
セックスで大事なのは愛情表現?それとも快楽?男女で大きな認識の違いが明らかに
なかなか普段は話題にしにくい、セックスのこと。恋人やパートナーであっても、希望や不満と言ったお互いのホンネを確認し合っている人は、少ないのではないでしょうか。実は、セックスの目的1つをとっても、男女で大きな差がみられることがわかりました。どのような違いがあるのでしょうか?

セックスの目的はなんですか?
日本人のセックスについて調査した「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ 2020」 によると、セックスの目的には男女や年代による違いのあることが明らかに。どのような結果となっているのでしょうか?
男性は「快楽目的」という人が約7割
「あなたがセックスをする目的はなんですか?」という問いに対して、男性では「性的な快楽のため」が約7割と、最も多くなりました。男性にとってセックスの目的の第一は「性的な快楽」である傾向が高いといえます。

女性のトップは「愛情表現」
一方、女性の場合、男性とは異なる結果が出ています。
女性のトップになったのは「愛情を表現するため」(56.1%)。次いで「ふれあい(コミュニケーション)のため」「相手に求められるから」となっています。
なお、男性の場合「愛情を表現するため」は2位、ふれあい(コミュニケーション)のため」は3位でした。


男女差が大きく見られたのは?
男女で顕著な差がみられた項目は「性的な快楽のため」「相手に求められるから」です。「性的な快楽のため」は男性が69.8%と非常に高い一方で、女性は24.4%。また、「相手に求められるから」は男性は7.0%とごくわずかですが、女性は27.8%です。
このことから、セックスに対して女性の方が「相手のために」という受け身であることが多いといえます。

「子どもが欲しいから」は30代の女性に目立つ
セックスの目的には、快楽や愛情表現だけでなく、子どもをつくることもその1つですよね。では、「子どもが欲しいから」と答えた人はどのくらいだったのでしょうか。ここでも男女差が見られています。男性では19.7%、女性では26.0%になりました。
また、年代による違いも明らかに。女性の30代が36.6%と突出しています。女性の多くは30代に妊娠を望む場合が多いことがうかがえます。ちなみに、男性も子どもをもつためにセックスをする人が多いのは30代かというと、そうではなく、60代が最も高くなっています。

まとめ
男女ともに愛情表現やふれあいのためにセックスを楽しんでいることは共通していますが、ある面では意識の違いが大きいことも明らかになりました。「相手に求められるから」という女性が少なくないことから、男性主体で行われるセックスが多いといえそうです。
また、セックスは義務だと考えている女性が各年代で5~10%近くいることも気になります。パートナーとセックスについて本音で話すのもなかなか難しいとは思いますが、双方が心から楽しい、気持ちよいと思えるセックスができるよう、コミュニケーションを図ってお互いの意識や考えを理解し合えると、よりよいかもしれませんね。
調査概要
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20歳~69歳の男女
調査時期:2020年2月21日から24日まで
有効回答数:5,029サンプル
(マイナビ子育て編集部)
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