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2022年09月06日 11:54 更新

節約大好き♡ だけど、おしゃれや美容は諦めない!1600万円貯めた“メリハリやりくり術”とは?

お金に悩めるパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術をインタビュー! 今回は1600万円貯めたmiiさんに、おしゃれや美容を楽しみながら、お金をしっかり貯めるやりくり術を教えてもらいました。お金の価値観が正反対の旦那さんとの歩み寄り方法も参考になります!

節約家だけど、ショッピングが大好き♡

今回、インタビューをしたmiiさん家の総資産は1600万円超え! 自分たちの老後資金のほか、現在、2歳の娘さんのために「最終的に1000万円〜1200万円の教育費を貯めるのが目標!」と話します。

ただ、インタビューの中では節約家らしからぬ「買い物が大好き♡」という言葉が飛び出し、びっくり! 聞くと、「お金を貯めたいからといって、おしゃれも美容も諦めようとは思いません。むしろ、やりたいことや欲しいものにお金を回したいからこそ、工夫しています!」。

その言葉通り、miiさんはお金をかける・かけないのメリハリを意識したやりくりの達人。全体としては出費を抑えながら、自分の楽しみも諦めていないのです。今回はmiiさんが実際に行う固定費の削減方法、おしゃれや美容のお得な楽しみ方を具体的に紹介します。

生活費は夫の給料から。自分の給料は将来のために備えるお金!

普段はコンパクトに暮らすことを心がけているというmiiさん。生活費はすべて旦那さんの給料から出しているそう。

miiさん:
生活水準を引き上げない!がモットー。夫婦合算した月の給料はおよそ46万円。その中から住宅ローンを含む月の生活費が25万円程度です。これを夫の給料から支払います。夫の給料が入ると毎月同じ額を一括でATMから引き出すのがルーティンになっています。

私の給料は毎月4万円を税金類や車のメンテナンス代、冠婚葬祭などに備えた特別費の積み立てに。足りない分はボーナスで補填し、特別費は年間80万円を計上。急な出費にも耐えられるのは、この特別費のおかげです。

残りの金額は貯蓄など将来に備えるお金。毎月決まった日に引き落としがされるので、ほったらかしで勝手にお金が貯まって、楽チンですよ。

節約効果の高い固定費削減に着手!

ネットスーパーでのまとめ買いによる食費削減や夜間電力を使っての電気代圧縮など、いろいろな節約に取り組むmiiさんですが、節約効果が高いのはやはり固定費の削減だとか。

miiさん:
結婚してすぐにファイナンシャルプランナーに相談し、保険の見直しをしたおかげで年間3万円ほど出費が減りました。ほかにもスマホ代を見直して契約会社を変えたり、車の維持費を考えて車種を乗り換えたり。娘の保育園代も会社付属の企業主導型保育園が安く利用できるので、そこに通わせています。

また、家は新築戸建てで毎月8万円ほど住宅ローンを支払っていますが、夫の実家の敷地内に建てたので、土地代はかかっていないことも貯めるスピードを早めている理由。建つ前も義理の両親と同居していたので、家賃はゼロ。もちろん、その分だけ義理の実家とは密にお付き合いをしています。

ポイ活やフリマアプリも積極的に利用!

固定費を圧縮する工夫をする一方で、おしゃれや美容にはお金を回すというmiiさん。これこそまさにメリハリ! ただし、必ずお得な方法をリサーチしてから手に入れるなど、できるだけ工夫して楽しんでいます。

miiさん:
洋服を買うときは、店舗で買うことはほぼありません。Rakuten Fashionにあるブランドなら、楽天ポイントがつくのでよく利用しています! 楽天リーベイツのアプリを経由してRakuten Fashionで買うと、さらにポイントが上乗せされるんですよ。

コスメの購入も“ウエル活”(※毎月20日にドラッグストアのウエルシアに行き、200ポイント以上のTポイントの利用することで、1.5倍の金額分が買える買い物方法)を利用して買えばお得だし、これならTポイント払いなので手元のお金は出ていきません。

欲しい洋服やコスメはメルカリなどのフリマアプリで探すこともしょっちゅう。家で不用になったものの販売も積極的にしていて、買うときはその売上金で買います。

このようにお得なルートを駆使して購入するため、実際に出ていくお金は少なく、ファッションと美容に使っているお金は毎月1万円ほどに抑えられています。

ほかにもお金をかけずにおしゃれや美容を楽しむ方法を教えてくれたmiiさん。

miiさん:
最近、気分が変わって再び髪を染めましたが、少し前まではカラーのいらない黒髪を満喫していましたし、ネイリストとして企業に所属しているので、ネイルサロン代はかからないんです。あと、セルフでまつ毛パーマやホワイトニングにもトライしています! 少額でもおしゃれや美容は楽しめるし、お得な方法って世の中にたくさんありますよ!

