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2022年11月17日 06:15 更新

「ひとりっ子はかわいそう」「2人目作らないと」と言われ……気に病まない方法を知りたいと悩むママに、カズレーザーさんが贈った言葉

兄弟姉妹がいないひとりっ子は、さみしくてかわいそう? 心無い言葉を向けられて悩むお母さんに、カズレーザーさんがかけた言葉とは。

ひとりっ子はかわいそう?

(画像はイメージです/PhotoAC)

お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーさんは、自身のYouTubeチャンネルで視聴者から寄せられた相談に回答する「コメント返し」シリーズを不定期に行っています。その動画で、子育てに悩むママさんからの次のような相談が取り上げられました。

子どもが1人います。
私の身体的な理由もあり、2人目は難しいです。
周りから「ひとりっ子はかわいそう」「わがままに育つ」「2人目作らないと」と、やたら言われます。
カズさんもそう思いますか?
また、上記のようなことを言われても、気に病まない方法を教えてください。

この質問を読み上げるとカズレーザーさんは、「えぇー!? ひとりっ子で十分じゃない? 二人育てるの大変でしょう」「どんなヤツなの? 周り。ひとりっ子がかわいそうとか今どき言うヤツ」と、驚きながら憤慨する様子を見せました。

そして「気にしなくていいんじゃない?」とバッサリ一言。相談者さんに、周囲の雑音は気にせず、目の前の子どもと向き合うことを勧めました。

「気に病まない方法……その子と遊んでたら気にしなくなるでしょ」

ひとりっ子家庭はゆるやかに増加

今年9月に公表された「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」(実施機関:国立社会保障・人口問題研究所)によれば、夫婦の最終的な出生子ども数(完結出生子ども数)は1.90人と過去最低値を更新。

結婚持続期間15~19年の夫婦の出生子ども数の分布をみると、2005年の第13回調査以降「子ども1人の夫婦」の割合がゆるやかに増加しており、今回の調査では19.7%と約2割を占めました。子ども2人が50.8%、3人が18.6%、4人以上が3.2%となっています。ひとりっ子の家庭の割合は、子ども二人の家庭に次いで多く、決して珍しい存在ではないといえます。

ちなみに1997年の同調査では、ひとりっ子の割合は9.8%だったので、およそ25年でひとりっ子の割合が約2倍に増えていることがわかります。

また、今年4月に公益財団法人1more Baby応援団が既婚者2,955名、40代での出産者409名を対象に行った調査によると、75.8%が「2人目の壁は存在すると思う」と回答。男女別に見ると、女性は78.6%、男性は68.0%で、女性の方が多く見られました。

「2人目の壁」を感じる理由は、2014年からの推移を見ると、「経済的な理由」はゆるやかな減少傾向にある一方で、育児ストレスなどの「心理的な理由」はゆるやかに増加。調査対象さが理想とする子どもの人数は1.91人で2人を下回っていました。

ひとりっ子に対して「わがまま」「甘えん坊」といったイメージを持ち、「かわいそう」というネガティブなイメージを持つ人は確かにいるかもしれません。子どもも親も一人っ子であることに対してマイナスなイメージを持っていないのに、勝手にかわいそうと見られることに、納得がいかない思いを抱えるママも少なくないでしょう。個人的な事情により一人っ子であったり、一人っ子の子育てに悩んでいる場合、追い詰められてしまいかねません。

きょうだいがいれば一緒に遊んだりしてにぎやかに成長できるかもしれませんが、ひとりっ子だからこその良いところももちろんたくさんあります。たとえば、家の中で兄弟姉妹に競争心を煽られたり対立したりすることがなく、比べられることもないので、マイペースで穏やかに生活でき自己肯定感も高めであると言われています。勉強や遊びも、邪魔されず集中できるため、高い集中力を発揮して取り組める傾向があるようです。

周囲の雑音に惑わされることなく、すでにいるお子さんに目を向けていきましょう。すると「この子は決してかわいそうなんかじゃない」と思えて、気に病むこともなくなるのではないでしょうか。

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