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2023年06月05日 11:34 更新

将来的な親の介護担当は誰? 「自分」が最多も4位に「配偶者」、男女で認識の違いも。10代~60代以上までの男女500人に調査

AZWAYは、10代から60代以上までの男女を対象に実施した「両親の介護」に関するアンケート調査の結果を発表しました。

45.8%が「親の介護について話し合ったことがある」と回答

両親の介護について話し合ったことがあるか尋ねたところ、全体の45.8%が「したことがある」と答えました。最も話し合ったことがある年代は10代(75%)となっています。20代からは、年齢が上がるにつれて「話し合ったことがある」という比率が上昇しており、実際に介護が起こる年齢に近づくにつれて、話す機会が増えていることがわかります。

親の介護について話し合ったことの有無

次に、両親に介護が必要になった場合の介護スタイルについて聞くと、最も多い回答は「施設」(288人)、2位が「デイサービス」(214人)、3位が「自宅」(171人)となりました。

複数回答の人も多く、介護のレベルに応じて「自宅介護からデイサービス、施設へと段階的に切り替えていく」という意見もありました。「施設を利用したいが、金銭的に難しい」という意見もあり、経済面が影響し必要な介護を選べないと考えている人がいることもわかりました。

両親に介護が必要になった際の介護スタイルについて

続いて、将来的に両親に介護が必要になった場合、主な担当は誰であるか聞くと、1位が「自分」(287人)、2位が「兄弟・姉妹」(151人)、3位が「施設」(51人)でした。4位は「配偶者」で、4%いることがわかりました。5位は「夫婦」となっていますが、女性は「それぞれの親の介護をする」という意味であるのに対し、男性は「自分の親の介護を手伝ってもらう」という意味であるという違いも見られました。

両親の介護を担当する人

最後に、両親の介護について不安があるか尋ねると、93.8%が「はい」と答えました。

親の介護への不安の有無

実際に「両親の介護について不安がある」と回答した人からのコメントから、一部を紹介します。

・祖母が施設入所をする際に、本人が嫌がって難航している様子を見ているので、そうならないか不安。(40代男性)

・自分に介護が出来るのか不安。肉体的にも精神的に追い詰められてボロボロにならないか。認知症を発症したらボケて行く親を受け入れられるのか。経済的負担も心配。介護によって破産しないか。(30代女性)

・施設はあってもスタッフが足りないといえます。それを補う対策が必要です。(30代男性)

・ 家族内で支える、介護するという昔の常識はこれからは通用しないので、格安の高齢者用の賃貸マンションなどを建ててほしい。 今ある高齢者向けのマンションは年金だけでは家賃を払えない。(40代女性)

・家庭や家族の負担をゼロにするのは不可能だけど、なるべく負担にならない様な政策をするべきだと思う。 例えば、所得や年金額が少なくても施設に入れるようにすることなど。(20代女性)

出典: https://ouchi-shiawase.jp

調査概要

調査対象:10代から60代以上までの男女
調査期間:2023年4月7日〜18日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性 292人/男性 208人)
回答者の年齢:10代0.8%、20代14.2%、30代29.2%、40代33.4%、50代17%、60代以上5.4%

AZWAY
https://azway.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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