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2018年12月08日 16:41 更新

男兄弟の育て方!長男・次男・末っ子で接し方も違う?

男の子を育てていると、遊び方や物事への関心・興味などママにとっては理解できないことばかり。男の子1人だけならまだしも、これが男三兄弟ともなると、ママはどうやって育てていったらいいのか戸惑ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、ママが悩みがちな男兄弟の子育てのコツをご紹介します。

ママが悩みがちな男の子の育児

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同性である女の子とは異なり、「男の子は何を考えているのかわからず困る」というママも少なくありません。男の子のママは具体的にどのような点に悩んでいるのでしょうか。

男の子育児で多い悩み

ママがまず理解できないのは、「男の子の突飛な行動」。外遊びに出かけても、女の子は比較的ママのそばにいたり、お友達同士で集まってごっこ遊びなどをすることが多い傾向にありますが、男の子はとにかくじっとしておらず、突然走り出したり、高いところから飛び降りるなど危ない遊びなどをすることが多々あります。部屋を散らかしたり、おもちゃの扱いが乱暴な男の子も多いようです。悪ふざけをしたり、「おしり」「うんち」といった言葉を連呼することもあるでしょう。注意しても言うことを聞かず、友達と一緒だとさらにその悪ふざけがエスカレートする場合もあります。

男兄弟で多い悩み

前項で紹介したように、悪ふざけやいたずらなどは、男の子同士が一緒にいると、より激しくなりがちです。兄弟同士だと遠慮がないため、さらにエスカレート。しつこいほどに何度も何度も繰り返すので、ママも最初のうちは穏やかに接しようと思っていても、しまいには堪忍袋の緒が切れることもあるかもしれません。

また、悪ふざけやいたずらのほか、お互いの考え方の違いからケンカすることも多くなります。口ケンカだけで終わればいいのですが、ついつい手が出てしまうことが多いのが男の子。「ぶたれて悔しいから叩き返す」「痛いからお返しする」「手だけでは負けるから、物(本やおもちゃなど)を使って叩く」といった繰り返しでケンカに収拾がつかず、ママが止めに入ることもあるでしょう。

遊び方もダイナミックで、テーブルやたんすなど高いところによじ登ったり、人気キャラクターの真似をして長い棒を振り回したりすることもあります。あちこち動き回るだけにケガも多く、力も強いので物を壊してしまうこともよくあるようです。

男の子三兄弟それぞれの特徴・接し方

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男の子ならではの特性に加え、一人ひとり違う個性。さらに生まれた順番も、性格の形成に影響を及ぼすと言われています。男の子3兄弟の長男・次男・末っ子のそれぞれの性格の特徴や接し方についてまとめました。

長男の性格の特徴・接し方

下に弟がいるぶん、「自分が見本にならなければ」という気持ちが強い長男。しっかり者で、だれかの世話をしたり、教えてあげるといったことも得意です。しかし責任感が強い分、困ったことがあっても人になかなか頼れず、自分ひとりで抱え込んでしまったり、弟たちの責任も自分にあると考えて、必要以上のプレッシャーを抱えてしまう場合も。

しっかりしているように見えるため、親はついついその強さに甘え、弟たちの面倒を任せてしまったり、「お兄ちゃんなんだから」と我慢させることもしてしまいがち。でも、実は長男は、甘えたい気持ちを抑えて気丈に頑張っているケースが多いのです。長男が甘えるタイミングを逃さないよう、「お兄ちゃん」であることを強要しない声かけを心掛け、抱きしめるなどのスキンシップの機会もたくさんもつようにしましょう。

次男の性格の特徴・接し方

親も二人目であるせいか子育てに余裕ができ、長男よりも子育てに神経質になることは少なくなります。三人目が生まれると、親はどうしても手がかかる末の子にばかり目を向けてしまいがちです。そこで次男は自分の存在を認めてもらうために、周りの注目を集める行動をすることが多くなります。そのため、社交的で誰とでも仲良しになれ、人を楽しませることが好きで、お調子者といった性格になる傾向が高いようです。

また、兄・弟の間に挟まれ、その間を取り持つことも度々あることから、さまざまな人間関係においても仲裁役としての役割を果たすケースも多いようです。

男3兄弟の場合、長男と末っ子が仲良くなることが多いので、中間子の次男があぶれてしまうことがあるようです。親もつい「2人目だから」と目を離してしまうことが多くなります。しかし、実は次男は「自分に注目してほしい」という気持ちがとても強いもの。自分を見てほしいがために、いたずらしたり、ちょっかいを出すこともあるのですが、親はそのいたずらの行動だけを見て叱らないようにしたいものです。いたずらの裏に隠された次男の「自分を見てほしい」という気持ちもくみ取ってあげたいですね。

