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2023年06月01日 11:48 更新

また値上げ…… 2位「ティッシュ類」、1位は?【値上げで困ったものランキング】

ソーシャルレンディングサービスを提供するLENDEXは、20代〜60代の男女を対象に、「値上げ」に関する調査を実施しました。

相次ぐ「値上げ」について、消費者はなにを思う?

今月(2023年6月)から各電力会社で電気料金の値上げが発表されました。
電気料金以外でも昨今様々なモノが値上げされています。消費者はその値上げに対してどのように思っているのでしょうか?

そこで同社は「値上げ」に関する調査を実施。その結果は?

約8割が「値上げの影響を受けた」と回答!

「値上げ」に関する影響を受けた人は全体の約8割となりました。

「値上げにより生活に影響は出ましたか?」と質問したところ、8割近くが「かなり影響が出た(40.8%)」「少し影響が出た(42.5%)」と回答。

ただ、前回よりも「かなり影響が出た」と回答した割合は16.7%多くなり、影響の度合いが大きくなったと言えるでしょう。

▼具体的にどのような影響が出ましたか?
・普段なら購入していた物を、今回は辞めておこうと見送ることがあった
・全体的な支出が増えたため、娯楽を抑えるようになった
・食料品の値上げにより、以前は毎日食べていた卵や野菜などの食べる回数を減らした。また、趣味の活動を止めた
・スーパーマーケットの会計がいつもより高くて手持ちのお金がギリギリだった

以前と同じ感覚で買い物ができなくなったり、困ったことがあったりとかなり影響が出ていることがわかります。

値上げに対しての変化と対策は?

値上げによって家計に影響が出ても、合わせて収入が増えるというわけではありません。今後もさらなる値上げの可能性もあります。

そこで、「値上げに乗じて、お金の使い方など、意識的な変化はありましたか?」と聞いたところ、「かなり変わった(26.3%)」「少し変わった(47.8%)」と、こちらも8割以上に変化が見られました。

▼具体的に変わった内容を聞いてみました
・本当に必要かどうか考えてから購入するようになった
・セール品があればあまり考えないで買っていたが本当に必要なものか考えるようになった
・食費を減らすようにしている。ポイントが貯まる決済方法も活用している
・電気はこまめに消したり、水道も出しっぱなしにしないようになった

購入をする際の判断をよりしっかりするようになり、財布の紐が締まっているようにうかがえます。それ以外にも電気水道ガスなどのインフラ料金に対しての節約にも意識している人が多いようです。

意識の変化と合わせて、具体的な対策についても聞いています。

「値上げに対して、どのような対策を行っていますか?(複数回答可)」と質問したところ、「ポイ活(51.2%)」が前回と同様に半数以上が実践していました。

以降、「光熱費の見直し(30.4%)」「特に何もしていない(24.3%)」「家計簿をつけて家計管理をする(22.8%)」「通信費の見直し(15.8%)」と続きました。

光熱費や通信費など既に毎月支払っている料金に対しての見直しは、気軽にできることから実践している人が多いようです。

支出を抑えるために行っていること、半数近くが「外食を控える」

続いて、「支出を抑えるために行っていることがあれば教えてください(複数回答可)」と質問しました。すると「外食を控える(47.4%)」と回答した人が最多に。

次いで「できるだけ安い物を買う(46.4%)」「自炊をする(40.7%)」「買い物は必要最低限に留める(40.4%)」「セールや特売の時に買い物をする(40.3%)」と続きました。

前回の調査とは順位が入れ替わり、「外食を控える」が約半数になりました。合わせて「自炊をする」なども上位にきていることから、「食費」に対しての対策が上位に来る結果となりました。

支出を抑えるだけではなく、収入を増やすことも必要?

前問では、支出を抑えるために様々な工夫をしている様子が見受けられました。

もちろん支出を抑えることはとても重要であり、値上げによって最低限の支出が増えてしまうことに対して「支出を抑える」と考えることが自然なことではありますが、逆に、「収入を増やす」ことについてはどうなのでしょうか?

「値上がりが続く中で、収入を今より増やす必要があると感じますか?」と質問したところ、「かなり感じる(40.3%)」「少し感じる(40.6%)」と約8割が収入を増やす必要があると感じているようです。

値上げに対して影響が出たという人とほぼ同じ割合で、収入を増やす必要がある人が多いことがわかりました。

「収入を増やすために行っていること(行ったこと)があれば教えてください(複数回答可)」も聞いてみました。

「特になし(47.3%)」と半数近くが、何も行っていない結果に。そのほかには「副業(19.2%)」「投資(18.9%)」「昇給を狙う(12.6%)」「フリマアプリ(12.3%)」「転職(10.7)」と続きました。

収入を増やす必要があると感じていながらも、実際には何もしていない人が多いという結果になりました。本業がある中で、昇給を狙うや、転職をする以外にどのように収入を増やしていくのかがわからない人が多いのか、もしくは、本業が忙しくて副業や投資に充てる時間がないなどの理由が考えられます。

続く値上げの傾向、消費者はどう思っている?

2023年6月から電気料金の値上げが始まり、今後も様々なところで値上げが続いていくと予想されます。

そこで、「2023年も値上げの傾向は増えていくと思いますか?」と聞いたところ、「非常にそう思う(38.1%)」「そう思う(47.9%)」と今後も値上げ傾向が続くと回答した人がおよそ9割に上りました。

以降、「どちらでもない(10.7%)」「そう思わない(1.6%)」「まったくそう思わない(1.8%)」と続きました。

値上げをされて困った‘‘モノ‘‘ランキング、断トツ1位は「生鮮食品」に

ここ数年で様々なモノが値上げされてきました。そこで「値上げをされて特に困った品目は何ですか?(複数回答可)」を聞きました。

約7割が「生鮮食品」が値上がりして困ったと回答し、断トツの1位でした。

食料品・飲料以外では、「ティッシュ類」「衣類用洗剤・柔軟剤」がランクインしました。日常生活に欠かせない品目が多く、消費者のお財布に多くの打撃を与えていることがうかがえます。

調査概要

「値上げ」に関する調査
【調査期間】2023年4月11日~4月12日
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,130人
【調査対象】20代~60代の男女
【モニター提供元】Find Wow

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