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2022年08月25日 12:00 更新

病院、分娩方法、どう選ぶ? 妊娠がわかったら「早めにチェックしたいこと」を助産師より解説

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妊娠がわかったら、早めに確認しておきたいことのひとつが病院や分娩方法選び。妊婦中~出産まで通う病院にはさまざまな種類があるようです。また最近では、自分にあった分娩方法を選択するママ・パパが増えてきました。今回は、病院と分娩方法の種類について助産師さんに解説してもらいます。

なにをポイントに、どう選ぶ? 健診・出産する病院の種類

病院について考えるママ

妊婦健診や出産を行う病院には大きく2つの種類があります。妊娠初期から妊娠34週ぐらいまでの健診のみに対応可能な病院と、健診と出産の両方に対応できる病院です。ここではそれぞれの特徴について紹介します。

まずは、健診のみ可能な病院について。妊娠期間中は、2~4週に1度のペースで妊婦健診に通うため、病院までのアクセスのよさも大切なポイントです。働いているママは自宅だけでなく、職場からの通いやすさをポイントに選ぶ方もいるそうです。健診のみ可能な病院の場合、出産は提携先の病院を紹介してもらう、もしくは、里帰り先の病院で行います。緊急の際、夜間や休日は受診できない場合もあるので、その点についても事前に確認しておきましょう。

一方、健診から出産まで受診できる病院は、妊娠初期の健診から出産、そして赤ちゃんの1ヵ月健診まで対応してくれます。こちらの病院の場合、出産を取り扱っているので休日や夜間も対応することが可能です。これらの違いを理解しながら、どちらのタイプの病院にしようか、近所に気になる病院はないか、ママとパパで相談してみてくださいね。

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どこで産む? 総合病院、個人病院、助産院の違いを解説

続いて紹介するのは、出産する病院の種類について。具体的には、大学病院、総合病院、個人病院、助産院と大きく4つの種類に分けられます。

大学病院と総合病院では産婦人科以外の診療も可能なため、持病のある方は、専門の医師に対応してもらうことが可能です。また、これらの病院にはMFICU(母体胎児集中治療室)やNICU(新生児集中治療室)など最新の医療設備が整っており、スタッフの人数も多いことが特徴です。

一方、個人病院の場合は、両親学級やマタニティエクササイズ教室を開催したり、入院中の病室や食事が豪華なケースもあります。また、産後ケアや入院中のサービスが充実している病院もあるようです。妊婦健診から出産まで、顔見知りの医師や助産師に対応してもらえることが多いことも、うれしいポイントです。

助産院では、助産師が入院から出産までをサポートしてくれます。医師がいないため医療行為は行えませんが、緊急時は提携している産婦人科と連携します。そのため、助産院で出産をできるママは、妊娠経過が順調で、経腟分娩(けいちつぶんべん)が可能と予想される方のみとなります。助産院ならではのアットホームな雰囲気で、妊娠~出産後までを手厚くケアしてくれるポイントに惹かれて、検討するママとパパも多いようです。

施設によって特徴やサービスもさまざまですね。自分たちの理想の出産や産後の環境をイメ―ジしながら、選んでいきましょう。

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アクセス、費用、パパの立ち合い。病院選びのチェックリスト

ママとパパ

出産する病院は、妊娠16~20週頃までを目安に決めましょう。人気の病院の場合、分娩予約が早めに埋まることもあるので、赤ちゃんの心拍が確認できたら検討しはじめるのがおすすめです。

また、途中で変更することも可能ですが、分娩予約をした病院を変更する際は、予約金の返金がない場合もあります。変更する可能性がある場合は、事前にしっかり確認しておきましょう。

一生の思い出になる出産は、自分たちらしく穏やかに過ごせる空間を選びたいですよね。でも、どんな基準で、どう選べばいいの?と迷ってしまう方に向けて、助産師さんから「ママとパパで話し合っておきたいこと」「チェックしておきたいポイント」を教えてもらいました。

■ママとパパで話し合っておきたいこと
・どんな出産をしたいか
(自然分娩や無痛分娩などの分娩方法、立ち合い出産の希望有無など)
・どんな育児をしたいか
(できれば母乳で育てたい、母子同室が希望、産後ケアなど手厚いサポートを受けたいなど)

■チェックしておきたいポイント
・通院時の距離や移動手段
・医師や助産師との関係性やコミュニケーションのスムーズさ
・入院中の食事や産後ケアなどのサービス
・出産後の入院日数
・個室や大部屋の希望有無

