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2022年08月18日 12:05 更新

「子どものことを考えると断然持ち家!」「災害リスクを考えると賃貸が安心」男女500人が考える持ち家と賃貸のメリット・デメリット

ホロスプランニングはこのほど、「持ち家VS賃貸 あなたはどっち派?またその理由は?」という内容でアンケート調査を行いました。

「持ち家VS賃貸」あなたはどっち派?

仕事や生活環境などの変化のタイミングで考えることといえば、住む家を「持ち家か賃貸のどちらにするか」ということではないでしょうか。 持ち家と賃貸それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらが良いのか悩んでしまう人も多いようです。

今回は、18歳から75歳までの500名にアンケートを実施。さて、どのような結果に?

現在、持ち家に住んでいる人は6割近くに

現在の住まいの状況を「持ち家」「賃貸」「その他」の3択で聞いたところ、「持ち家」が56.8%と、全体の6割近くを占めていました。一方で「賃貸」と答えた人は42.0%と、「持ち家」に住んでいる人のほうが「賃貸」に住んでいる人よりも14.8ポイント上回る結果となりました。

「持ち家VS賃貸」、持ち家を選ぶ人が多数派に

「『持ち家VS賃貸』ズバリ、あなたはどっち派?」と尋ねたところ、「持ち家」を選んだ人が61.4%と、全体の6割を超えました。

一方で「賃貸」を選んだ人は33.4%。「持ち家」を選んだ人の半分程度に留まり、現在持ち家に住んでいる人はもちろん、「今後持ち家に住みたい」と思っている人が多い様子がうかがえます。

また、「どちらでもない」と答えた人も5.2%おり、持ち家と賃貸のどちらかに絞れない人も少数ながらいました。

「持ち家派」の意見

◎持ち家は自分の持ち物(資産・財産)になる

・「賃貸で家賃を払い続けるなら、家を買ってローンを払った方がのちのち資産になるから」(26歳女性・専業主婦・大阪府)
・「ローンさえ終われば自分、もしくは家族の財産として価値が残るから」(39歳男性・会社員(正社員)・山口県)

◎家賃を払わずに住める点が魅力!

・「家賃を払わなくて済むし、売ればお金になるからです」(33歳女性・フリーター(パート)、契約社員・愛知県)
・「ずっと家賃を払い続けるのはちょっとな、と思います」(48歳女性・個人事業主・鳥取県)

◎「老後を考えると持ち家が安心」と考える人も!

・「年金生活になった時にローンの支払いが終わっていると、住む場所だけはなんとか確保できて安心」(42歳女性・個人事業主・広島県)
・「自分の持ち物なので、老後が困らないと思います」(44歳女性・専業主婦・神奈川県)

◎あらゆることに気を遣わずに済む点に魅力を感じる意見

・「大きい声を出しても多少は許される。家の中の自由度が高い」(24歳女性・会社員(正社員)・愛知県)
・「いつか返すんだから、綺麗にしなきゃと気を張り続けなくてもいいから」(33歳女性・専業主婦・神奈川県)

◎子どものことを考えると断然持ち家!という子育て世代も

・「上下左右、騒音を気にしなくてもいいところと庭で子どもを遊ばせたりできる」(33歳女性・専業主婦・愛知県)
・「持ち家だと、将来的に子どもに譲ることができます。また自分自身子ども時代に友だちの家で遊んだり泊まったりと一生忘れられない楽しい経験をたくさんし、その再現性が高いのは持ち家の方だからです」(30歳男性・個人事業主・石川県)

◎持ち家なら自分が好きなように設計・リフォーム・DIYなどができる!

・「設計に関わり、自分の理想を反映させた一軒家に住みたいから」(18歳女性・学生・千葉県)
・「誰も住んだことのない家に住める。建てる方と相談しながら自分だけの家を作れるからです」(41歳男性・会社員(正社員)・茨城県)

◎「庭が持てる」というメリットも大きい!

・「子どもがいるので、足音を気にしなくてもいいし、庭で家庭菜園したりと楽しい」(34歳女性・個人事業主・愛知県)
・「庭などで子どもが遊べるし騒音など気にせず住める」(38歳女性・フリーター(パート)、契約社員・愛知県)

「賃貸派」の意見

次に、賃貸派で目立った意見を紹介します。

◎引っ越しのしやすさや自由度の高さが魅力!

・「色んな場所で色々な家(マンション)に住んで環境の変化を楽しみたいためです」(22歳女性・学生・埼玉県)
・「その時々で住みたい場所を自由に変えられるから。持ち家の場合、近所でトラブルがあったとしても簡単には引っ越せないことなどを考えると賃貸の方が気軽でいいと思う」(27歳女性・フリーター(パート)、契約社員・愛知県)

◎「持ち家特有のお金や管理の問題を考えて賃貸」という人も多数

・「持ち家は管理が大変だと思うから」(29歳女性・フリーター(パート)、契約社員・広島県)
・「持ち家だと固定資産税がかかる。住宅に不備があった場合、賃貸だと管理会社に対応してもらえる」(34歳女性・無職・秋田県)

◎仕事の関係上、あえて賃貸を選ぶ人も

・「職場への利便性や生活環境を考慮し、引越しがしやすい為」(28歳女性・個人事業主・愛知県)
・「転勤族なので家を買えないし、いつでも新しい家に住めることです」(35歳女性・フリーター(パート)、契約社員・石川県)

◎「災害に遭った時のことを考えると賃貸のほうが安心」という意見も

・「日本は地震大国なので、いつでも引越しできる方が安全」(35歳男性・会社員(正社員)・鳥取県)
・「意外と維持費がかかるし、近年大きな災害が多いので被害にあうかもと思うと賃貸がよかった気がします」(53歳女性・フリーター(パート)、契約社員・鹿児島県)

「どちらでもない派」の意見は…?

ここまでは持ち家派・賃貸派それぞれの意見を紹介しましたが、一方で「どちらでもない」と答えた人はどのように考えているのでしょうか?

・「持ち家は持ち家で建てた後の維持費が大変だなと思います。賃貸は賃貸で色々と手数料が入居退去時にかかるのでなんとも言えないかなと思いました」(28歳女性・フリーター(パート)、契約社員・東京都)
・「持ち家は、凄く憧れがあるしチャンスが在れば欲しいですが賃貸は、壊れたところとか修復してくれるのでそれは、助かるのでどちらも選べないです」(35歳女性・会社員(正社員)・大阪府)

今後も持ち家需要の高い状態が続く可能性

500名のうち、現時点で持ち家に住んでいる人が約6割、賃貸に住んでいる人が約4割という結果になりました。また、持ち家と賃貸のどちらが良いかという質問に関しては、持ち家を選んだ人が賃貸を選んだ人の約2倍となりました。

住宅は高い買い物なのでお金の損得で考えがち。しかし、持ち家・賃貸それぞれにメリットとデメリットがあるため、金銭的な損得だけでなく、住まいに対する価値観やライフスタイルも考えてから検討したほうがよさそうです。

持ち家に住んでいる人のほうが多いことや、持ち家派が多いことを考慮すると、持ち家の需要が高い状態は、今後も続くと考えられます。

調査概要

調査方法 |インターネット調査
調査日 |2022年6月30日
調査エリア |日本全国
有効回答数 |500名(男性:34.6%、女性:65.4%)
|10代:1名、20代:93名、30代:212名、40代:127名、50代:52名、60代:12名、70代:3名
調査対象条件|成人
調査機関(調査主体) :自社(ホロスプランニング)調査

ホロスプランニング
https://www.holos.jp/

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