飛行機でギャン泣きしてしまった娘。必死にあやしていたら、後ろの女性が温かい言葉をかけてくれた。#「ありがとう」を伝えたい

海外在住で子育てしています。
今住んでいる国で出産し、娘が1歳半のとき、初めて母子ふたりで日本に一時帰国しました。

もともと慣れない場所が苦手な娘は、日本に向かう飛行機の中でギャン泣き。
娘のお気に入りのおもちゃや絵本を用意してはいたのですが、それらには目を向けず、とにかく泣いて身をよじるばかり。

周囲にできるだけ迷惑をかけないよう、私も必死にあやしていました。

大声で泣き続ける娘に、周囲の人もイライラしてきたのでしょう。
そのうち、ため息や舌打ち、椅子を蹴る音などが聞こえてきました。
席を移動しようと思っても、シートベルト着用サインが出ていたため動くことができません。

私は周囲に申し訳ない気持ちで涙ぐみながら、娘に「もう少しだからね、がんばって」と話しかけ、必死にあやし続けました。

2時間くらいして、やっと眠りについた娘。そのまま着陸まで寝続けていました。

降機時、最後に降りようと席に着いたまま、通路を通ってくお客さんに「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げていると、ポンっと肩を叩かれました。
見ると、私たちの後ろの席に座っていた、年配の女性。
女性は笑顔で、「お疲れさま、お母さんもがんばったね」と。
女性の温かい言葉に、泣きそうになりました。

現在は娘も5歳になり飛行機で泣くこともなくなりましたが、飛行機に乗るたび、あの女性の笑顔を思い出します。

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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。

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