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2018年11月13日 13:34 更新

おすすめの子供向け自転車保険は?選び方や保険各社の特徴を紹介

子供が自転車に乗れるようになると検討したいのが自転車保険です。加害者として相手に怪我をさせてしまった場合にも、物にぶつかってケガをするなど自損事故の場合にも自転車保険に加入していると得られるメリットがあります。子供の万が一に備える自転車保険についてご紹介します。

子供の自転車保険とは?

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自転車保険は、自転車事故に備える保険です。主な内容としては、誰かにぶつかってケガをさせてしまったときに備える賠償責任保険と、運転者本人のケガの治療費に備える傷害保険の組み合わせです。子供が自転車に乗るようになったら、思わぬ事故に巻き込まれることもあるので、気になる保険のうちのひとつです。

子供に自転車保険は必要?

子供が自転車に乗るようになって行動範囲が広がると、自動車事故にあわないか、親としてはとても心配ですよね。しかし、心配なのはそれだけではありません。自転車は交通事故の被害者になるだけでなく、加害者になることもあるからです。

近頃は、自転車が歩行者にぶつかって、相手の方にケガを負わせる自転車事故のニュースをよく見聞きするようになりました。運転者が子供であっても、事故をおこせば損害賠償責任に問われます。その賠償額は、事故の大きさによっては、数千万円に上ることもあり、一瞬の事故が家族の人生を大きく狂わせることになりかねません。

事故をおこせば、子供自身が大きなケガを負う可能性もあります。また、相手のある事故だけでなく、ひとりで自転車に乗っているときに溝に落ちてケガをすることもあるかもしれません。

このような場合に備えて、多くの自転車保険では、自転車事故による相手方への補償と、運転者本人の入院や通院、手術など治療費用の保障が含まれています。

どのような観点で選べば良いのか?

自転車保険はいったいどのような観点で選べばよいのでしょうか。ここでは、運転者が子供の場合に絞って、考えてみましょう。

(1)相手への補償内容がどのようなものか(金額、補償の範囲)
(2)運転者本人の治療費用について、どこまで保障があるか(死亡、入院、通院など、それぞれの補償の有無と、保障額)
(3)補償の対象は本人だけか、家族が含まれるか
(4)示談交渉サービスがついているか
(5)その他、独自の特約や付帯サービスがあるか

こうした補償内容と、保険料、加入のしやすさなどを比較して選んでいきましょう。

子供の自転車保険、徹底比較!

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自転車保険は、共済や損害保険会社、自転車メーカーなどから販売されています。ここでは、そのなかから、いくつかの人気の自転車保険をご紹介します。補償内容も少しずつ違うので、比較しながら検討してみてはいかがでしょうか?

コンビニで入れる「自転車向け保険」

三井住友海上の自転車向け保険は、コンビニ「セブンイレブン」の店頭コピー機で24時間365日手軽に加入できる点に人気があります。

(1)相手方への補償:
自転車事故をはじめ、その他日常生活でおこした事故等の相手方への補償として最大3億円が支払われます。

(2)本人の補償:
入院1日につき4000円、手術1回につき4万円(入院以外の手術は2万円)、本人が死亡、もしくは後遺障害を負った場合に 290万円

(3)補償には家族まで含まれるか:
本人のみの「お1人様プラン」と、家族が含まれる「家族プラン」があります。

(4)示談交渉サービス:
有ります。なお、示談交渉サービスとは、事故をおこした時に、事故をおこした本人に代わって、相手方や相手方の保険会社等と交渉を行うサービスのことです。

(5)その他
「生活サポートサービス」があり、健康や介護、暮らしにまつわる電話相談が無料でできます。

●セブンイレブンで入る保険 三井住友海上「自転車向け保険」
https://jitensya.ehokenstore.com/

ネットで入れる「eサイクル保険」

東京海上日動の自転車利用者向け保険「eサイクル保険」は、インターネットで加入できます。補償の手厚さによりA,B,Cの3タイプがありますが、ここではBのスタンダードプランについてご説明します。

(1)相手方への補償:
自転車事故をはじめ、その他日常生活でおこした事故等の相手方への補償として最大1億円が支払われます。

(2)本人の補償:
入院1日につき3000円、手術1回につき3万円(入院以外の手術は1.5万円)。本人死亡時に300万円、後遺障害では12万円~300万円が補償されます。

(3)補償には家族まで含まれるか:
運転者本人のケガの補償について、本人型、夫婦型、家族型に分かれています。なお、相手方への補償である個人賠償責任保険付きのプランでは、家族の誰か一人が加入していれば、家族の誰が事故をおこした場合にも、相手方へ補償は行われます。

(4)示談交渉サービス:
有ります。

(5)その他
24時間電話無料相談ができる「メディカルアシストサービス」ほか、介護や日常生活にまつわる相談も無料で受けられます。

●東京海上日動ホームページ「eサイクル保険」
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/net/e-cycle/

スマホで入れる「自転車向け保険 Bycle」

ロードサービスが好評のau損保の自転車保険です。auの携帯ユーザーなら、申込や決済がかんたんにできますが、ドコモやソフトバンクなど他の携帯を使っている人も申し込めます。補償の手厚さにより3タイプがありますが、ここでは一番シンプルな「ブロンズコース」についてご説明します。

(1)相手方への補償:
自転車事故をはじめ、その他日常生活でおこした事故等の相手方への補償として最大2億円が支払われます。

(2)本人の補償:
入院1日につき4000円、手術1回につき4万円(入院以外の手術は2万円)、本人が死亡、もしくは後遺障害を負った場合に250万円
※本人の補償額は、自転車事故の場合、それぞれ倍額になります。

(3)補償には家族まで含まれるか:
本人のみの「本人タイプ」と、家族が含まれる「家族タイプ」、配偶者を含まない「本人・親族タイプ」があります。

(4)示談交渉サービス:
有ります。

(5)その他
パンクした、チェーンが切れた、といったトラブル時に、自転車を無料で運んでくれる「自転車ロードサービス」がついています。

●au損保「自転車向け保険Bycle」
https://www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/

まとめ

Lazy dummy

「自転車保険」と名の付いた商品だけでも、いろいろ違いがありますね。

「自転車保険」の中身は、「相手方への補償(賠償責任保険)+自分の補償(傷害保険)+付加サービス」です。そのため、自転車保険と言っていますが、自転車事故だけを保障するものではありません。日常生活のその他のシーンでも補償を受けることができますし、すでに加入している他の保険で自転車事故がカバーされる可能性があります。

たとえば、相手方への補償(個人賠償責任保険)は、自動車保険や火災保険、子供向けの共済などにつけている人が多くいます。本人の補償についても、すでに医療保険や傷害保険に加入していたら、そちらで保障が受けられます。

すでに加入している保険の内容を確認して、補償が不足するようであれば、加入を検討してみるといいでしょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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