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2017年12月28日 16:28 更新

洗濯機で洗えない衣類とは?洗濯表示の見方やお手入れ方法を確認しよう

毎日洗濯をする主婦でも、一度は洗濯で失敗した経験があるでしょう。洗濯機には洗えるものと洗えないものがあるため注意が必要です。衣類にダメージを与えず、洗濯機を長く使うためにも、洗えるものをチェックすることをおすすめします。

洗濯機で洗えない衣類とは?

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衣類には洗濯表示が付いているので、家庭で洗えるかチェックしましょう。洗濯表示の見方を見直して、どんな衣類が洗えるか覚えてみてください。

洗濯表示について

洗濯表示には、洗濯機のマークや、桶のマークがついている衣類があります。これらは洗濯機を使って水洗いできるマークです。洗濯表示に加えてドライマークがついていることがありますが、一緒に手洗いマークがあれば洗濯機で洗うことができます。クリーニングのマークに、水洗い不可がついているものは家庭で洗えません。

洗濯ができない衣類とは?

新表示の洗濯処理記号にバツがついているマークは、どのような素材でも家庭では洗うことができません。消費者庁が示している「洗濯表示の記号」に詳細が記載されているので、参照してみましょう。

●消費者庁ホームページ「家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について」
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161104_0001.pdf

洗ってしまうとどうなるの?

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洗えない衣類を洗濯機で洗ってしまうと、衣類のダメージや型崩れをおこします。それぞれの素材ごとに、洗ってしまったときのトラブルをチェックしておきましょう。

革製品の場合

革製品を洗濯機で洗ってしまうと、シワが入ったり傷がついたりする可能性があります。合皮の場合は生地が割れて使えなくなってしまうこともあるのです。革製品を洗うのは基本的に手洗いで、洗濯機では洗うことができません。無理して洗えば型崩れの原因となり、革本来の風合いが失われてしまいます。

シルクやレーヨンなどの製品

シルクのようなデリケート素材や、水洗い不可となっているレーヨンを家庭で洗うと、シワや縮みの原因となります。レーヨンはクリーニングでなければ洗えない素材が多く、知らないで家庭で洗濯するとサイズが小さくなり着られなくなるでしょう。夏で汗をよくかく時期の衣類でも、レーヨン素材が使われていて水洗い不可の商品があります。

ウール素材の衣類

ウールは熱を加えると縮んでしまい、元の大きさに戻せなくなります。繊維が絡み合うことでフェルト状になってしまうため、洗濯機では洗えないものが多いようです。洗えるものでも、手洗いやクリーニングが基本となるため、家庭での洗濯方法に注意しましょう。

その他洗濯できないものとは

ぬいぐるみや、布団、綿のクッションなど、水を多く含むものは洗濯機で洗わないほうがよいでしょう。洗濯物が水を多く含んだ状態だと、洗濯槽のバランスを崩し故障の原因となります。脱水時にガタガタ音を立てて停止するものは、洗濯槽下にある円盤状のものに少しずつダメージを与えてしまうのです。

洗えない衣類の洗濯方法

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家庭の洗濯機で洗えないものは、別途洗い方を確認しておきましょう。手洗いできるものもあれば、ドライクリーニングが必要な衣類もあります。

手洗いやドライクリーニングで洗濯

水に付けると変形してしまうレーヨンのような素材以外なら、家庭で手洗いしてみましょう。色落ちしやすい衣類も、個別で手洗いすれば他の衣類に色が移る心配がありません。ニットのように洗濯機で洗うと伸びてしまう可能性があるものも、手洗いがおすすめです。家で洗って大丈夫かわからない衣類は、クリーニングに出すようにしましょう。

水洗い不可でドライマークがついていても、綿、麻は家庭でも手洗いできる可能性があります。一方でレーヨン、シルク、キュプラ、カシミア、皮製品は家庭での手洗いが難しい素材です。素材ごとの特徴を理解し、手洗いとクリーニングを使い分けてください。

ブラッシング

ウールのコートやスーツは、ブラッシングで手入れすることで、クリーニングの頻度を減らすことができます。繊維の間にはホコリが付着していますから、動物の毛を使った柔らかいブラシでお手入れしましょう。ウールの衣類をクローゼットにしまう前に、ブラッシングをかける習慣をつけると、衣類のダメージが減らせます。

陰干し

水洗い不可となっている衣類は、陰干しすることで湿気を逃がすことができ、ニオイ予防になります。水洗い不可でクリーニング指定の衣類を毎回お店に出すのは大変ですから、陰干しで手入れして、何度か着て汚れが溜まったら洗うのがおすすめです。

まとめ

家庭で洗濯できるか迷ったら、洗濯表示をチェックしましょう。水洗い不可のものでも家庭で手洗いできる可能性もありますが、素材によってNGなものもあるため確認してください。洗えないものでも陰干しやスチームアイロンを当ててケアすれば、数回に一度のクリーニングで済むようになります。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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