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2022年10月03日 11:48 更新

第三子妊娠中の小森純さん、お腹にひどい蕁麻疹「お腹を触られると本当ツライ」「妊婦さんを安易に触らないよう気をつけようって」

第三子を妊娠中の小森純さんが、妊娠後期に入り襲われているというマイナートラブルについて、同じように困っている妊婦さんのために「知ってほしい」とYouTube伝えています。

「お腹を触らないで」キーホルダー切望

タレントでネイルサロン経営者兼ネイリストの小森純さん。2011年に実業家の今井諒さんと結婚し、2014年6月に第一子男児、2016年3月に第二子男児を出産、そして現在第三子を妊娠中です。今度も性別は男の子だそう。

ただ妊娠後期に入ってから、これまでの二度の妊娠ではなかったトラブルが起こっているといいます。小森さんは自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、「お腹に酷い蕁麻疹ができてしまう」と明かしました。

タレントとして多忙を極めていた頃から現在まで10数年にわたり「慢性蕁麻疹と付き合っている」という小森さん。薬を塗るなど適切な対処法を取っていましたが、「今まではなかったんですけど、今回の妊娠でお腹に蕁麻疹がめっちゃ出るんですよ」と、発疹を伴うお腹の皮膚の強い痒みに悩まされているそうです。

ひどい日は「全部真っ赤っ赤」で背中まで発疹が出るといい、産婦人科で処方された飲み薬も塗り薬も効果を感じず「全然痒い、今も痒い」「下着が触れただけでも痒いし服が触れても痒いから、できれば裸で過ごしたいくらい」と非常につらそうです。

そのうえ小森さんの悩みは、痒みに耐えているにもかかわらず大きくなったお腹を「触られること」にあるといいます。

「妊娠経験のある方はわかるかもしれないけど、触れてくる人がいるじゃない?(お腹をさすって)元気な子を産んでね、大きくなったねとか。なんていうんだろう、言葉を選ばなきゃいけないんだけど、痒くて痒くて本当にツライ。
たとえば蚊に刺された患部をサワサワサワってさすられたらどう思いますか?
やめてってなるじゃん? かゆみが増してさらに悪化するんですよ」

(小森純さんYouTubeチャンネルより)

ただ、好意で触ってくれている人に不快な気持ちを覚えているわけではまったくなく、「ちょっとやめて」と言いづらいそう。上のお子さんたちの妊娠中は大丈夫だったことが今はNGになり、小森さんは「私だけじゃないと思うんだよな~そういうふうに痒くてでも断れなくて悩んだことのある人」と、同じような悩みを抱える妊婦さんに思いを馳せていました。

なお、ネイルサロンのお客さんには「すごい痒いんですよね」と告げており、「触ってもいい?」と聞いてくれる人には、「全然大丈夫です。でも(そっと)押すようにしてください、さすんないでください、マジ蕁麻疹出ちゃうんですみません」と応じるようにしているそうです。

「知らない人多いと思う、自分も第一子第二子のときはならなかったし知らなかった。
でもだから『おなか触れてもいい?』って一言あるといいのかなって思う。
(ネットで調べたときに)皮膚がすごいデリケートになってて私より酷い画像とかいっぱい見たの。もっともっと痒そうな人もいっぱいいたし、こういう方が触られたらつらいだろうなって」

(小森純さんYouTubeチャンネルより)

動画スタッフから「そういうキーホルダーとか」と振られると、小森さんは「あったらいいなと思ってそれ本当に欲しいのよ!」と、「お腹を触らないでほしい」と一目で伝えられるキーホルダーなどを熱望。お店で接客する際には、コロナ対策のアクリル板にそのようなメッセージを貼ろうかとも思ったそうです。

痒みのみならずお腹の張りと、処方された張り止め薬の副作用にも悩んでいるという小森さん。スタッフが「勝手に我々はなんか妊娠も後期になると落ち着くのかなとか思っちゃいますけど、色々あるんですね」と納得すると、「私も(以前は)そっち派でした。でもお腹が痒い人とかいるから、(いきなり触ろうとしないで)ちょっと声をかけてあげるとうれしいな」と締めくくっていました。

妊娠中は肌が敏感になる

妊娠中はホルモンバランスの変化によって肌が敏感になり、さまざまな肌トラブルがあらわれます。メラニン色素が増えてシミ・そばかすができたり、皮脂や汗によるニキビ、湿疹や痒みに悩まされることもあります。

妊娠中の肌の痒みには、全身が痒い「妊娠性皮膚掻痒(そうよう)症」や、発疹を伴う痒み「妊娠性痒疹(ようしん)症」、「そう痒性じん麻疹様丘疹(PUPPP)」などがあります。

湿疹などはないのに全身に痒みが出る「妊娠性皮膚掻痒(そうよう)症」は、妊娠中期から後期にかけてみられる症状です。痒みの原因は乾燥の場合もありますが、あまりに強い全身の痒みの場合は、妊娠中に胆汁の流れが悪くなることが原因のこともあります。強くかいてしまうと、ひっかき傷ができたり、色素が沈着することもあります。痒みが強くて我慢できない場合は、かかりつけの皮膚科に妊娠中であることを伝えて相談しましょう。妊娠の時期と症状に応じて、塗り薬などが処方されます。

一方、発疹を伴うかゆみ 「妊娠性痒疹(ようしん)症」は、ポツポツとした赤い皮膚のもりあがり(丘疹)が、腕の外側、手の甲、お腹や背中などにパラパラとちらばってできる病気です。妊婦さんの約2%に起こり[*1]、妊娠3~4ヶ月頃にできて出産まで続くことが多くあります。こちらも症状がひどいときには、早めにかかりつけ医を受診しましょう。

参考文献
[*1]「プリンシプル産科婦人科学第3版2産科編」(メジカルビュー社)p.207 

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