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2022年12月27日 11:46 更新

約7割の保護者が食育活動を園選びの基準に!今後、取り組んでほしい食育活動は「体験」が上位

総合保育テックサービス「はいチーズ!」は、未就学児、保育園等に通う子どもを持つ親2,059名を対象に「食育に関する保護者の意識調査」を実施しました。

食育は園や学校に頼る面が大きい

子どもへの食育を行っているか質問したところ、「園・学校で行っている(61.19%)」「家庭で行っている(44.97%)」「祖父母、親戚と行っている(7.38%)」「地域交流で行っている(0.97%)」「習い事で行っている(0.92%)」という結果になりました。

食育を行っていると回答した人(「家庭で行っている」「園・学校で行っている」「習い事で行っている」「地域交流で行っている」「祖父母、親戚と行っている」)は全体の74.06%となり、保護者の食育への関心の高さがうかがえます。

その中でも特に、「園・学校で行っている(61.19%)」の割合が最も高く、食育については関心が高いものの、実際の食育活動については現在のところ園や学校に頼っている側面が大きいと言えそうです。

「野菜などを育てる活動」に食育効果を感じる人が多い

園が行っている食育活動のうち効果を感じている活動を質問したところ「野菜などを育てる活動(47.12%)」が最も多く、次いで「収穫体験(46.23%)」「園だよりや園内掲示などでの食育活動の報告(26.23%)」「料理体験(15.94%)」「食事マナーや作法の教え(12.66%)」「地場産物を取り入れた給食提供(11.19%)」「食に関する知識を深める教育(絵本、紙芝居、特別授業など)(8.18%)」が続く結果となりました。

園での食育活動については、「苦手な野菜も自分で育てることで食べることができるようになった」「収穫体験について家庭で話してくれるため、家族で楽しく美味しく食べることができる」等といった意見が保護者から寄せられており、園での食育活動での子どもの変化は、家庭の食卓にも現れているようです。

今後取り組んでほしい食育活動では「体験」が上位にランクイン

食育活動について、今後園で取り組んでほしい活動としては「収穫体験(52.70%)」「野菜などを育てる活動(50.70%)」「料理体験(46.77%)」「食事マナーや作法の教え(46.62%)」「園だよりや園内掲示などでの食育活動の報告(36.57%)」「地場産物を取り入れた給食提供(32.35%)」「給食試食会の実施(32.15%)」となりました。

直接野菜に触れたり、育てたりする体験型の活動を中心に、保護者にも報告の機会を設けてほしい傾向にあるようです。

実際に、子どもが園での食事や食育活動について家庭で話をするか質問したところ、「よく話す(23.26%)」「時々話す(41.09%)」となり、過半数が食事や食育活動について話していることが明らかに。

その一方、「あまり話さない(19.57%)」「話さない(16.08%)」と、35.65%の子どもは保護者に園での活動について話す機会が少ないということがわかりました。

約7割の保護者が食育活動を園選びのポイントとして重視

園での積極的な食育活動の実施については、園選びの重要なポイントになるかどうか質問したところ、「そう思う(22.88%)」「ややそう思う(50.70%)」「あまりそう思わない(22.78%)」「思わない(3.64%)」となり、7割以上の保護者が食育活動の実施を園選びのポイントとしていることがわかりました。

昨今注目されている食育活動に取り組んでいるかどうかについては保護者も注目しており、園も活動や報告に力を入れているということが判明しました。

まとめ

今回の調査の結果、保育園等に通う子どもを持つ親のうち、7割以上が食育活動の実施を園選びの基準としていることがわかりました。

食育活動に興味関心が高い保護者が多い一方で、家庭で食育活動を行っている保護者は約半数となりました。

多くの保護者が園などの家庭外での食育活動に関心を寄せ、その中でもさらに半数以上が収穫体験や野菜を育てる等といった体験型の食育を求めているようです。

調査概要

・調査方法:はいチーズ!利用者へのWEBアンケート調査
・調査対象者:保育園等に通う子どもを持つ親 2,059名
・調査実施日:2022年10月20日〜26日

「はいチーズ!」:https://sencorp.co.jp/service
千株式会社
http://sencorp.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

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