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2022年09月29日 19:50 更新

缶コーヒーのカフェインはどのくらい?1日何本まで?目安量を解説【管理栄養士監修】

自動販売機などで手軽に買える缶コーヒーは、コーヒー好きの方にとってはよく飲む飲み物の1つでしょう。ついつい飲んでしまうので、どのくらいのカフェインの摂取になるのか、気になりませんか? 種類によって香りやコクの度合いもさまざまですが、おもな缶コーヒーに含まれるカフェイン量を紹介するとともに、1日の目安量もお伝えします。

缶コーヒーのカフェイン量はどのくらい?

缶コーヒー カフェイン

カフェインはコーヒー豆の成分の1つです。そのため、淹れ方によってコーヒー(浸出液)に含まれるカフェインの量は変わってきます。缶コーヒーも商品によってさまざまとなるため、おもな商品のデータを参考に見ていきましょう。
(本記事の内容は2022年9月時点におけるものです)

おもなブランドのカフェイン量

日本食品標準成分表によると、コーヒーのカフェイン量は100mlあたり60mgとなっています[*1](コーヒー粉末10gを熱湯150mlで浸出した場合)。では、缶コーヒーはどのくらいになるのでしょうか。おもな商品の100mlあたりのカフェイン含有量は以下のとおりです。

<カフェイン量(100mlあたり)>

商品名 含有量
BOSSボス無糖(サントリー) 約40mg[*2]
プレミアムボス(サントリー) 約70mg[*2]
ファイアブラック(KIRIN) 49mg[*3]
ファイア挽きたて微糖(KIRIN) 約70mg[*3]
TULLY’S COFFEE BARISTA’S BLACK(伊藤園) 60mg[*4]
TULLY’S COFFEE BARISTA’S BLEND (伊藤園) 52mg[*4]
TULLY’S COFFEE BARISTA’S ESPRESSO (伊藤園) 86mg[*4]
ワンダ モーニングショット(Asahi) 約60mg[*5]
ワンダ 金の微糖(Asahi) 約70mg[*5]
BLACK無糖(UCC) 非公開[*6]

同じブランドでも種類によって異なるなど、カフェイン量は一様でないことがわかります。パッケージやWebサイトで含有量を公開しているメーカーも少なくないので、気になる場合は確認するとよいですね。また、製品特徴として「豆を多く使っている」「濃い」などと書かれている場合は、カフェインが多めの可能性があるでしょう。

カフェインの作用

コーヒー豆

缶コーヒーを飲むとカフェインを摂取することになりますが、カフェインは体にどのような作用を与えるのでしょうか。

過剰摂取によるデメリット

カフェインは覚醒作用があり、頭がすっきりするなどのメリットがあります。しかしその一方で、過剰摂取に対しては注意喚起がなされています[*7]。カフェインを摂り過ぎた場合に、めまい、心拍数の増加、興奮や不安、震え、不眠などの症状や、下痢や吐き気、嘔吐などの症状が起こるリスクがあるためです[*7]。

カフェインを含む飲み物などを適度に摂取するのは問題ありませんが、飲み過ぎには注意する必要があります。

妊娠中・授乳中のカフェインのリスク

妊娠中の場合には、カフェインの過剰摂取による別のリスクがあります。WHO(世界保健機構)では、カフェインを1日300mg以上摂取している妊婦で、出生時の低体重、流産や死産のリスクが高まる可能性があるとしています[*7]。そのため、毎日カフェインの多いものを摂り続けるということはせず、いろいろな飲み物を組み合わせるようにしましょう。特に眠気覚ましなどのエナジードリンクには多く含まれているので注意が必要です。

なお、妊娠中のカフェインについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

缶コーヒーは1日何本までOK?

缶コーヒー カフェイン

カフェインの摂り過ぎのリスクを踏まえると、缶コーヒーを飲む量は1日あたり、どのくらいに留めるのがよいのでしょうか?

缶コーヒー単独なら1日3本ほど

日本では、カフェインの基準がありませんが、アメリカ食品医薬品局(FDA)では、健康な大人の場合、悪影響がないカフェイン量は400mgまでとしています[*7]。

缶コーヒーのカフェイン量は、先ほど見たとおり100mlあたり50~70mgです。カフェイン400mgを摂取するまで缶コーヒーを飲むとすると、その量は約600mlほどになります。1本185mlの缶コーヒーであれば1日3本程度です。なお、エスプレッソタイプなどカフェイン量が100mlあたり約90gほどになる商品の場合は、1日450mg(185ml缶で2.5本)となります。

この目安量を超えたからといってすぐに害があるというわけではありませんが、人によってカフェインの感受性が違うので、毎日のように飲み過ぎないようにしましょう。

カフェインの少ない缶コーヒーはある?

缶コーヒー カフェイン

最近はカフェインレスのコーヒーも手軽に手に入るので、自宅で淹れるときにはカフェインレスのものを選んでいる人もいるでしょう。缶コーヒーにカフェインレスタイプはあるのでしょうか?

カフェインレスの缶コーヒー

カフェインレスの缶コーヒーはあまり多くないようですが、MUJI「カフェインレスコーヒー」などがあります[*8]。また、缶ではなくペットボトルタイプであれば、「UCC おいしいカフェインレスコーヒー 無糖」[*6]や、薄めて飲むタイプの「サントリー ボス カフェベース 贅沢カフェインレス」[*2]といった商品があります。

カフェインレスとノンカフェインの違い

「カフェインレス」と似た言葉に「ノンカフェイン」があり、混同しやすいですが、同じ意味ではありません。

カフェインレスには定義があり、カフェインを90%以上除去した製品である場合に「カフェインレス」と表記することができます[*9]。また、デカフェはカフェインレスと同じ意味ですが、現在の公正取引委員会の食品表示では「カフェインレス」と表記することになっています。

ノンカフェインはカフェインがゼロであることを意味するため、コーヒーには使うことが認められておりません。たとえば麦茶など、はじめからカフェインを含まないものが原料である場合に記載できる言葉となります。

まとめ

缶コーヒーのカフェイン量は製品ごとにさまざまなことがお分かりいただけたでしょう。大まかな目安としては、だいたい1日600mlほどにとどめておけば、健康に悪影響はなさそうです。それ以上を飲んでしまいそうなら、カフェインレスのものを選ぶのも1つでしょう。コーヒーに限らず、食品は1つのものに偏ることはよくないため、飲み物も含めていろいろな食品で食事全体のバランスをとっていってくださいね。

(文・監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、管理栄養士の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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