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2019年12月17日 18:41 更新

着替えの幼児への教え方!脱ぐ・着る・履くも一人でできるのはいつから?

子供は何歳ごろからお着替えができるようになるのでしょうか。洋服の脱ぎ方、着方、靴の履き方が一人でできるようになるためには、どのように教えていけばよいのかをみていきましょう。

幼児の一人着替えはいつから?

Lazy dummy

離乳食が始まり、スプーンやフォークが使えるようになって、手先が器用になってきたと感じたら、次は一人でのお着替に興味を持ち始める子もいるでしょう。何歳ごろから練習を始めればよいのか、年齢別の教え方、そしてコツなどを参考にしてみてください。

一人でスムーズに着脱できる年齢

自分一人で立っていられるようになると、着替えのときにバンザイをしたり肩を抜いたりして服を脱がせやすくしてくれます。またズボンを穿くときは足をあげたりと着脱しやすいように体を動かしてくれることも多くなるでしょう。1歳代では興味を持ち始める子もいますがまだ一人で着替えができる子は少ないようです。

着替えるのが上手になってくるのは2~3歳と言われています。

2~3歳の幼児への着替えの教え方

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トップスの着替え方

1.「前」となる方を下にしておきます
2.トップスの形をできるだけ崩さないように取らせ、頭を入れます
3.首の穴から頭を出します
4.片方の腕から洋服の中に入れ、袖口から指、手、腕の順で通していきます
5.両腕が終わったら、すそを引っ張って整えます

ボトムスの着替え方

1.「前」を上にしておきます
2.ウエストの部分を両手でもって、片方の足のつま先からズボンに入れます
3.すそからつま先を出します
4.もう片方の足も同様にします
5.両足がすそから出せたら、立ち上がります
6.ウエストまでズボンを引き上げます

4~5歳の幼児への着替えの教え方

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トップスの着替え方

1.どちらが「前」かを確認させ、「前」となる方を下にしておきます
2.トップスの形をできるだけ崩さないように取らせ、頭を入れます
3.首の穴から頭を出します
4.片方の腕から洋服の中に入れ、袖口から指、手、腕の順で通していきます
5.両腕が終わったら、すそを引っ張って整えます

※前が開く服の場合
1.ボタンやファスナーなどは外します
2.「前」となる方を上にしておきます
3.先に腕を通す方をつまみ、袖に腕を通します
4.次に通す腕を背中にまわし、袖を探して腕を通します
5.中央で身ごろを合わせて、ボタンやファスナーをかけていきます

ボトムスの着替え方

1.どちらが「前」になるか確認させ、「前」を上にしておきます
2.ウエストの部分を両手でもって、片方の足のつま先からズボンに入れます
3.すそからつま先を出します
4.もう片方の足も同様にします
5.両足がすそから出せたら、立ち上がります
6.ウエストまでズボンを引き上げます

着替え成功のコツ

Lazy dummy

着替えの練習は時間に余裕があるときに

子供に何かを教えるというのは、予想以上に手間も時間もかかるものです。着替えも同様に教えるときは、ママやパパが時間に余裕があるときをおすすめします。

じっくり時間をかけて丁寧に一つ一つの動作を根気よく教える必要があるため、時間に余裕のないときはなかなか上手に着替えられない子供にイライラしてしまうかもしれません。

タイミング悪く子供が練習をせがんできたら、おだやかに対応しなぜ今は教えてあげられないのか、いつなら教えてあげられるかをやさしく伝えてあげましょう。

着脱しやすい洋服・パジャマを用意する

新しいこと「着替え」に挑戦したいという子供の気持ちを尊重し、実現させられるよう簡単に着脱しやすい洋服を選ぶことも大切です。

■ゆったりとした大きさ、デザイン
■伸縮性に優れた素材
■前後がわかりやすい
■首回り、袖口、すそが広め
■長袖より半袖、長ズボンより半ズボンで練習を開始
■トップスは被るタイプから練習を開始
■ボトムスのウエストはゴム仕様 
■ボタンは大きめのもの
■靴はひもで結ぶタイプではなく、マジックテープのもの

このようなポイントをおさえておくとよいでしょう。また、パジャマを着替えの練習に用意するのもおすすめです。お風呂上りは比較的時間に余裕があることやパジャマの素材などが着脱しやすいことからパジャマで着替えの練習をするおウチも多いようです。

大人が脱ぐ・着るのお手本を見せる

着替えに興味を示し始めたら、まずは親の着替え方を見せてあげましょう。このときトップスは袖を先に通す方もいらっしゃると思いますが、子供が着やすいのは先に頭を入れる方法になりますので、いつもとは変えて着替えをしてあげてくださいね。ボトムスも同様、立ちながら穿くのではなく最初は座った体勢からスタートするなど、子供が真似をしやすいようにお手本となるような着替えを言葉にしながら見せてあげましょう。

さりげないサポートをする

一枚の洋服を着るまでにたくさんの工程があるので、最初は要所要所でサポートが必要となります。

●洋服の「前」と「後ろ」の確認
●最初にどこをもつと着やすいのか
●頭や腕、足を出す穴が探せないとき
●ボタンのかけちがい
●靴を履くとき左右の確認
●靴を履きやすいように、準備をする

などになります。

ただし、子供のやる気を損なわないように、そっと手を貸す程度にするのがポイントです。着替え終わった後、子供自身が達成感を味わえるようさりげないサポートを心がけましょう。

また、うまくできずに途中でSOSを出してくる場合もあるでしょう。そんなときは少し手厚いサポートに切り替え、自信をもたせてあげると次の着替えにつながります。

うまく一人でできたら褒めてあげる

上手に着替えられたら、たくさん褒めてあげましょう。「また次も一人で着替えたいな」「今度は別の洋服で挑戦したいな」という意欲につながります。どんなに時間がかかったとしても、やる気と一生懸命取り組めた姿勢をたたえ、認めてあげることが大切です。「上手だね」「すごいね」「カッコいいね」などの声かけを!

まとめ

Lazy dummy

子供が自分一人で着替えてくれたら、ママはかなり楽になりますよね。幼稚園や保育園に入ると、一人でお着替えする機会も増えるので、子供が困らないように興味を持ち始めた時期を逃さずに教えてあげたいですね。一生懸命手元や足元を見ながらお着替えする姿に成長と愛おしさを感じながら、見守っていきましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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