自分の価値観に合った買い物を!

ちなみにお金を上手に貯める人の中には、高価なものを少なく厳選して取り入れるミニマリスト的なものの買い方をする人が多いようですが、miiさんもそのタイプでしょうか?

miiさん:
全然違います(笑)。3万円の服を1着買うなら、1枚3000円の服を10枚買って、いろいろなおしゃれを楽しみたい! コスメもドラッグストアのプチプラです。

夫は逆に高価なものを少なく持つタイプ。買い物上手だな〜と憧れるけれど、買い物は自分が満足することが一番だから、真似しません。“お金を貯める=物欲我慢”とか、“お金を貯める=ミニマルに買う”みたいな、型にはまらなくてもいいかなと思うんです。

ただ、長くよく使うものに関してはしっかりお金をかけてもいいかもと最近、私の心境にも変化が。というのも、以前乗っていた外車を出産を機に手放したんですが、当時は1人1台必要ということで、普通車と軽自動車にしたんです。ただ、少し前に夫が転職して社用車を使うことになり、車を1台に減らしてもいい状態に。それなら、前みたいにちょっと奮発した車に乗ってもOKなのでは?と考えています。

もちろん、今の車は1台あたりの維持費が縮小でき、とくに軽はガソリン代も保険代も安くてありがたいのですが、以前のようなお気に入り感やときめきが自分としては感じられない。それなら、車は毎日使うものだし、高くても本当に気に入ったものに乗ったほうが生活の質も上がるんじゃないかと夫と話をしています。これも一度ほかの車に乗って、節約してみたからこそ、気づいたことですね。

貯金が苦手な夫。ともに貯蓄に励むために行ったことは?

アラサー子育て家庭で1600万円もの総資産があるmiiさん家。共働きの旦那さんはものを少なく持って長く大切にする人だけれど「服や時計も高価なものが好き。お金の管理が苦手だから、貯めることはとても苦手」だと話します。

miiさん:
夫はお金があれば、あるだけ使うタイプ。そのため、彼の独身時代の貯金はゼロでした! そもそも私と夫はお金の使い方や価値観が全然違う。気に入ったものを見つけても私はその場で買わないけど、夫は値段も気にせず即決派。私はできるだけローンを抱えたくないけど、夫はお金がなければローンも仕方ないよねと考えるタイプです。

パートナーとお金の使い方や価値観が大きく異なると、貯蓄はなかなか難しく、普段の衝突の原因ともなりがち。どのように解決してきたのでしょうか?

miiさん:
私のほうが得意なので、結婚してからずっと家計管理を担当していますが、最初は本当に丸投げで、夫は関わっていませんでした。しかし、それでは夫がいつまでもお金に無頓着なまま。だから今は家計について積極的に共有するようにしています。

我が家の給料日のルーティンとして、夫の給料が入るとATMから生活費を一括で引き出し、全部1000円にして、食費などいろいろな費目ごとに分けたセクションファイルに振り分ける作業があるのですが、この費目ごとの振り分けをやるのは必ず彼の前で!

ほかにも月の支出や年間の特別費を紙にまとめて見せたり。見える化することで、自覚しやすくなるのは間違いないですね。あとは生活費や給料、残業代など、普段からお金の話を積極的に話題にしています。おかげで夫も固定費削減に着手したり、投資や貯蓄に意欲を見せる発言が増えたり、だんだん変化が見えてきました。

ただ、もちろん、諦めも大事だし、期待しすぎないことも大事! 夫は面倒くさがりなので、趣味が節約の私のようにお得なルートを探して買い物する…みたいなことはしません。もっとお得に買い物ができるのに!と思いますが、それは彼の価値観なので、私も何も言いません。ゲームへの課金も気になるけれど、お小遣いの範囲ならもちろんOKです!

ただ、この境地に達したのも何度もお金のことで話し合い、ぶつかりあったからこそ! 今は子どもの教育費だったり、老後のために貯めたりなどの目標が共通にありますし、家族みんながやりたいことは叶えていきたい。それに買い物が大好きな夫婦なので(笑)。これからもメリハリをつけつつ、夫と協力しながら家計管理をしていきたいと思います。

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