育児 育児
2018年12月09日 09:42 更新

女の子二人は難しい?姉妹の子育ての悩みとコツ

公園などで、おそろいの髪型・洋服で仲良く遊んでいる女の子2人に出会うと「幸せそう」「姉妹っていいなあ」なんて思うこともあるはず。おとなしく育てやすいイメージがある女の子ですが、姉妹となるとまた変わってくるのでしょうか。今回、姉妹の子育てのコツについてまとめました。

女の子二人姉妹!上の子と下の子でどう違う?

Lazy dummy

生まれた順が性格の形成に影響を及ぼすという話を聞いたことはありませんか? 同じ女の子でも、先に生まれたか、後で生まれたかによって、性格に若干の差が出るようです。具体的にどのような特徴があるのかご紹介します。

上の子の性格の特徴・接し方

姉は、「まじめ」「しっかり者」「我慢強い」「責任感がある」と評価されることが多いようです。親にとっては初めての子供で、子育てにも若干神経質になりがち。しっかり育てなければという思いも強く、その真面目な親の姿勢が、子育てにも影響するようです。

責任感があり、言われたこと・やろうと決めたことは、粘り強く最後までやり遂げる根気強さもあります。しかしその一方、何かあっても一人で全部背負い込んでしまうという面も。我慢することが多かったためか、困ってもヘルプの声を上げたり、人に甘えることが苦手です。自分の感情を後回しにして、周囲の感情や欲求を優先する傾向もあるようです。

しっかりしているように見えても、甘えたい気持ちに蓋をしている長女。たまにはママと二人で出かけて、たっぷり甘えさせてあげましょう。また、すべてを背負いこまないように、「困ったときはママやパパに相談する」「自分が我慢さえすればいい、とは思わない」ことを伝えるのも大切です。

下の子の性格の特徴・接し方

生まれた時からずっと姉と一緒で、姉が叱られている様子や失敗している様子も間近で見ている妹。そのため、どうしたら叱られずに済むのか、うまく物事を運ぶことができるのかを、習得する力に優れています。

親も、1人目のときは子育てに少し神経質であることが多いのですが、2人目となると要領もわかり、大らかに育児ができるようになります。「しっかり育てなければ」という力みもなくなるので、その分、姉よりも甘やかしてしまうことも。「もうヤダ」と物事を途中で放り出したとしても、姉や親が手助けをしてしまうことも多いようです。このような環境から妹は要領がよく、立ち回りもうまく、甘え上手な性格になる傾向があるとされています。

生まれたときから姉や親に守られてきた妹は、安易に人に頼ってしまうという短所もあります。責任感を持たせるためにも、家のお手伝いをさせたり、最後までやり遂げることに挑戦させることも必要です。年齢が家族の中で一番下だと、つい過保護になりがちですが、親は先回りせず、子供の行動を見守りましょう。

二人姉妹のパパ・ママのよくある悩み

Lazy dummy

男の子の兄弟の場合、「乱暴」「ケンカ」「物を壊す」といった悩みが多いものですが、姉妹の場合はどのような悩みがあるのでしょうか? よくある姉妹間のトラブルやパパ・ママの悩みをまとめました。

口喧嘩が激しい

男の子と比べて、女の子は口が達者。ケンカも男の子はすぐに手が出るのに対し、女の子は口撃(こうげき)になることが多いようです。お互いをよく知っているからか、言われてイヤなことや傷つくことも分かっているだけに、一度、口喧嘩に火がつくとなかなか収まりません。どこで覚えてきたのか、大人顔負けの発言をしたり、容赦なく相手を非難・罵る言葉に、ママもショックを覚えるかも。「お友達とも、こんな激しい口喧嘩をしていないか」と心配になってしまいますよね。

喧嘩すると長引く

それぞれの性格にもよりますが、女の子同士の場合、一度ケンカをすると長引くことが多くなります。口喧嘩が終わったかと思ったら、次は相手を無視したり、お互い口をきかなかったりが数日間続くことも。

本来、仲良しの姉妹なので、本当は仲直りをしたいと思っているのですが、なかなか自分から「ごめんね」と言えないことから、冷戦状態が長引きます。どちらかの「仲直りしたい」という気持ちを察して、ママやパパがうまく間に入り、姉妹の仲を取り持つこともたびたびあるかもしれません。かと思うと、数分前のケンカはどこへやら、いきなり何事もなかったかのように仲直りをする場合もあります。「いつまでもケンカしたままだったら……」とママは心配になるかもしれませんが、姉妹間でコミュニケーションスキルを磨く機会ととらえ、のんびり構えるのもいいかもしれませんね。

二人姉妹の育児のポイント

Lazy dummy

仲がいいときはお互いを思いやることが多い姉妹。たまにはケンカもいいですが、頻繁に言い争いを聞くのはパパ・ママとしても精神衛生上よくありませんね。そこで姉妹の仲良しが長続きするヒントをまとめました。

嫉妬心をかきたてない

女の子は基本的に嫉妬深いものです。うかつに姉妹どちらかだけを褒めてしまった場合、褒められなかった方は悔しく、ママにやつあたりをしたり、姉妹ケンカが始まってしまうかもしれません。

姉妹がそろっている場では、「可愛いね」「えらいね」「すごいね」といったほめ言葉は、片方だけにかけないようにしましょう。姉・妹どちらかの「ほめてねアピール」「見て見てアピール」が激しい時は、片方をほめると同時に、もう一人の方もほめるようにします。祖父母にも伝えておくと、おじいちゃん・おばあちゃんの前で激しい口喧嘩になることも防げそうですね。

何か買うときはふたり同じもの

かわいい服などを見ると、「お姉ちゃんに買ってあげて、そのあとはおさがりとして妹に回そう」なんて考えてしまいがちですが、これも一歩間違うと女の子の嫉妬の心に火を付けてしまうかも。何か買うときは、ふたり同じものにすると、後々のケンカを避けることができるでしょう。

ふたりが協力できる遊びをする

女の子は比較的、何かを作り上げたり、共同作業をすることが好きなようです。2人で折り紙などで商品を作っておみせ屋さんごっこをしたり、おもちゃのビーズを使ってアクセサリーなどを作ってもいいですね。幼稚園くらいの年齢は、2歳くらいの差があると、手先の器用さがかなり違ってきます。妹に「お姉ちゃんは折り紙が上手」「こんなに上手にアクセサリー造れるなんてすごい」といった尊敬の気持ちが芽生えるかもしれません。

まとめ

しっかり者でまじめな姉と、甘えん坊でちゃっかり者の妹。時には激しい口喧嘩もあり、近くで見ているママはイライラしたりハラハラしたりと心落ち着かないこともあるでしょう。でも成長するにつれ、お互い、うまく距離を取り合うようになってきます。小さい頃は大変でも、後々、同性であるママのよき理解者になってくれるはずですよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-