海洋堂とのコラボで作られた、四国の予土線沿線を走る観光列車です。1代目の恐竜から3代目かっぱの世界まで、代を継いで車両コンセプトを変えながら運行しているので、次はいつどのようなコンセプトに変わるのかも注目したいポイント。

現在運行中のかっぱの世界では、車両はもちろん、シートやカーテンまでさまざまな種類のかっぱでデザインされています。車内には四万十ひのきを使ったショーケースにかっぱのフィギュアやジオラマも展示。親子かっぱとの記念撮影ができるブースもあります。また、車内アナウンスは鉄道マニアのスギテツさんがプロデュースしたかっぱの声と、とにかくかっぱづくし! フィギュアやかっぱに興味がなかったとしても、その楽しい世界観は一見の価値があります。四国に行った際にはぜひ一度乗ってみてほしいマニアックな観光列車です。

●JR四国ホームページ「AMAZING! TRAIN KAIYODO NEW HOBBY TRAIN」
http://www.jr-shikoku.co.jp/yodo3bros/hobbytrain/index.htm

あそぼーい!

吸収の阿蘇~別府間を走る列車です。阿蘇の大景観を満喫できる全面展望のパノラマシートはもちろん、遊び場やカフェなど、これぞまさに観光列車といった設備が満載。いつでも窓側が子供席になるよう配慮された転換クロスシートの親子席には、かわいい子犬「くろちゃん」のデザインが。他にも、車内の至る所にくろちゃんがおり、その愛らしさに子供はもちろん大人もほっこりするでしょう。

広々としたソファと窓に面したベンチを配したラウンジ、寝転がることもできる和室など、家族旅行にぴったりの共有スペースがあるのも魅力。また、車内販売を楽しめる「くろカフェ」には子供用の低いカウンターも設けられています。さまざまな絵本が置かれた図書室や、木でできたボールで遊べる木のプールなど、子供が楽しめる設備も完備。広い車内と清潔感あふれるデザインも含め、すべてにおいてお子様連れのための観光列車といっても過言ではないでしょう。

●JR九州ホームページ「特急あそぼーい!」
https://www.jrkyushu.co.jp/trains/asoboy/

子供ウェルカムな観光列車4選

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観光列車で美しい景色を見ながら移動を楽しみたい、とは思うものの、小さい子供がいるとちょっと気が引ける……という方も少なくないでしょう。そこで、ここからは親子にやさしい子供ウェルカムな観光列車をご紹介します。こんな列車なら、小さなお子様がいても気兼ねなく利用できますね。

リゾートやまどり

大宮から群馬の長野原草津口間を走る観光列車。大きな窓からは吾妻の大自然を望め、沿線上の駅では歴史やお土産めぐり、名湯めぐりを楽しむことができます。車内は広々とした3列シートとなっており、先頭車両となる1号車と6号車には開放的な展望室もあります。中でも、お子様連れに嬉しいのがキッズルーム。広々としたスペースにはかわいいおもちゃもあるので、小さいお子様がいても安心して旅を楽しむことができます。中之条駅には100分停車するので、中之条の街歩きを楽しむ電車の旅を楽しんでもいいですし、草津温泉を楽しむついでに乗ってみるのもいいですね。

●JR東日本ホームページ「ぐんま旅 リゾートやまどり」
http://www.jreast.co.jp/takasaki/yamadori/

指宿のたまて箱

鹿児島中央駅~指宿間を走る、竜宮伝説をテーマとした鹿児島の観光列車です。テーマにちなみ、ドアが開くと玉手箱に見立てた煙(ミスト)が出るという楽しい演出も。海側は全席が海に面したカウンター席となっており、錦江湾と桜島を眺めることができます。2号車には子供用に設けた背の低いカウンターとキッズチェア、本棚があるソファコーナーも完備。本棚には絵本もそろっています。フォトパネルを使っての記念撮影など、旅の思い出作りができるサービスも。子供と一緒に美しい景観を楽しめる、親子に嬉しい観光列車です。

●JR九州ホームページ「特急 指宿のたまて箱」
http://www.jrkyushu.co.jp/trains/ibusukinotamatebako/

海幸山幸

宮崎~南郷間を走る観光列車。名前どおり海岸線と緑豊かな山間の両方を走る、宮崎の自然を満喫できるリゾート急行です。特筆すべきは、その車体の美しさ。ベースとなる真っ白な車体の真ん中に日南市の特産「飫肥(おび)杉」を使ったモダンなデザインは、見るものをうっとりさせます。

