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2023年01月26日 12:30 更新

【2023年2月の値上げ】冷凍食品は軒並み、ポッキーやビスコなどの定番お菓子も

物価の上昇が相次いだ2022年。続く2023年も、厳しい1年となりそうです。とくに子育て世代にとっては、日々の生活に欠かせない食料品や日用品など、その動向が大いに気になるところでしょう。2月に値上がりが予定されている商品を見てみましょう。

食品で2月から値上げされる商品は?

2月の値上げ

2022年に続き今年も、世界的な食料需要の増加や為替変動に加え、食品関係の原材料価格やエネルギー、流通コストなどの上昇が続いています。これらのコストアップは商品価格に転嫁されるかたちに。2月も私たちの家計に直結する冷凍食品、お菓子や各種飲料、調味料といった多くのアイテムの値上げが予定されています。

パン類

山崎製パンは、1月1日出荷分から「薄皮シリーズ」(全7品)の内容量変更を実施。それに引き続き、2月1日出荷分からは「ランチパック」3品(ピーナッツ、たまご、ツナマヨネーズ)の価格改定を行い、出荷価格を平均4.7%引き上げます。

<対象商品>
・「ランチパック(ピーナッツ)」
・「ランチパック(たまご)」
・「ランチパック(ツナマヨネーズ)」

冷凍食品

2月の値上げ

ニチレイフーズ

ニチレイフーズは2月1日納品分より、家庭用商品・業務用商品の出荷価格を改定します。対象となるのは家庭用 冷凍食品のほぼ全品、業務用 冷凍食品・常温食品の全品です。家庭用では、約6~20%アップが予定されています。

※一部改定率の範囲を超える商品があります。

味の素冷凍食品

味の素冷凍食品は、2月1日納品分より家庭用製品51品などの出荷価格改定を実施。値上げ幅は約6〜16%です。

※一部値上げ幅外の商品があります。

ニッスイ

日本水産(ニッスイ)は、2月1日納品分より家庭用冷凍食品(ほしいぶんだけ ちくわの磯辺揚げ、わが家の麺自慢 ちゃんぽん、今日のおかず 炭火焼さけの塩焼き など)と業務用冷凍食品(280品、約3~27%の値上げ)の出荷価格の改定を行います。

<対象商品>
●家庭用冷凍食品(84品、約6~25%の値上げ)
・弁当惣菜類
・惣菜類
・麺類
・スナック類
・米飯類
・冷凍野菜
・水産品

マルハニチロ

マルハニチロは、2月1日納品分より家庭用食品と業務用食品(370品、約5~25%の値上げ)について価格改定を実施します。家庭用食品では、冷凍食品や缶詰などが対象です。

<対象商品>
●家庭用食品
・冷凍食品(106品、約2〜17%の値上げ)
・缶詰ほか(56品、約5〜25%の値上げ)
・すりみ食品(39品、約4〜22%の値上げ)
・カップゼリー(23品、約7〜15%の値上げ)

※一部値上げ幅外の商品があります。

ふりかけ、ソース、飲み物、菓子類

永谷園「おとなのふりかけ」など

永谷園は、2023年2月1日納品分より、「ふりかけ」商品7品など価格改定を実施します。

<対象商品>
●市販用商品(約7%~14%の値上げ)
・ふりかけ商品(おとなのふりかけ 本かつお など7品)
・チャーハン商品(焼豚チャーハンの素 など7品)
・惣菜商品(麻婆春雨 中辛 など12品)
・カレー商品(エー・ラベル あたためなくてもおいしいカレー 甘口 5年保存 など2品)

●「EC専用商品」
・みそ汁商品(5品、約5%~11%の値上げ)

※市販用商品及びEC専用商品は希望小売価格(税別)の改定率となります。

ブルドックソース

ブルドックソースおよび同社グループは、2023年2月1日出荷分よりブルドックソースおよびイカリソースの一部商品の価格を改定します。家庭用商品での対象商品は以下のとおり。

<対象商品>
●ブルドックソース
「家庭用商品」 40品 希望小売価格 7〜22%

●イカリソース
「家庭用商品」 42品 希望小売価格 7〜23%

カゴメ「トマトジュース」など

カゴメは、2月1日からの納品分より家庭用の一部飲料・食品の出荷価格の改定を実施。また、2月21日発売分より、一部の飲料で内容量の変更を実施します。

<出荷価格の改定>(合計151品目)
●家庭用 飲料(86品目、6.7〜12.5%値上げ)
・トマトジュース
・野菜飲料(ペットボトル・紙容器・缶)
・果汁飲料(紙容器・缶) など

●家庭用 食品(65品目、10.1〜19.6%値上げ)
・トマト調味料類*
・パスタソース
・ソース など
*トマトケチャップ・トマトソース(メニュー専用ソース・サルサなど含む) など

<内容量の変更>(合計6品目、各1000mlを900mlに変更)
・カゴメトマトジュース食塩無添加ホームパック
・野菜生活 100 ホームパック(4種)
・野菜一日これ一杯ホームパック
※出荷価格の改定は行いません

