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2022年12月17日 07:32 更新

「粟国」ってなんて読む? 沖縄の難読地名【あわくに、じゃないよ】

漢字って、組み合わせや、音読み・訓読みなどでいろんな読み方があって難しいですよね。ですがそこが逆に面白いところでもあります。さて、この「粟国」は沖縄の地名のひとつ。あわ?こく?くに?何て読むのかわかりますか?ぜひ、親子で、考えてみてくださいね。

沖縄の難読地名、「粟国」はなんて読む?

「粟国」は一見「あわくに」と読めそうですが、実は別の読み方。
沖縄の地名のひとつです。なんと読むのかわかりますか?







この漢字は「あぐに」と読みます。
「あわ」ではなく「あ」。「くに」ではなく「ぐに」なんですね。
なんだか可愛らしい名前ですよね。
沖縄にある島の名前が「粟国島」といいます。

粟国島・粟国村

粟国島は、那覇から北西約60kmに位置している周囲約12kmの島です。1999年公開で数々の賞を受賞した映画「ナビィの恋」のロケ地としても有名で、ダイビングスポットとしても知られています。
また、琉球舞踊の雑踊り「むんじゅる節」の発祥地でもあります。

とても小さな島ですが、空港(粟国空港)があり、外部からの交通手段は他にフェリー(ニューフェリーあぐに)があります。
かつて粟の産地であったことが「粟国」の名前の由来のようですね。
集落(粟国村)は南側にあり、石垣と赤瓦屋根など、昔ながらの風景が見られる貴重な島です。

火山活動で出来た珍しい島のため、さまざまな色合いの岩や地層が重なり、独特な美しい景観がみられます。
また、数十メートルにもなる高さの崖も圧巻です。

沖縄の地名や読み方って「粟国」以外にも面白い!

実は沖縄は文化が独特で、漢字の読み方も面白いものがとても多いのですよ。

ざっと面白い読み方を並べてみると、世富慶(よふけ)、為又(びいまた)、饒平名(よへな)、伊奈武瀬(いなんせ)、西武門(にしんじょう)、金城(かなぐすく)、手登根(てどこん)、仲村渠(なかんだかり)、保栄茂(びん)、真玉橋(まだんばし)、砂川(うるか)、喜屋武(きゃん)、北谷(ちゃたん)、仲順(ちゅんじゅん)、石平(いしんだ)、勢理客(じっちゃく)東風平(こちんだ)南風原(はえばる)などなど。

これでもほんの一部なのですよ。特徴は、母音。なんでも、母音の「o」が「u」に、「e」が「i」に変化するようです。

まとめ

ただの地名とは言え、その読み方から文化の違いやさまざまなものが見えてきますよね。
地名をテーマに、お子さんと調べ物をしてみても、面白い発見があるかもしれませんよ。

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