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2023年02月07日 06:55 更新

アイデアを大切に! プログラミングで育まれる自信の雪だるま効果『親子で学べる いちばんやさしいプログラミング』#3

小学校でプログラミングが必修化されたけど、親はどうしたらいいの?プログラミング知識ゼロの方も必見! プログラミングスクールTechKidz ACADEMY代表・熊谷基継さんの著書『親子で学べる いちばんやさしいプログラミング おうちでスタートBOOK』(すばる舎)よりプログラミングを親子で楽しむコツをお届けします。

【プログラミング教育】親が知っておくべきポイント

創造し、自己表現するための道具

つねに「その先の先」を考える

この本は、お父さん・お母さんに(またプログラミングを教える方たちに)プログラミング思考というものを実感として体験的に知ってもらい、子どもたちに教えていただく際の自信をつけてもらうための本です。

しかし、それはあくまで入口です。ゴールではありません。最終的には、お子さんたちが自分のやりたいことを考えて、アイデアを出して作品を創造し、表現する楽しさを知ってもらう、それら一連の流れを手助けするための本でもあります。

ものすごく複雑なプログラミングができるようになることも大事かもしれませんが、プログラミングはあくまでも手段であって、それを使うことで自分のアイデアを実現できるようになることのほうがはるかに大事だということを忘れないでください。

体験し、作ってみて、継続すること

自信の雪だるま効果

これはプログラミングに限らない話ですが、何か新しいことを始めて、それを突き詰めるために必要となるステップがあります。それは次の3つに集約できるでしょう。

STEP.1 「 体験」する
何ごとも、まずはちょっと触ってみること。簡単なことから始めます。前にも書いたとおり、いろいろな「できた!」体験をして、「楽しい! これなら自分でもできる!」という自信をつけます。むずかしいと思っていたことも、やってみると意外に簡単だったりします。ゲーム感覚であれば、子どもたちもすすんでやり始めます。

STEP.2 「 創作」する
自信がついてきていろいろとやっているうちに、「こんなのが作りたい!」という気持ちが芽生えてきます。新しいものを作るのもいいですし、自分なりに手をいれてアレンジするのもいいでしょう。

STEP.3 「 継続」する
自信がついてくると、もっとできるようになりたい! と自分でいろいろと調べて目標をもって学び始めます。ここまできたら、お父さん、お母さんの役目は終わりといってもいいでしょう。

(熊谷基継『親子で学べる いちばんやさしいプログラミング おうちでスタートBOOK』(すばる舎)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

書籍『親子で学べる いちばんやさしいプログラミング おうちでスタートBOOK』について

親子で学べる いちばんやさしいプログラミング おうちでスタートBOOK
¥ 1,540 (2023/02/07時点)
(2023/1/20 時点)

小学校での必修化、あせらなくても大丈夫。まずは無料ソフトを使って、家庭でいっしょにトライ! できた! 楽しい! という体験をお子さんと積み重ねてください。
プログラミングの面白さに目覚めた子どもは、論理的に考える力、自分で答えを導き出す力をぐんぐん伸ばしていきます!

【目次】
はじめに/子どもたちがプログラミングを学びたくなる8つのステップ
第1章 いま最も必要とされているプログラミング教育〜親が知っておくべき7つのポイント〜
第2章 これだけ知っていれば大丈夫! プログラムの基本ルール
第3章 いますぐ始めるプログラミング【体験編】
第4章 いますぐ始めるプログラミング【クリエイティブ編】
第5章 いますぐ始めるプログラミング【継続編】
おわりに/おすすめ書籍およびWEBサイト

熊谷 基継さんのプロフィール

有限会社ENY代表取締役、プログラミングスクールTechKidzACADEMY代表。
1975年生まれ。 東京出身。 青山学院大学大学院理工学研究科修了。 院生時代に脳科学の一分野であるバイオフィードバック(生体自己制御)によるリラクゼーション・システムを研究。 大学院修了後、日本電気株式会社(NEC)のインターネット・サービス・プロバイダ事業(当時)BIGLOBEにて販促・営業を経験。

その後、飲食業界へと転身。 中目黒のおでん屋で料理人・店長として働く。 さらに企画・コンサルティング会社でWEB開発・マーケティングを担当したのち、新宿の専門学校HAL東京で講師(プログラミング、WEBデザイン担当)を務めた。
講師時代に「もっと早い時期からプログラミング教育はなされるべきだ」と思い立ち、オンラインによるプログラミング早期体験スクールを立ち上げ、現在に至る。開発したプログラミング教材が長崎県対馬市教育委員会に認定され、対馬市小学校のプログラミング教材として採用される。

マーケティング・エンジニア、デザイナー、イラストレーター、料理人など多彩な経歴を、小学生向けのプログラミング体験イベントやオンライン学習サービスの提供、中小企業向けITコンサルティング、WEBデザイン・開発などに生かしている。

代表的な著書
小学校6年生までに必要なプログラミング的思考力が1冊でしっかり身につく本
早く仕事を終わらせたいから、プログラミングはじめました。

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