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2022年12月27日 12:00 更新

母子手帳はいつ、どうやってもらえるの?役割から使い方まで、助産師が解説

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妊娠が発覚して母子手帳を受け取ると、ママやパパになる実感がより湧いてきますよね。「母子」とは名付けられていますが、妊娠中や産後の生活に向けて参考になる情報が詰まっている重要なものですから、ママだけでなくパパにもしっかり活用してもらいたいもの。今回は、そんな母子手帳の役割や活用方法を助産師さんに解説してもらいました。

妊娠中〜出産後の子どもの成長とママの健康状態を記録

健診に行くママ

母子手帳は、ママと赤ちゃんの健康の記録ができる家庭向けの小冊子です。妊娠、出産、新生児および幼児期の健康記録と情報、さらには子どもの成長と予防接種の情報もカバーしています。

また、妊産婦、新生児、子どもへの保健サービスや、食事と栄養バランスについても書かれており、ちょっとした育児本にもなっているので、パパも妊娠中〜産後にチェックしておきたいですね。何より母子手帳は、健康教育だけでなく、ママやパパが我が子について記録していく中で、親としての自覚を生み出す役割もあるのです。(清水さん)

受け取りは心拍確認以降。医師に指示を受けてから

妊娠の確認を病院で行い胎児の心拍が確認できると、医師より母子手帳をもらうように指示されます。このタイミングは病院によってさまざまで、予定日が決定する8〜9週に言われるケースもあります。妊娠10週あたりから妊婦健康診査がはじまりますので、その前には受け取りに行きましょう。(清水さん)

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パパが受け取ることも可能◎
事前にお住まいの自治体で確認を

健診に行くママ

母子手帳は、ママの住民票がある自治体で妊娠届を提出することで交付されます。受け取る場所は、役所や保健センター、母子に関する施設など、自治体によってさまざまですし、平日以外にも交付している場合があります。また受け取るにあたり必要な持ち物があるので、必ず住民票のある自治体のホームページで確認してから行きましょう。

また、ママの体調不良や仕事の都合など、本人が受け取りに行けない場合はパパが代理で妊娠届を出すことも可能です。その際に必要なものもホームページで忘れずに確認しておきましょう。(清水さん)

交付時に医療者と面談があるケースも。
活用できるサービスも要チェック

平成28年より、母子手帳交付時に助産師・保健師・看護師と面談をする取り組みがスタートしました。それにより、妊娠初期のつわり対策や、漠然とした不安のカウンセリング、上のお子さんとの関わり方など、妊娠期の過ごし方をイメージできるようなアドバイスを得ることや相談ができます。

妊娠中や産後、自分たちが活用できそうなサービスや支援はあるのか、しっかりチェックしましょう。妊娠期によく利用されるサービスとしては、日常の買い物や掃除などの家事支援、両親学級、上のお子さんに関するサポート、などがあります。

また、自治体によってはママとパパ二人で面談を受けることもできるので、今後の生活イメージを共有するために、日程があえば一緒に参加してほしいですね。(清水さん)

ポイント
体調不良や心配ごとは、面談で相談してみて

母子手帳を受け取る際に行われる面談は、妊娠中のママとパパが出産・育児に向けて安心して準備できることを目的としています。妊娠中の体調不良や働き方の悩みなどがあれば、この機会に遠慮なく相談して。

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受け取ったら、何をすればいい?
まずチェックしておきたいこと

健診に行くママ

母子手帳を受け取ったら、まずは交付日とママ・パパの名前を記入しましょう。入籍の関係でこれから名字が変わる方は、名前を書いたマスキングテープを貼り付け、あとで変更できるようにしてもいいですね。

ほかにも、母子手帳内には家族構成をはじめ、ママの健康状態や普段の生活様式、妊娠してからの様子など、妊娠初期から記入できる箇所があります。医療者もチェックする部分ですので、しっかり書いておきましょう。(清水さん)

ポイント
母子手帳+診察券はまとめておこう

ママの健康状態や赤ちゃんの発育状況がひと目でわかる母子手帳は、通院時に必須。診察券や妊婦健康診査受診票などと一緒にまとめておくと便利ですよ!

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マタニティ期間中の外出時は、必ず持ち歩こう

母子手帳は、外出先で万が一体調が悪くなるなど、すぐに病院へ行かなければならなくなった時に欠かせません。妊娠している身体はいつ不調になるかわかりませんので、「ちょっとコンビニへ行くだけ」といった外出でも必ず持ち歩くようにしましょう。

妊娠中の合い言葉は、「バッグには財布・携帯・母子手帳!」です。パパも、外出する際にはママへ「母子手帳もちゃんと持った?」と声をかけてあげてくださいね。(清水さん)

赤ちゃんの成長を記録する母子手帳。
今の気持ちや体調を記録に残していこう

産後も子どもの成長記録として利用する母子手帳は、家族の大切な絆です。ママや子どもの健康を記録するだけでなく、手帳には「妊婦自身の記録」を記入する箇所もあります。先輩ママたちは、自分の身体の変化や気持ち、仕事についてなど、さまざまなことを記入されています。また、半分スペースを空けてパパが記入している方もいらっしゃいます。

母子手帳を見返した時に、少しずつママ・パパになっていく過程を知ることができるのはとても感慨深いはず。ぜひママもパパも母子手帳を活用して、“今”を書き留めながら家族の絆を深めてくださいね!(清水さん)

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