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2022年12月31日 10:03 更新

お正月に増える「お餅の窒息事故」。もしものときに備えて応急手当方法を知っておこう!

お餅を食べる機会が増えるお正月は、窒息事故が起こりやすくなります。「東京消防庁」の公式YouTubeで「窒息に対する応急手当」について学んでおきましょう。

お餅などを詰まらせた場合に有効な応急手当「腹部付き上げ法」

(※画像はイメージです/PhotoAC)

「東京消防庁」の公式YouTubeは、災害現場における消防隊の活動状況、検証や注意喚起を目的とした各種実験映像などの映像を通じて、安全安心情報を発信しています。

詰まりやすい食べ物のひとつであるお餅を楽しむ機会が多く、お正月ムードで気が緩みがちなこの時期は、思いもよらない窒息事故が起こってしまいかねません。

万が一の事態に備えて、窒息に対する応急手当「腹部付き上げ法」 を知っておくと安心です。ただしこれは窒息している相手が、呼びかけに反応のある場合に限って行うことができます。覚えておいてください。

具体的な方法としては、まずのどを詰まらせた人の後ろに回って両方の腕を脇から通し、片方の手で握りこぶしを作って、おへそとみぞおちの中間くらいの位置に当てます。

握りこぶしをもう片方の手で握ったら、斜め上に瞬時に引き上げます。のどを詰まらせた人が立った状態で行うときは、相手の両足の間に片膝を入れて立ち、体を密着させるようにしましょう。手が届く場合は、のどを詰まらせた人を座らせた状態で行っても構いません。

ただし、内臓を傷つけるリスクがあるため、のどを詰まらせた人が呼びかけに反応しない場合や、妊娠している可能性がある女性、乳児にはできません。これらに該当する場合や、腹部付き上げ法を行っても窒息が続いている場合は、すぐに119番通報しましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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