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2023年05月29日 11:01 更新

4人に1人が「ご近所トラブル」の経験あり、「近所に住んでほしくない人」のトップは「騒音を出す人」

不動産メディア「幸せおうち計画」を運営するAZWAYは、10代から60代以上までの男女500人を対象に「近隣トラブルにあったことはあるか」についてアンケートを実施しました。

日々の生活を脅かすものの一つに、近隣トラブルがあります。中には、「どのくらいの人がトラブルで困っているのだろう」と思っている人もいるかもれません。

そこで実施された今回の調査、どのような実態が明らかになったのでしょうか。

近隣のマナーが気になったことのある人は「6割以上」、住居形態でも差あり

10代から60代以上までの男女500人に「近隣のマナーが気になったことがあるか」について聞いたところ、「はい」と答えた人は324人で、全体の64.8%に及ぶ人がマナーについて気になっていることがわかりました。

また住居形態別にみると、持ち家でマンション(5,000万円以上)が100%でトップに。ただし、持ち家でマンション(5,000万円以上)の人は回答者が1人だったため、複数人に質問した場合には回答が変わってくる可能性があります。

一方、全部で191人による回答があった賃貸(家賃10万円未満)のグループでは、74.9%の人がマナーについて気になっていると回答。他のグループと比べてダントツの結果となっており、賃貸(家賃10万円未満)の人たちはマナーについて不満を抱えていることがわかります。

実際にご近所トラブルに遭ったことのある人は「24%」で、約4人に1人が経験

続いて、「実際にご近所トラブルに遭ったことはあるか」についての質問では、「はい」と答えた人は120人で、全体の24%に及んでいます。約4人に1人が「ご近所トラブル」に遭っていることがわかります。

また住居形態別では、賃貸(家賃10万円未満)の人たちの割合が多く、27.2%の人がトラブルにあったと回答。ただ、「持ち家でマンション」や「持ち家で一軒家」の人たちとそこまで大きな差はなく、どの住居形態でもトラブルが起きていることがわかります。

近所に住んで欲しくない人1位は「騒音を出す人」で、2位と倍以上の得票差

最後に「近所に住んで欲しくない人」について尋ねると、1位が「騒音を出す人(193人)」に。続いて2位が「非常識・協調性のない人(82人)」、3位が「汚部屋・清潔感のない人(57人)」という結果になりました。

「騒音を出す人」の得票数は2位と比べて2倍以上と圧倒的に多く、特に「昼夜関係なく大きな音を立てる人」に対し、嫌だと思っている人が多いことがわかります。

また、マナーのない人や共用スペースを私物化するなどの「非常識な人」に対し、近所に住んで欲しくないと思っている人も多くなっています。

<1位 騒音を出す人>

・大きい音をずっと聞いていると具合が悪くなってくるし、ストレスが溜まる。(40代女性)
・夜中に電話の声がうるさくて迷惑な家があったので。(30代女性)
・1歳の娘がいるので、20時には就寝します。その為、うるさいと娘が起きてしまうので迷惑です。(40代女性)

騒音の中でも特に「昼夜関係なく大きな音を立てる人」「声が大きい人」「夜中に大人数で騒ぐ人」に対し迷惑だということが多く集まっていました。

たまにのことなら問題ないかもしれませんが、常習的に騒音を立てられることに迷惑を感じる人が多いようです。

<2位 非常識・協調性のない人>

・常識的な判断が出来ない人は、生活も管理できないだろうし、人の迷惑を考えられないと思うから。(40代女性)
・自分の家の敷地が狭いからと人の迷惑を考えずに違法駐車するなど、人の迷惑やモラルがわからない人が住んでいると、本当に迷惑です。(50代女性)
・共用スペースを勝手に占領したり、深夜に騒音を立てたりする方は困ると思ったので。(30代女性)

「常識のない人」も、近所に住みたくない人として高い得票数を集めています。自分勝手に共用スペースを使ったり、人の迷惑を考えられない行動に非難が集まっています。

<3位 汚部屋・清潔感のない人>

・ごみ、異臭といった生活に直接悪影響が出そうだから。(30代女性)
・自分の家にもゴミが及んでくる可能性があるから。(40代女性)
・私は睡眠不足や臭いに敏感でゴキブリが嫌いなため、睡眠を邪魔するような騒音、臭いやゴキブリ発生の元となるゴミを放置するような方が近くに住まれるのは厳しいです。(30代女性)

「ごみ屋敷」や「汚部屋」など、ゴミを家に溜めてしまう人も敬遠されています。ゴミは放っておくことで異臭などの他に虫がわくなどのトラブルもあり、被害を受けることを恐れる声が集まっています。

調査概要

調査対象:10代から60代以上までの男女
調査期間:2023年4月6日〜21日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性 301人/男性 199人)
回答者の年齢:10代1.2%、20代13.2%、30代30.6%、40代30.2%、50代19.2%、60代以上5.6%
幸せおうち計画:https://ouchi-shiawase.jp/kinrintrouble/

(マイナビ子育て編集部)

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