ライフスタイル ライフスタイル
2023年02月03日 09:54 更新

<雑学クイズ>節分の恵方巻、意外な発祥の地は?

節分のイベントといえば豆まきが定番ですが、近年は恵方巻も定番になりつつあります。卵や穴子なども入って、子どもも大好きな味ですよね。毎年節分には家族で食べるというご家庭も多いでしょう。今では全国に知られる恵方巻、発祥の地はどこか知っていますか。ぜひお子さんと一緒に考えてみてください。

節分の定番・恵方巻、その発祥地は…

節分の習慣として知られる恵方巻。
節分の日に、その年の恵方(十干にもとづくおめでたいとされる方角)を向いて食べると縁起がよい、願い事がかなうとされています。

現在では節分が近くなると全国のデパートやスーパー、コンビニで恵方巻が売り出されますが、実は節分の日の恵方巻は、もともとある地域でのみ行われていたローカルなイベントでした。
では恵方巻の発祥となった、その地域とは?








答えは大阪。
恵方巻の発祥については諸説ありますが、大阪の花街から始まったというのがもっともメジャーな説のよう。
始まったのは江戸時代から明治時代頃で、花街の女性や大阪の商人たちが芸遊びをしながら食べていたとされています。

大阪にはおいしいものがたくさんあるといわれますが、やはり有名なのはたこ焼きやお好み焼き。恵方巻のイメージはなく驚いた人も多かったのではないでしょうか。

恵方巻が全国に広まったきっかけは?

大阪が発祥といわれる恵方巻。
ただ、発祥当時は「恵方巻」ではなく、「丸かぶり寿司」「太巻き寿司」などと呼んでいたようです。

その後も大阪では節分になるとデパートなどで恵方巻が売られていましたが、それでもまだ「恵方巻」とは呼ばれていませんでした。

「恵方巻」の名前が生まれたのは1989年。あるコンビニが広島で「恵方巻」を売り出し、翌年には全国の店舗で販売。この全国展開をきっかけに、恵方巻の名や風習が日本中に広まっていったといわれています。

今年の「恵方」はどの方角?

恵方巻を食べる際に向く「恵方」は、その年の十干により決まりますが、方角は、東北東・西南西・南南東・北北西の4方向のみ。そして今年、2023年の恵方は「南南東」です。

恵方を向き、願いごとを頭に思い浮かべながら、途中でしゃべらず一本丸ごと食べきるのが一般的に知られているルール。恵方巻を切り分けると「縁が切れる」につながるため、切らずに一本食べきるのがよいとされています。

ただ、これはあくまで一般的なルールなので神経質になることはありません。子どもや高齢者の場合、一本丸ごと食べきるのは難しいでしょうし、無理にかぶりついては危険です。是非食べやすい大きさに切り分けてあげ、安全に食べられるようにしてください。無理せず楽しくおいしく食べるのが一番です。

まとめ

巻き寿司といえば江戸=東京発祥、と思っていた人も多かったのでは? 大阪とは意外でしたよね。大阪といえば商人の町。商売繁盛を願って、縁起につながる風習をどんどん生み出していたのかもしれません。
ぜひみなさんも、縁起のよい恵方巻を家族で楽しんでくださいね。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-