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2018年03月28日 10:00 更新

食育とは?保育園での食育の必要性と取り組み方まとめ

食育は子供にとって、とても大切なものです。幼少時にどれだけの食育を出来たかどうかで、大人になってからの食生活も決まっていきます。幼少時からしっかり食育に努めていきましょう。

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そもそも食育ってなに?

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保育園では、さまざまな食育活動が行われています。それは、給食時だけではなく、季節ごとのイベントにも現れています。芋ほりやりんご狩り、特に秋は食育に適した季節と言っても過言ではないでしょう。保育園などの食育活動を参考にして、自宅でも行える食育活動がないかを探してみましょう。

正しい「食」の意識を持たせる

食育とは、正しい食生活が送れるかどうか、食事中のマナーのことも指します。幼少時の食体験は、それ以降の成長に大きく影響を及ぼします。心と体の成長、大人になってからの「食事に関する意識」なども、幼少時にきちんとした食育を受けているかどうかで変わってくるのです。そのため、昔はそれほど積極的に行われていなかった食育も、今では多くの保育園や幼稚園が食育年間計画を作成して、子供たちの「食」に関する知識や意識を、正しく導くように精力的に活動を行っています。

保育園での食育活動の取り組み

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保育園や幼稚園で行われている「食育活動」ですが、特別なことは何もありません。お腹がすくリズムを子供が把握出来るようにする、食べたいものや好きなものが増える、一緒に食べたいと願えるようになる、料理の過程に興味を持たせる、食べ物の話題を自分から出来るようにする、などが主な食育活動です。

果物狩りや芋ほりなど、食材に子供たちを関わらせることで、より一層「食」に関して興味を持たせています。もちろん、保育園や幼稚園の先生たちが強引に意識を向けているのではなく、園の行事の一環としてキッカケを与え、子供たちが自ら考えるように促しているだけです。幼少期に身についた食の習慣や基礎は、大人になって忘れていくものではありません。食育を受けたという記憶は薄れても、心に刻まれた意識などは決して消えず、生涯に渡って続くのです。だからこそ、余計に幼少時の食育は大切だと、2005年に食育についての法律が作られたのです。

ジャンクフード、コンビニ、手軽に食事を済ませられるものが多くなってきて、食に対する意識が薄れている人が多くなったのも事実です。そのため、保育園や幼稚園の食育活動が活発になってきたのではないかとも言われています。ただ、園での食育活動にも限界はあります。キッカケやある程度の食育は出来ても、家庭できちんと食育が出来ていなければ、子供に「食」の習慣をつけることが難しいのです。そのため、家庭でも一緒に料理を作る、料理時に何らかの手伝いをさせるなど、食に対する意識を高めさせるようにしましょう。

●農林水産省ホームページ「食育の推進に向けて」
http://www.maff.go.jp/kinki/syouhi/seikatu/iken/pdf/syoku_suisin.pdf

季節に応じた食育の取り組み

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保育園や幼稚園の、季節に応じた食育の中で「野菜を育てる」「芋ほり」「果物狩り」があります。食材は無制限に沸いて出てくるものではなく、苦労して作っている人がいるということを子供に教えるのです。特に秋の食材が多い10月や11月は、子供たちにとっても楽しい時期に思えるでしょう。取れたての新鮮素材を味わえるのです。園によって違ってきますが、中にはお米の収穫、干し柿作りなども行っている場所があるそうです。その地域に特化した「食文化」を子供たちに伝えていく工夫がされています。

食育にぴったりな本

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食育は保育園や幼稚園、家庭で教えるのもいいですが、絵本など子供が好きなもので教えるのもいいのではないでしょうか。こちらでは、食育の一環にピッタリな絵本を紹介します。

おおきなおおきな おいも

おおきなおおきな おいも (福音館創作童話シリーズ)
¥ 1,296 (2018/03/28時点)
(2018/3/7 時点)

・作者:赤羽末吉
・出版社:福音館書店
実際の幼稚園の遊びをもとに作られた絵本であり、子供たちが描いた大きなおいもを巡ってさまざまな想像が広がっていきます。食材をさまざまな角度から知るというキッカケ作りに高い評価を得ています。

お月さまってどんなあじ?

お月さまってどんなあじ?
¥ 1,620 (2018/03/28時点)
(2018/3/7 時点)

・作者:マイケル・グレイニエツ
・出版社:セーラー出版
動物たちの視点から語られる「お月さまの味」の話です。言葉で表すさまざまな「味」は、子供たちの興味を惹き、さまざまな想像を駆り立ててくれます。

さあちゃんのぶどう

さあちゃんのぶどう
¥ 1,296 (2018/03/28時点)
(2018/3/7 時点)

・作者:みのしま さゆみ
・出版社:くもん出版
庭のぶどうの成長を、少女と動物たちが楽しみにしている話です。柔らかな絵柄が子供たちの心を掴み、絵本の中のぶどうの成長に子供たちのワクワクも止まりません。

まとめ

食育は難しく考える必要はありません。日常生活の中のちょっとしたことが、食育に繋がる場合もあるのです。共働きだからと言って「うちに食育は無理」と諦めるのではなく、食育に繋がる何かを子供と一緒に出来ないかと考えるようにしましょう。好きな食べもののことを話すだけでもいいのです。親と食べ物の話題をすることによって、話が広がっていき、子供に「食」に関する意識を持たせることも可能となります。仕事で忙しいママもひとりで悩むのではなく、パパに相談して何か出来ることはないかと考えて、夫婦ふたりで正しい食育が出来るといいですね!

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