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2023年01月01日 07:07 更新

地域別お雑煮の種類!「丸餅・角餅」「すまし・味噌」はどっち?

お正月といえば、「お雑煮」を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか? 日本全国にはさまざまなお雑煮があります。同じ都道府県でも場所によってガラッと変わったり、見たことがないようなユニークなお雑煮も。今回はその一部をご紹介します!あなたのお住まいの地や郷土のお雑煮はありますか?

全国のお雑煮事情

北海道・東北

北海道・東北地方は、角餅・すまし汁のお雑煮が多いです。

■岩手県の「宮古くるみ雑煮」
にんじん、大根、ごぼう、しいたけ、鮭、焼き豆腐、もちなど具沢山。焼いた角餅を汁から取り出して、くるみダレに付けて食べます。いくらやアワビを入れる家庭も。

■宮城県の「はぜ雑煮(仙台雑煮)」
具材として、千切りにしたにんじんや大根を湯がいた後に凍らせた「おひきな」が使われているほか、出汁に使った魚の「焼きはぜ」が乗っています。

関東

関東地方は、角餅・すまし汁のお雑煮が多いです。

■東京都の「関東雑煮」
醤油・みりんの効いたすまし汁と焼いた角餅の相性が抜群です。具材には、鶏肉・三つ葉・椎茸・にんじんなどが使われます。

北陸

北陸地方では、角餅の地域と丸餅の地域があります。

■富山県の「えびを入れた雑煮」
角餅・すまし汁が主流という富山県。海産物が美味しい土地とあって、富山市のあたりでは、雑煮の具材にエビやすり身がよく使われるそうです。

■福井県の「鰹節をのせた雑煮」
北陸の中で最も関西寄りの福井県は、板昆布を敷いた鍋に水を入れて丸餅を煮て、五徳味噌で味付けし、かつお節をかけるシンプルなお雑煮です。地域によってはかぶなどを具材として入れることも。

東海

東海地方では、角餅・すまし汁のお雑煮が多いです。

■愛知県の「名古屋の雑煮」
愛知県というと、赤味噌など濃い味のイメージがありますが、お雑煮はシンプル。すまし汁かつおだしで柔らかく似た角餅に、具材は「餅葉」と呼ばれる伝統野菜を乗せるだけです。鰹節をのせることも。

関西

関西地方のお雑煮は、丸餅・白味噌が多いです。

■京都府の「白味噌の雑煮」
甘めの白味噌仕立てのお雑煮です。煮た丸餅だけでなく、にんじん、大根、頭芋(里芋の親いも)などの具材が入ります。丸く切った大根には「円満」、亀の甲羅のように切れば「長寿」などの願いが込められています。

中国

中国地方のお雑煮は、丸餅が主流です。すまし汁の地域、小豆汁の地域があります。

■鳥取県・島根県の「小豆雑煮」
とっても甘い小豆汁に、鍋で煮た丸餅を入れます。鳥取県をはじめとする山陰地方では、いわゆる「ぜんざい」をお雑煮として食べるのです。

四国

四国地方も丸餅が主流です。

■香川県の「あん餅雑煮」
白味噌仕立ての汁に、「あん餅」が入ったお雑煮です。絶妙な甘じょっぱさがクセになります。

九州

九州地方は、丸餅・すまし汁が主流です。

■福岡県の「ぶり雑煮(博多雑煮)」
あごのだし汁に、煮た丸餅を入れ、ぶりの切り身・かつお菜・かまぼこなどを入れたお雑煮です。

まとめ

ひとくちに「お雑煮」といっても、その地域ごとに個性があります。おいしいお雑煮を食べれば、お腹も心も満たされそうですね。

(マイナビ子育て編集部)

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