ベビー服の黄ばみはどう落とす?染み抜きの仕方やおすすめの漂白剤など
天使のような存在の赤ちゃんには、いつもきれいな服を着せてあげたいですよね。でもいつの間にか黄ばみや染みができていて、黄ばみってどうすれば落とせるの? と焦ったり、どうせ落ちないよねとあきらめていませんか。今回はそんなママへ耳寄りな情報をお届け! 黄ばみ、染み抜きの方法や漂白剤についてご紹介します。
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気になるベビー服の黄ばみ
新生児・乳児のころは肌着を含め白い服が多いですよね。着替えも多く洗濯をきちんとしているつもりなのに、気になる黄ばみはママたちの悩みの一つのようです。そこで今回は黄ばみの取り方や染み抜き、おすすめの洗剤などを取り上げていきます。ぜひ参考にしてみてください。
新生児服・赤ちゃん肌着が黄ばみやすい理由
赤ちゃんが飲む母乳やミルクには脂質という成分が多く含まれています。まだ母乳やミルクを上手に飲めない赤ちゃんは吐いたり、上手に飲めなかったりして、ミルクの脂質が着ているものの首元や胸元につき、時間がたつと黄ばむのです。洗濯時はきれいに落とせたように見えても、実際には落とし切れず酸化し、黄ばんでしまうようです。また、新陳代謝のよい赤ちゃんは汗をかくので、汗染みになってしまいます。
黄ばみのとり方(1)煮洗い
煮洗いの方法
1.大きめのステンレス鍋を用意し、お湯を沸かします。
2.お湯が沸いたら、粉石けんを大さじ2杯ほど入れます。液体よりも粉のほうが汚れを落としてくれるのでおすすめです。
3.粉石けんを入れたら、トングでかきまわし溶かします。
4.3に汚れた肌着や服などを入れます。汚れがひどい場合は粉末の酸素系漂白剤を大さじ1~1.5杯ほど入れます。
5.弱めの火にかけ、トングで軽く混ぜながら煮ます。
6.黄ばみが取れたら、肌着や服を取り出します。
7.洗濯機で洗剤を入れずに洗濯し、すすぎは2回するか、もしくは手ですすいでもOK。
8.脱水後、天日干しをして完了です。
煮洗いするときの注意点
■洗剤
「粉石けん」を使用します。洗濯用粉洗剤とは異なるので注意を。
■お湯の温度
沸騰するまで熱くすると、赤ちゃんの肌着など薄い生地は傷んでしまうので、沸騰する前のお湯で煮洗いしましょう。
■生地
熱い温度のお湯で洗うため、生地への負担を考えると適しているのは丈夫な生地。「綿」や「麻」「タオル」「スタイ」など赤ちゃんが使うものなら煮洗いが可能です。
■鍋から離れない
お湯の温度が高すぎたり、粉石けんが多すぎると吹きこぼれる可能性があるので、煮洗い中は鍋から離れないようにしましょう。
■ゴシゴシ洗いNG
汚れが落ちていないからといって、ブラシなどでゴシゴシ生地をこするのはNG。汚れが落ちていない場合は、10分ほど浸け置きをするとよいでしょう。(※使用する洗剤に浸け置き時間の規制がある場合は、守ってくださいね)
以上が煮洗いする際の注意点になります。大切な肌着や服、小物を守るルールになるので心がけましょう。
煮洗いにおすすめの漂白剤は?
酸素系漂白剤になります。液体よりも粉タイプのほうが、汚れ・黄ばみ落ち具合がよいので、粉タイプをおすすめします。
・シャボン玉 酸素系漂白剤
・ワイドハイターEX 粉末タイプ
・オキシクリーン
・やさしい 洗濯用 酸素系漂白剤
などがスーパー・ドラッグストア・インターネット通販などで購入できます。
黄ばみのとり方(2)浸け置いて染み抜き
浸け置きの方法
1.粉末タイプの酸素系漂白剤を40度くらいのお湯に適量入れます。
2.1に洗濯物を入れて浸します。
3.1~2時間放置した後、洗濯物を取り出しよくすすぎます。
浸け置きするときの注意点
■お湯の温度
入浴時の湯加減くらいが最適です。温度が高すぎると生地を傷めてしまいますし、低すぎると汚れが落ちにくくなります。
■浸す時間
長ければよいというわけではありません。浸す時間は洗剤によって決められている場合もあるので、使用方法や注意点などを確認してから使用しましょう。
■すすぎの回数
漂白剤をしっかり落とすためにもすすぎは「2回」行います。しっかりすすぐことによって汚れを落とすことができるほど、十分なすすぎは重要です。
■ゴシゴシ洗いはNG
しつこい汚れや染みは、ついブラシなどでゴシゴシ洗いたくなりますが、これも生地を傷めてしまうためNG。汚れている部分をブラシでトントンと叩くようにし、汚れをを浮き出たせるのが染み抜きの上手な方法です。
■干す場所
洗濯後は「天日干し」が一番です。乾燥器や陰干しでは、汚れの落ち方に違いが出ますし、天日干しにすると殺菌効果も得られます。
浸け置きにおすすめの漂白剤は?