末っ子の性格の特徴・接し方

家族の中で一番年下の末っ子。長男や次男のいたずらにイライラしている中、幼くかわいい末っ子の笑顔に癒されるママもいることでしょう。さらに「この子が最後の子かも」と思うと、つい何でも許してしまいがち。そのため、末っ子は甘やかされて育つことが多いようです。

末っ子は、生まれた時から上の兄弟の姿を見て育つので、要領がよく、空気を読む力に長けています。兄二人のケンカや容赦のないやりとりも見ているため、少し荒っぽく、大人びた性格であることも。人に頼ることが上手な人が多いのも、甘えやすい環境が影響しているのかもしれません。

しかし、何事にもお膳立てされていることが多いためか、自分で計画を立てたり、最後まで自分が責任をもつようなことが苦手です。責任感を持たせるためにも、お手伝いをさせたり、最後までやり遂げる何かにチャレンジさせる経験も大切と言えるでしょう。末っ子はつい過保護になってしまうものですが、子供の責任ある行動力や決断力を養うために、手出しをせず見守ることも大切です。

男兄弟の育て方のポイント

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同じ男の子でも、生まれた順によって性格は異なるもの。それぞれに気を付けたいポイントについて説明しましたが、そのほかにも男兄弟全体を通して注意するべきポイントはあるのでしょうか。

上の子供を意識して可愛がる

下に子供が生まれると、どうしてもママは手のかかる小さな子供を優先してしまいます。でも上の子供にとっては、それまで独り占めできたママの愛情が一気に下の兄弟に奪われたのには納得がいきません。わがままを言ったり、いたずらしたり泣いたりして、ママを振り向かせようと必死になります。

ママが大切にしたいのは、ここで「お兄ちゃんなんだから」と言わず、上の子供を意識して可愛がること。「こんなに甘えさせていいのかな」と思うくらいでちょうどよいのだそう。下の子供が寝ている間に上の子供とスキンシップしたり、たまにはパパに下の兄弟のお世話を頼み、上の子供と2人でお出かけしてもいいですね。「自分も愛されている」という気持ちで満たされると、過度のいたずらやわがままは少なくなりますよ。

上の子供に頼る

「お兄ちゃんなんだから」は避けた方がいいフレーズ。一方、長男・次男の子供の自尊心を満たす言葉として「さすがお兄ちゃん」というものがあります。

上の子供には、簡単なママの家事のお手伝いや、「おむつを出す」「下の子供の着換えを手伝ってもらう」などのお世話を頼んでみましょう。どんなに時間がかかっても、うまくいかなかった時でも、「お手伝いしてもらってとても助かった、ありがとう」とほめるようにします。最後には「さすがお兄ちゃん、すごいね」という言葉をプラスしましょう。上の子供の自信にもつながります。

しかし、注意したいのは、子供にお手伝いをお願いするときのタイミングです。上の子供が何かに夢中になっている時や、お友達と楽しく遊んでいる時などは避けましょう。

兄弟がやさしかった話を伝える

下の子供を妊娠中、上の子供たちは誕生を待ちわびたり、ママと一緒に名前を考えたりしたことはありませんでしたか? 誕生後は、寝ている赤ちゃんに毛布をかけてあげるなど、優しい行動を見たママも多いはずです。

下の子供が言葉を理解できるようになったら、これらの上の兄弟の言葉やエピソードを、下の子供に伝えるようにしましょう。逆に、上の子供にも「お兄ちゃんは優しいから大好きって言っているよ」などの言葉を伝えるようにします。兄弟の年の差が2歳差・3歳差くらいだと、ぶつかる機会も多くなるので、ケンカも度々あることでしょう。ケンカはつきものですが、こうやってお互いの思いやる気持ちがわかっていれば、仲直りもしやすくなるのではないでしょうか。

まとめ

遊び方や好みが似ていることが多いため、おもちゃなども共有でき、仲良く遊ぶことができるのも男兄弟のメリット。子供が小さいうちは動き回るので、追いかけるママも運動量が多くクタクタになり、男の子独特の理解できない行動もイライラするかもしれませんが、それはきっと一時期のこと。男兄弟は団結力が強いため、いざという時はママを守ってくれる強い味方になってくれるはずですよ!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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