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2023年02月16日 08:11 更新

パパママが保険を見直したタイミング1位は「子どもが生まれたとき」! ほかに適したタイミングは?【FP監修】

独身時代にかけた保険、そのままになっていませんか。保険は、病気や死亡、また、事故や災害などトラブルが起こり、お金がかかって困る場合に備えて入るもの。結婚し、子どもが生まれるなどのライフステージの変化にともない、保険の見直しが必要になります。今回は、保険を見直すタイミングと保険の内容についてのアンケートをまとめました。

あなたは保険の見直しをしたことはありますか?

あなたは保険の見直しをしたことはありますか?

22歳~40代までのパパ・ママ107人に保険の見直しをしたことがあるか聞きました。すると、保険を見直したことがある人は約6割、見直したことがない人は約4割という結果に。

見直しをしていないという人のなかには、「必要なタイミングでベストな保険に加入したので見直しが必要ない」というケースもあるでしょう。しかし、「独身時代に加入した保険のまま、内容を見直していない」という人は要注意です。

また、保険料が家計を圧迫している人も、保障内容や保険商品を見直す必要があるでしょう。保険は、もしものときのためのもの。もしものときに備えすぎて、今の生活が苦しくなっては本末転倒といえます。

現在の保険会社のプランの中から見直したい場合は担当者に相談しましょう。保険会社の変更も含めて見直しをすすめたい場合は、複数の保険会社の商品を取り扱う保険代理店に相談するとよいでしょう。不安に思っていることや今後のライフプランなどもじっくり聞いて真摯に寄り添ってくれる担当者がいるお店だと、なおよいですね。

見直したことのある保険の種類を教えてください。

見直したことのある保険の種類を教えてください。

見直した保険の内容の1位は「医療保険」、2位は「生命保険」という結果が出ました。どちらもライフステージの変化によって、検討の必要度が高い保険です。

一方、貯蓄型保険である「学資保険」と「個人年金保険」は、将来の教育費や老後資金のために加入するものですので、見直す機会は少ないものです。また毎年更新する「自動車保険」も、補償内容をしっかり吟味して見直す人は少ないようです。

「医療保険」の見直しは、定期的におこなうことをおすすめします。理由はふたつ。

ひとつは、医療技術が日々進歩しているためです。医療技術の進歩にともない、かつては入院や長期の通院が必要だった病気やケガも、短期間で治療できるようになりました。そのため、かなり前に加入した医療保険の場合、短期入院が保障されないものもあり、入院給付金が支払われないこともあり得ます。

もうひとつは、年齢が上がるにつれ貯蓄が増えれば、医療保障が少なくてもよくなることもあります。日本には高額療養費制度があるため、十分な貯蓄が確保できている場合には現在の保障をやめることを考えてもよいでしょう。

生命保険は、万が一亡くなったあと、遺された家族が経済的に困る場合に入る必要がある保険です。たとえば、養っていた家族がいた場合、受け取る死亡保険金は今後の生活費や教育費などに充てられます。一般的に時間が経つほど必要保障額は減ることや、住宅ローンを組んだ際は、借入した分の保険に別途入ることから、家族環境や状況に合わせて見直すタイミングが多いのが死亡保険なのです。

どのタイミングで保険を見直しましたか?

どのタイミングで保険を見直しましたか?

保険の見直しのタイミングの筆頭は、「子どもが生まれたとき」でした。ついで「結婚したとき」となっています。2大ライフステージの変化というべきタイミングで見直している人が多いことがわかりますね。

自分にもしものことがあったとき、遺された家族に対する責任が大きくなったタイミングで多くの人が保険を見直しているようです。

ライフステージが変わるときには、必要保障額も変わります。生命保険に入り過ぎて保険料が生活を圧迫していないか、また、逆に入らなさ過ぎて必要な保障を得られていないといったことがないか、定期的に生命保険の保障内容が自分に合っているかチェックしましょう。また、見直す際には、これからのライフプランについてもパートナーなど家族で話し合い、必要な保障と保険料として出せる金額を考えると良いでしょう。予算の中で、将来に向けて備えられると安心です。

夫婦共働きの場合は、一方が働くことができなくなっても収入がゼロになることはありませんが、それぞれの収入の割合によっては世帯収入が大きく減る可能性があります。夫婦の収入の割合に応じて、必要な保険を選ぶことが大切です。

まとめ

各家庭の保険の見直しのタイミングと、見直しの対象になった保険についてのアンケート結果は、参考になったでしょうか。「備えあれば憂いなし」です。これまで見直しについてあまり考えていなかったという人は、この機会にぜひ一度検討してみてください。結果的に「変更する必要がない」という場合ももちろんありますが、パートナーと今後のライフプランを話し合うよい機会になります。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年8月1日
調査人数:107人(22歳~40代までのパパ・ママ)

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