車内は広々とした3列シート。チェアはリクライニング使用で、ゆったりとくつろぎながら南国の景色を堪能することができます。また、ぜいたくなまでに広々としたソファ席もあり、くつろぎの一時を過ごすことができます。サービスカウンターには宮崎の郷土玩具や飫肥杉製のおもちゃを展示。海幸山幸伝説を紹介する手作りの紙芝居も上演するなど、子供が楽しめるコンテンツもそろっています。

●JR九州ホームページ「特急 海幸山幸」
https://www.jrkyushu.co.jp/trains/umisachiyamasachi/

A列車で行こう

こちらも九州の観光列車。熊本から三角までを結ぶ特急で、三角港から天草宝島ラインのシークルーズに乗り継ぐこともできます。ジャズの名ナンバー「A列車で行こう」を名前に冠したこの列車は、16世紀の天草に伝わった南蛮文化をテーマにデザインされた、古き良き時代を思わせる大人旅にふさわしいドラマティックな特急として人気です。

大人旅にふさわしいとはいえ、子供用のカウンター席や家族に嬉しいボックス席もしっかり完備。お子様連れの大人にもやさしい作りとなっています。子供用カウンター席の後ろには大人がくつろげるソファ席があり、子供から目を離さずにゆったりと旅を楽しむことができます。シークルーズに乗り継ぐこともでき、沿線上の松島(前島港)ではイルカウォッチングができるクルージングを楽しむことも。子供との旅行にもぴったりの観光列車なので、九州旅行を計画する際はぜひこちらもコースのひとつとして検討してみてください。

●JR九州ホームページ「特急 A列車で行こう」
https://www.jrkyushu.co.jp/trains/atrain/

子供を乗せてあげたいSL観光列車2選

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電車好きな子供はもちろん、そうでない子でも興奮すること間違いないのがSL列車での旅。大人にとっても、一度は乗ってみたいロマンだと思います。子供も大人もワクワクする、家族旅行におすすめのSL観光列車をご紹介します。

SLばんえつ物語

1999年4月29日から磐越西線で復活したSL(C57-180)。新潟から会津若松までを定期的に運行しているので、乗車スケジュールを立てやすいのが魅力です。車内には子供が遊べる広々としたフリースペース「オコジョルーム」や家族全員で楽しめる「オコジョ展望車両」など、小さいお子様連れに嬉しい設備がいっぱい。また、紙芝居やぬり絵、折り紙、SLスタッフによるじゃんけん大会など、さまざまなお楽しみも用意されています。磐越西線の四季折々の美しい景観を家族みんなで楽しめる、家族旅行にぴったりのSLです。

●JR東日本ホームページ「SLばんえつ物語」
http://www.jrniigata.co.jp/train/banetsu/

SL人吉

まとめ

熊本~人吉間を定期運航している九州のSL観光列車です。重厚な車体、吹き上げる煙とともに鳴る汽笛、線路を走る車輪の音など、これぞ蒸気機関車と言える趣は、子供には興奮を、大人には時代を超えた感動を与えてくれるでしょう。球磨川沿いの美しい景色はもちろん、窓を流れるSLの煙も、より一層心を浮き立たせます。

車内には趣向を凝らしたさまざまな展望ラウンジや、軽食、飲み物、グッズなどを提供するビュッフェ、本棚を設けたソファ席の「SL文庫」、機関車の模型を展示したライブラリーやミュージアムコーナーなど、さまざまな設備が整っています。ラグジュアリーな気分で家族旅行を楽しめる、夢のSLです。

●JR九州ホームページ「SL人吉」
http://www.jrkyushu.co.jp/trains/slhitoyoshi/

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リゾートやアミューズメントと同様、観光列車も一度は経験してみたい旅の楽しみですよね。大人同士でなければ難しいと思われがちですが、意外に子供大歓迎の列車も多く、家族旅行でも十分楽しむことができます。キャラクター列車や小さいお子様向けの列車はもちろん、大人向けのラグジュアリーな列車から夢のSLまで、家族で利用できる観光列車は多いので、気になるものがあったらぜひチェックしてみてください。

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