アサヒ飲料「モンスター」

アサヒ飲料は、2月1日出荷分から「モンスター」ブランド355ml・345ml缶の商品の価格を改定します。

<対象商品>
・「モンスター」ブランド各種 355ml缶・345ml缶 メーカー希望小売価格を約12%引き上げ

大塚製薬「カロリーメイト」など

大塚製薬は、2月1日出荷分より「カロリーメイト」などの価格を改定します。

<対象製品(一部製品を除く)>
・「カロリーメイト」メーカー希望小売価格を+10.0%
・「SOYJOY」メーカー希望小売価格を+8.7%
・「ネイチャーメイド」メーカー希望小売価格を+14.8%以上

江崎グリコ「ポッキー」など

2月の値上げ、ポッキー

江崎グリコは、2⽉1⽇出荷分より、ポッキービスコなどの菓子、「BifiX ヨーグルト」などのチルド食品の一部において、価格改定を実施します。また、2月7日より、プリッツなどの内容量変更も併せて行われます。

<価格改定製品の一例>
●「菓子」出荷価格改定率7〜13%
・ポッキー各種(7品目)
・カプリコ各種(4品目)
・ビッテ各種(2品目)
・GABA 各種(6品目)
・LIBERA 各種(3品目)
・アーモンドピーク各種(2品目)
・神⼾ローストショコラ各種(2品目)
・プリッツ各種(14品目)
・ビスコ各種(15品目)
・コロン各種(3品目)
・毎⽇果実各種(3品目)
・おからだから各種(2品目)
・アーモンドグリコ各種(2品目)
・SUNAO各種(6品目)
など、計25ブランド91品目

●「チルド食品・飲料類・ベビー用食品」 出荷価格改定率3〜12%
・アーモンド効果各種(9品目)
・BifiX ヨーグルト各種(5品目)
・おいしいカスピ海各種(2品目)
・グリコ牛乳各種(2品目)
・高原特選牛乳各種(8品目)
・カフェオーレ各種(8品目)
・プッチンプリン各種(7品目)
・幼児のみもの各種(6品目)
・100%果汁飲料シリーズ各種(3品目)
など、計16ブランド67品目

●「スポーツサプリメント類」出荷価格改定率8〜16%
・パワープロダクションシリーズ各種(24品目)

<内容量変更製品>
●「菓子」内容量改定率10〜14%
・ポッキー各種(2品目)
・ビスコ各種(2品目)
・プリッツ各種(2品目)
・コロン(1品目)

食品以外の値上げ商品

2月の値上げ

2月は食品の値上げが多いですが、食品以外にも日々に欠かせない日用品やサービスで値上げが発表されています。

ティッシュペーパー

1月の大王製紙・王子ネピアの大手2社に続き、日本製紙クレシアは、2月1日出荷分より、家庭紙製品について価格改定を実施します。現行価格より+15%以上の改定となります。

<対象製品>
・「フェイシャルティシュー」
・「トイレットロール」
・「ペーパータオル」他、家庭紙製品全品 +15%以上の改定

その他サービス

2月は、スポーツ専門のビデオ・オン・デマンド・サービスDAZNと、Amazon Musicのプランの価格改定が予定されています。スポーツファン・音楽ファンにはかなり辛い値上げですね。

DAZN

DAZN(ダゾーン)は、2月14日より月額料金の価格改定を実施。また、新プランとして月額980円の「DAZN Global」が登場します。

<視聴プラン>
・「DAZN Global(新プラン)」月額980円
・「DAZN Standard」月間プラン 月額3,000円 →月額3,700円
・「DAZN Standard」年間プラン 一括払い:年間27,000円→年間30,000円
・「DAZN Standard」 月々払い:月額2,600円(年間総額31,200円)→月々払い3,000円(年間総額36,000円)

Amazon

Amazonは、2月21日よりAmazon Music会員登録プランの価格改定を行います。

<対象となるAmazon Music Unlimitedプラン>
・「Amazon Music Unlimited個人プラン」月額980円→1,080円
・「Amazon Music Unlimited学生プラン」月額480円→580円
・「Amazon Music Unlimitedファミリープラン」月額1,480円→1,680円/年額14,800円→16,800円

まとめ

2月も多くのアイテムの値上げが予定されています。

ヤマザキは1月の「薄皮シリーズ」の内容量変更に続き「ランチパック」3品を価格改定。カゴメ「トマトケチャップ」や永谷園「ふりかけ」など人気商品の数々も値上げとなります。

特に江崎グリコは、2⽉1⽇出荷分より4⽉1⽇にかけて順次、「ポッキー」「カプリコ」「プリッツ」などで価格改定・内容量変更を実施。子どもの好きなお菓子が多いため、家計への影響は大きいことでしょう。

また、DAZNやAmazonといったエンタメ系の価格改定にショックを受けた方も多いかもしれません。今後も引き続き、情報のこまめなチェックが必要となりそうですね。

(マイナビ子育て編集部)

※画像はイメージです

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