「乳幼児が泣くのは当たり前なのに、なぜそれが許されないのだろう」新米パパの思い
小さな赤ちゃんを抱いたお母さんと偶然電車に乗り合わせたプレパパさんのツイートが話題です。
乳幼児が泣くのは当たり前なのに……
第一子の誕生を間近に控えたプレパパの田島晴(@hal_papa221012)さんは、電車で小さな赤ちゃんを抱いたお母さんに居合わせました。
「よーぅし、子どもがむずがってギャン泣きして周囲の人が嫌そうにしてたりお母さんが困ってたりしたら助けてやるんだぁ」と、気合いを入れてそのときを待っていたそうですが……
幸いなことに、その赤ちゃんは「終始スヤスヤ寝ていた」とのこと。
新米パパの出番はありませんでしたが、何事もなく良かった……!
平和が一番ですね。
その後、投稿主さんはTwitterで「親の立場で、子どもが公共の場でギャン泣きしたらどう感じますか?」とアンケートを実施。
①子どもが泣くのは普通のこと。堂々とする。
②困るし怖い。けどそっとしておいて欲しい。
③異性に話しかけられるのは怖いので、同性の方なら声掛けて欲しい。
④誰でも良いので助けて欲しい。
その結果にも興味深いものがあります。10月12日に無事第一子が誕生しパパとなった投稿主さんにお話を聞いてみました。
――お子様のご誕生おめでとうございます。電車で赤ちゃん連れのお母さんと居合わせたときはどんなお気持ちでしたか?
田島晴さん 昨今、バスでベビーカーを蹴られた事件などを見て、小さな子どもを育てるにあたって社会の不寛容さを感じていました。乳幼児が泣くのは当たり前なのに、なぜそれが許されないのだろう。なぜ、お母さんが申し訳なさそうにしなければならないのだろう、と。もし公共の場でそのような場面を見たら、少なくとも自分は寛容でありたいし、なにか文句を言って困らせる人がいたら助け舟を出したいなと思っていました。
――赤ちゃんは終始スヤスヤ眠っていたそうで。
田島晴さん 安心しました。穏やかな時間だと思いました。
――もし赤ちゃんが泣いてしまったら、どうしてたと思いますか?
田島晴さん 結局は、何ができるんだろうとあらためて思いました。妻にこの話をしたときも、妻は「助けるって、どうやって?」と懐疑的でした。
――Twitterでは「どうすればよいか」というアンケートもとられていましたね。
田島晴さん はい、およそ3割の人が「助けを求められず、そっとしておいてほしい」と考えていることがわかりました。恐らく多くは女性が答えてくださったと思いますが、そのような状況でも「異性に話しかけられるのは怖いので同性なら助けてほしい」と考えている方が2割いました。逆に、自分のような人でも助けてほしいと考えている方も2~3割程度でした。こうした「世間の目が怖い」という問題は根深いな……と感じる結果でした。コメント欄で「キラキラしたシールなど常に子どもをあやすグッズを持ち歩いています」という意見をいただいて、ナイスアイデアと思いました。
ーー田島さんも新米パパになられましたが、赤ちゃん連れの方を見かけるとき心がけていることは以前から何かありましたか?
田島晴さん 「寛容でありたい」と思っています。最近は「親が甘やかしすぎ、放任しすぎ」と思う場面も正直たくさんありますが、乳幼児が泣いちゃうとか、イヤイヤ期の子が駄々をこねるとか、どうしてもコントロールできないこともあると思います。そのようなことに目くじらを立てたりは絶対にしないぞ、って思ってます。
――相手を気遣うあまり何もできなかったとしても、周囲が「寛容でいる」ことでその空気に救われるお母さん、お父さんはきっとたくさんいますよね。田島晴さん、お話を聞かせてくださりありがとうございました。
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投稿主 田島晴さん
Twitter @hal_papa221012
(マイナビ子育て編集部)
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