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2018年11月20日 09:34 更新

英語育児のすすめ! 語りかけや絵本でバイリンガルに育てる

「英語が話せたらいいな」「外国人と英語でコミュニケーションが取れたら楽しそう」と考えるママへ。英語育児を実践してみませんか。家庭内でできること中心にご紹介します。

英語育児を始めよう

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英語ができる子供に育てたいなと思いつつも、何から始めたらよいのか迷いますよね。英語育児や英語教育はどのように取り組めばよいのか、ヒントとなる情報をお届けしますので、参考にしてみてください。

英語育児とは

子育てのなかに”英語”を取り入れていくのが英語育児です。週1~2回の英会話教室や幼児英語に通うのも悪くないですが、毎日の生活において英語で話しかけたり、英語にふれていく育て方をして、英語を身近なものにしてみてはいかがでしょうか。

バイリンガルも可能? 英語育児のメリット

”子供のほうが大人に比べて言語を習得する能力が高い”ということを、よく耳にするかもしれません。語学習得能力が低下する「臨界期」までは新しい言語を覚える能力が非常に高いと言われているのです。厚生労働省の報告書によると、臨界期は8歳くらいがピークで20歳くらいまで続くと想定されているそうです[※1]。いずれにしても低年齢のうちに言語を習得すればバイリンガルも可能だということになるでしょう。

幼いころから英語育児をしていれば、英語で話すこと、英語を読むこと聞くことが日常となります。英語が楽しいという感覚がもてれば、学校での授業やコミュニケーションも抵抗なく自然と身につけることができ、英語の成績につなげることもできるようです。

英語育児・英語教育の始め方

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日常会話に英語を取り入れる

最初から英語のテキストやDVDで英語育児を始めるよりも、日常会話に取り入れていくのがおすすめです。簡単な表現を少しずつ会話の中に混ぜていくと、英語を使うことが自然になっていくでしょう。最初は一方的で構わないので、要所要所で取り入れていく意識をしてみましょう。英語でどう表現したらよいかわからないときは、きちんと調べてから使うことが大切です。短いフレーズのものから学習し、日常会話へ織り交ぜていきたいですね。

英語の絵本・歌・DVDを取り入れる

「絵本」は基本的なフレーズや単語が繰り返されていたり、ショートストーリーならばママも挫折することなく読み聞かせができるでしょう。絵本を朗読した「CD」もあるので、正しい発音を学びたいとき、聞かせたいときに活用してみてください。

「歌」を歌いながらというのも楽しく英語を覚えられる方法です。体の部位を歌にしたものや服を着る、帽子をかぶる、出かけるなど生活シーンを歌にしたもの、会話形式になっているものなどいろいろあります。振り付けがあるものは一緒に踊りながらやると楽しめますよ。

「DVD」も種類が豊富ですが、DVDをただ見せているだけでは英語育児につながりにくいかもしれません。英語を習得する目的よりも、英語のDVDを楽しめるかがポイントのようです。英語に苦手意識のある子供はDVDも楽しめない=見たがらないので、英語へ興味度がわかる目安にもなるでしょう。

英語育児成功のポイント

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「英語=楽しいこと」と思わせる

楽しくなければ、どんなものにも興味をもたないどころか拒絶をしてしまう可能性もあります。英語も同じく楽しいと思わせることが英語育児にとってとても重要なポイントになります。ママやパパと一緒に英語を勉強してもよいですし、教えることができるならば、とにかく楽しめる工夫をするとよいでしょう。

英語嫌いにさせない、英語育児を失敗しないために、「これくらいは覚えようよ」「前にもやったよね」など強要する言葉を投げることはNGです。上達してほしい、覚えて欲しい、早く英語で話せるようになってほしいという期待はかけず、会話や絵本や歌を好きになってもらえれば充分という思いだけで取り組んだ方がよいようです。幼少期に英語嫌いになると、成長しても引きずる可能性があるので、どう向き合うか慎重さも必要になるでしょう。

親が英語で語りかける

英語教材や絵本を利用するだけではなかなか英語育児は成功しないものです。生活の中でママやパパが語りかけていくと、自然と英会話が飛び交う環境づくりができるでしょう。

■朝起こす時:It's 7 Already

■美味しいか聞く時:Yummy?

■早くして欲しい時:Hurry up!

■片付けて欲しい時:Put your toys away.

など、ふだんの声かけや語りかけを英語にしてみましょう。また、子供に質問されたら英語で返すのも有効のようです。

◆「これ、何色?」→「It’s blue」

◆「今日は何曜日?」→「It’s tuesday」

というように、初歩的な単語で答えてあげると自然と耳に残り、覚えていくようです。

絵本の読み聞かせは簡単なものから

ページ数の少ないものがおすすめです。内容もいきなり難しものではなく、基本的なフレーズや簡単な英語が繰り返されているものがよいでしょう。短いなかにもストーリー性があると、子供も飽きずに聞いていられるので選ぶ際に、レベルや内容の確認をしっかりしたいですね。

英語で褒めてあげる

子育てをする際、たくさん褒めてあげることはとても大切です。褒めてあげるときも英語を使っていろいろな褒め方をすると子供の嬉しさが増すかもしれません。

■Good!!

■Nice!

■Great!

■Amazing

■Fantastic

■Cool

など、褒めると言ってもこれだけの表現方法があり、ニュアンスもそれぞれ変わってきます。感情を込めて言葉にすると思いが伝わりやすいので、褒める機会を増やしぜひ使ってみてください。褒められるとより英語が好きになるかもしれませんね。

まとめ

英語育児をするためには、絵本やDVDなどの教材だけではなく、ふだんから英語でコミュニケーションを取っていく環境づくりが大切なようです。英語を楽しむ親の姿を見て、子供も英語が好きになっていく傾向が強いことを意識し、一緒に取り組んでいきたいですね。親子でバイリンガル、目指してみませんか。

[※1]厚生労働省ホームページ(資料6)情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会報告書(抄)P24
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0519-6l_0003.pdf

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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