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2022年12月13日 12:14 更新

「防疫服に着替え完全消毒して孫に面会」「個室費用がかさんだ」コロナ禍の出産、ここが大変だったと思うこと

日本トレンドリサーチ(運営会社:NEXER)はこのほど、青山ラジュボークリニックと共同で「コロナ禍での出産」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開しました。

「コロナ禍での出産」、大変なことは?

いわゆる“コロナ禍”という状況になってから、早くも3年が経とうとしています。さまざまなことに規制がかかったり、大変なことが増えましたが、「コロナ禍での出産」も普段とは異なる大変さがあるのではないでしょうか。

日本トレンドリサーチと青山ラジュボークリニックでは、このたび、事前調査で「コロナ禍に自分自身もしくは身の回りの人が出産した」と回答した男女136名を対象に、「コロナ禍での出産」についてのアンケートを行っています。

半数近くが、「“コロナ禍での出産”ならではの大変なこと」があった

まずは、自分自身もしくは自分の妻、自分の子どもなどがコロナ禍で出産した経験がある人に、“コロナ禍での出産”ならではの大変なことはあったかについて聞きました。

46.3%が、“コロナ禍での出産”ならではの大変なことが「あった」と回答。

また、「あった」と回答した人に、どのような大変なことがあったかを尋ねると、立会い出産が出来ずに夫や親などのサポートに頼ることが出来なかったという人や、面会が出来ずに退院してからしか会えなかったという人などがいました。

特に同居していない場合は病院内に入ることができない場合もあったようで、遠くで待つしかなかったという人も少なくないようです。

“コロナ禍での出産”ならではの大変だったこと
・「自分自身が出産」立ち会い出産ができず陣痛中のサポートなども夫に頼ることができなかった。また面会もできないため欲しいものを用意してもらうこともできなかったので事前の準備不足を実感した。また当然上の子にも入院中は会えず宿泊できる部屋をとっていたが意味がなかった。(30代・女性)
・「自分自身が出産」お見舞いなしなので、途中で必要になっても持ってきてもらえないこと。(30代・女性)
・「妻が出産」本当は毎日一緒にいたかったが、家族に感染しないよう必要最小限の通院だけにした。(30代・男性)
・「妻が出産」コロナ禍で入院する病院を決めるのに時間がかかった。(50代・男性)
・「自分の子どもが出産」面会は一人と決まっており、上の孫を病院に連れて行く事が出来ず「ママに会いたい」とぐずって大変でした。(60代・男性)
・「自分の子どもが出産」同居家族じゃないので陣痛時に病院内に入れなかった病院の駐車場でお婿さんを待っていた。お見舞い等行かれないので不便だった。(60代・女性)
・「自分の子どもが出産」全く見舞いも何も出来ず、退院後に会う事になる。(70代・男性)
・「自分の子どもが出産」里帰り出産だったが、嫁入り先から実家への交通手段など、細かく聞かれ、実家にいったん入ったら、外出は控えるように言われた。(70代・男性)
・「自分の子どもが出産」孫の顔を見るために病院に入る時は、防疫服に着替え完全消毒しなければ近寄れなかったことです。結局、諦めることになりました。(70代・男性)
・「自分の子どもが出産」出産予定日の2週間前から検温して、付き添いも陣痛がきてから呼び出しで、出産してからの面会もできなかったので洗濯や必要なものの差し入れをするのが出来なかった。(60代・女性)

コロナ禍以前の出産とコロナ禍での出産、大変だったのは?

続いて、自分自身もしくは自分の妻、自分の子どもなどがコロナ禍以前に出産した経験があるかについて聞きました。

そして、コロナ禍以前とコロナ禍のどちらでも、自分自身もしくは自分の妻、自分の子どもなどが出産した経験がある人に、コロナ禍以前の出産とコロナ禍での出産ではどちらが大変だったかについて聞きました。

44%が「コロナ禍の出産のほうが大変だった」と回答しましたが、「どちらも変わらない」と感じている人が51.4%と、もっとも多いようです。

それぞれの回答をした人に、その回答の理由についても聞きました。

「コロナ禍以前の出産のほうが大変だった」回答理由
・「自分自身が出産」入院中に面会がなかったので1人ずっとゆっくり過ごせたのは逆によかった。コロナ禍前の上の子のときは親族が入院中に訪れたりしたので気を遣ったから。(30代・女性)
・「自分の子どもが出産」出産後に赤ちゃんの世話を手伝うため。(50代・女性)
・「妻が出産」お手伝い大変です。(50代・男性)

「コロナ禍の出産のほうが大変だった」回答理由
・「自分自身が出産」旦那の立ち会いもあったし、出産後ちょくちょく面会に来てくれたから退屈な入院生活も足早に過ぎた。(50代・女性)
・「自分自身が出産」いろいろなことを気にしないといけなかったから。(30代・女性)
・「自分の子どもが出産」出産後の病室がコロナの影響で個室のみとなり費用がかさんだ。(60代・男性)
・「自分の子どもが出産」妊娠中に娘がつわりが酷く自分の子どもを面倒を見るのが大変な時、電車に乗って気軽に娘の自宅に行くことができなかった。(70代・男性)
・「妻が出産」入院出来る病院がなかなか見つからなかったから。(50代・男性)
・「妻が出産」衛生面で気を使うことが多かった。(40代・男性)

コロナ禍での出産ならではの大変さを感じた人は少なくありませんでした。もっとも、“出産”というのはコロナ禍であるかどうかに関わらず大変なことです。感染などの余計な心配をしないためにも、早く出産だけに集中できるような世の中に戻ってほしいですね。

調査概要

「コロナ禍での出産に関するアンケート」
調査期間:2022年11月26日~11月29日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
集計対象:事前調査で「コロナ禍に自分自身もしくは身の回りの人が出産した」と回答した男女
有効回答:136サンプル
調査方法:インターネット調査
日本トレンドリサーチの該当記事:https://trend-research.jp/16303/
青山ラジュボークリニック:https://nipt-info.com/

(マイナビ子育て編集部)

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