漂白剤には”塩素系”と”酸素系”があります。”塩素系”は漂白力は強いですが、人体への刺激も強いので、赤ちゃんの肌着などを洗うときには不向きといえるでしょう。”酸素系”であることを確認し、使用してください。また、赤ちゃんのしつこい黄ばみは液体タイプよりも洗浄力の高い”粉末”タイプがおすすめです。
『NICHIGA セスキ炭酸ソーダ』
”汚れを落とす力は重曹の10倍”という洗剤がこちら!重曹と炭酸塩の洗浄力が加わったアルカリ洗浄剤。界面活性剤不使用で地球にも人にもやさしいのに、洗浄力は重曹の10倍! 水にサッと溶け泡立ちすることなくやさしく洗い、汚れを落としてくれます。赤ちゃんのものはもちろん、ウールやシルクなどデリケートな素材にも使えるのが嬉しいですね。一般的な洗剤の代わりに毎日の洗濯に使えますが、浸け置きの場合は1時間してから洗濯機で洗濯すればOK。衣類洗濯のほか、キッチンまわり・食器・お風呂・住まい全体に使えて便利です。
『ウタマロ石けん』
ガンコな汚れ専用の部分洗い用石けん。あきらめていた汚れが簡単にキレイに落ちて、赤ちゃんの黄ばんだ肌着やガーゼなども真っ白に! 衣類の白さを戻すため安全性が確認された蛍光増白剤が威力を発揮してくれます。汚れがひどいときは、汚れた部分にウタマロ石けんをつけてもみ洗いし、その後水もしくはゆるま湯へ入れ浸け置きするよいようです。
『コーセー エルミー洗剤アトピー専用 衣類の洗濯洗剤』
アレルギーがある場合は、専用の洗剤を。合成保存料、蛍光増白材などの化学物質を一切含まない無添加洗剤ならば、肌への刺激も少なく安心ですよね。
黄ばみのとり方(3)漂白剤にクエン酸と重曹をプラス
漂白剤+クエン酸+重曹でのとり方
がんこな汚れや時間が経ってしまった汚れ、またお下がりの黄ばみには、ドラッグストアやホームセンターなどで簡単に手に入るクエン酸と重曹を漂白剤にプラスすると、より汚れが落ちやすくなります。特に汗による黄ばみやミルク汚れに効くので、ぜひ試してみてください。
1.酸素系漂白剤(小さじ2杯)と重曹(小さじ1杯)を混ぜ合わせます。
2.歯ブラシもしくは洗濯用ブラシに1をつけ、汚れ部分を軽くトントンと直接叩くようにつけてなじませます。
3.2の部分にドライヤーの温風を2~3分ほど当てます。
4.次に100mlの水にクエン酸(小さじ2杯)を溶かします。
5.4を汚れ部分にかけると、重曹に反応しブクブク泡が出てきます。
6.泡がおさまったら水ですすぎます。その後、洗濯機の普通コースで洗濯。頑固な汚れには、酸素系漂白剤+重曹で煮洗いする方法も効果的なようです。
重曹は汚れに強いけれど、肌にはやさしく手荒れなどを起こさないようです。安心な重曹やクエン酸は常備しておくと家中のお掃除にも便利でしょう。
漂白剤+クエン酸+重曹を使うときの注意点
■ドライヤーの当て方
「漂白剤+クエン酸+重曹でのとり方」3でのドライヤーを当てるときは、洗濯物から10~15㎝ほど離しましょう。
■すすぎはしっかりと
同様に6のすすぎですが、汚れ落とし全般に言えることですすぎはしっかりすることが重要です。漂白剤や洗剤が残っていると、肌に刺激を与えることもあるので残らないように十分なすすぎを。
■煮洗いは控える
漂白剤+重曹での煮洗いはタオルやガーゼなどの消毒・殺菌に向いています。赤ちゃん用の肌着や服は繊維が細いため、生地を傷めてしまう恐れがあるので、控えたほうがよさそうです。
まとめ
あきらめかけていた黄ばみや染みを取る方法が分かると、洗濯も楽しくなりそうですね。肌着や洋服だけでなく、ガーゼなどの消毒も行い、毎日衛生的に過ごせるようやりやすい洗濯方法をぜひ試してみてくださいね。
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