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ポイント
妊娠中・出産・産後において、大切にしたいことを話し合おう

出産や新しい生活に向けた準備はドキドキや不安が入り混じりますよね。お互いの理想を伝え合って、ママとパパが穏やかに過ごせるカタチを見つけてくださいね。

これで解決! 助産師さんに教わる、分娩方法のアレコレ

健診に行くママ

分娩方法は、大きく分けると「経腟分娩」「帝王切開」がありますが、その中でも細かく2つのパターンがあるそうです。具体的な違いを助産師さんより解説してもらいました。

1.自然分娩:
自然に陣痛がくるのを待って、特別な医療処置を行わずに出産する方法。 ママが自由で楽な姿勢で出産する、フリースタイル出産という方法もあります。

2.無痛・和痛分娩:
麻酔を使って、陣痛の痛みを和らげる分娩方法。無痛分娩のなかでも、自然に陣痛が起こるのを待ってから、麻酔を用いて出産する和通分娩という方法や、出産日をあらかじめ決めておき、陣痛促進剤などを使って陣痛を起こし、麻酔を用いながら人工的に出産をはじめる方法があります。

3. 予定帝王切開:
帝王切開は、何らかの理由で経腟分娩が難しいと医師が判断した場合に、手術で赤ちゃんを出産する方法です。予定帝王切開は、あらかじめ手術日を決めて、帝王切開を行うこと。双子などの多胎妊娠や逆子の場合に行うことがあります。

4. 緊急帝王切開:
経腟分娩の途中で、ママや赤ちゃんになにかしらトラブルが起きた場合、緊急で帝王切開に切り替えること。

ママとパパが希望した方法で進められることが理想ですが、ママや赤ちゃんの身体の状態によっては分娩方法を変更する場合があります。妊婦健診時に経過を見ながら、医師や助産師と相談して決めていきましょう。

病院や分娩方法選び、どちらにも共通していることは、ママとパパで「大切にしたいポイント」をしっかり話し合うこと。たとえば、「アットホームな雰囲気で、できるだけリラックスして自然なお産をしたい」、「NICUなど設備が整った環境がいい」など、出産において重視したいことは二人の間で異なる場合もあります。それぞれがどんな出産にしたいか、なにを大切にしたいかを、整理し伝え合っておきましょう。

ポイント
里帰り出産をする場合は、早めに医師・助産師へ相談を。

里帰り出産をする場合、病院によっては「妊娠◯週までに一度受診をするように」などの条件があります。希望をする方は早めに病院へ確認を。

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\先輩ママ・パパに聞きました/ 病院・分娩方法どう決めた?

先輩ママ・パパは病院や分娩方法をどのように選んだのでしょうか。そこで、300人のママ・パパにアンケートを実施。すると、病院は、アクセスの良さや評判をもとに選んだ人が多く、分娩方法はそれぞれのスタイルで決めた方が多いようです。ここでは、実際の声を紹介します!

\病院、どう選んだ?/

「妊娠経過は順調でしたが、パパや家族のアドバイスをもらい、医療設備が整っている点を重視しました」(総合病院を選択/30代/ママ)

「妻の友達に勧められて、食事もおいしいと評判だったから」(個人病院を選択/40代/パパ)

「自宅から近く、私自身が生まれた産院に。母にもいろいろ聞くことができました」(助産院を選択/40代/ママ)

\どの分娩方法で、出産した?/

「なるべく自然な出産スタイルを選択しました」(自然分娩を選択/40代/ママ)

「1人目が難産だったので、2人目は無痛分娩にした」(無痛分娩を選択/40代/ママ)

「赤ちゃんの頭が大きく、産道を通ることができなかったため、帝王切開での出産になりました」(帝王切開で出産/40代/パパ)

いかがでしたでしょうか。先輩ママ・パパの意見を参考にしながら、自分たちの理想のバースプランを考えてみてくださいね。

二人の気持ちを大切に。ママとパパで話し合おう

初めての出産は、病院や分娩方法においても、どう選ぶべきか悩んでしまいますよね。これから検討する方に覚えておいてほしいのは、ママとパパで「どんな出産や育児をしたいか」を話し合いお互いの価値観をすり合わせること。そのうえで、ご家族や友人にアドバイスをもらったり、情報収集をしてみましょう。ママとパパ二人らしい出産を迎えられる病院と出会って、妊娠期間中も安心して穏やかに過ごしてくださいね。

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