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2022年10月03日 09:00 更新

耳鼻咽喉科望月医院 望月義也先生|生まれ育った地域に医療で貢献したい

耳鼻咽喉科望月医院の院長を務める望月先生は、3人の子どもを育てるお父さんでもあります。クリニックは東京都の港区白金にあり、地域に根差した医療の提供を目指しています。今回は望月先生にクリニックの特長や診療のモットーについてお聞きしました。

目指すは近所のかかりつけ医

先生が院長を務めるのは、父親の代から続く地域に根ざしたクリニックです。小さな赤ちゃんから高齢の方まで幅広い世代の患者さんがクリニックへ訪れています。

地域の健康を守ることを使命に

「音楽が好きで、聴覚、音声とつながりのある耳鼻咽喉科医になりました。」(望月先生)

当院の診療のコンセプトは「地域のかかりつけ医として地元貢献すること」です。自分が生まれ育った地元白金地区やその周辺地区の住民の方々に対して、医師としてできる限りの事をするように努めています。

耳鼻咽喉科の様々な診療、小手術、往診にも対応

耳鼻咽喉科分野の様々な症状や問題について対応します。
当院は病院ではなく小さな診療所なので、できることが限られるかもしれませんが、患者様お一人お一人のかかえている病気について、なるべく短い期間で解決するように努めています。花粉症や鼻アレルギーのレーザー手術や鼓膜の手術など小手術にも対応します。高齢の方や障害のある方で通院困難な方への往診も行っています。

正しい診断で適切な治療を提供

望月先生が大切にされているのは、患者さんの日常生活です。医師として適切な診断や治療をすることを重視しています。

痛みへの不安の軽減へ

耳鼻咽喉科は「痛い」「怖い」といったイメージを抱く方が多いかもしれません。診療ではそのような不安を患者さんが感じることがないように、気を付けています。特に小さいお子様の患者さんに対しては、痛みや不安を与えないように特に気を付けていますね。

健康問題を早めに解決

患者さんが抱える問題をていねいに聞いて、その病気をきちんと診断して、適切な治療をすることで、元気になって患者さんがもとの社会生活に送れるようになった時にやりがいを感じます。患者さんの健康問題をきちんと診断して、最終的に通院のための治療が不要な状態にすることを目指しています。

「往診で多いのが高齢の方の耳垢の除去です。高齢の方に限らず、聞こえは生活の質に影響を与えますので耳の健康を保つことはとても重要だと考えています。自宅では耳かきではなく綿棒でぬぐうくらいの手入れにとどめ、自宅での除去が難しい耳垢は病院で取ってもらうのがおすすめです。」(望月先生)
※写真は診療室

「会話すると疲れる」本当の理由

よく覚えているのは、「のどの違和感」で来られたあるお子さんの患者さんです。

詳しくお話を伺うと、違和感というよりは飲み込んだり会話をするのが億劫だということでした。会話をすると疲れてしまい、お話できなくなってしまう状態です。しかし、どの病院に行っても異常はなく、精神的なものではと診療されたようでした。しかしながら、詳しく診療をする中で何かほかに原因があるのではと考えて、患者さんを大学病院に紹介したところ、私の予想通り先天的な神経内科の病気でした。今では原因の治療をされて元気になり、成人されて普通に社会で生活されています。

また、別の患者さんの例なのですが、よく人の話を聞き間違えてしまって、周りから責められていた方がいらしたのですが、お話を聞いてよく診察と検査を行ったところ、耳のできものの病気が疑われたので大学病院に精密検査をいらしたところ、やはりそうでした。

本当は何に困っているのかを患者さんと一緒に考える

よくよくきちんと患者様のお話を伺うと何かしらの原因があるのでは、と考えられることが時々あります。そして、そういう方々がきちんとした診察を受けられずに「精神的なもの」と片づけられてしまっている例をしばしば拝見します。私は「精神的なもの」というのは一番最後に考えることだと思っています。なんでもそうですが、よく患者様のお話を聞いて、その原因を考えて病気の根本的な解決ができる様に一生懸命に考えるように心がけています。

子どもの心の病気に見えて実は病気が隠れていることもあること、もちろん全てがそうではありませんが、そのことを頭の片隅に置いておくとよいかもしれませんね。子どもでも大人でも、精神的なものと片付けてしまう前に一度よく話を聞いて、本当は何に困っているのか一緒に考えてみるといいと思います。

もっと気楽に子育てをしよう

※写真はイメージです

最後に育児中の親御さんに向けてメッセージをいただきました。

一喜一憂せず、気楽に

子育てはなんでも完璧を目指さず無理をしないことが大切だと思います。私自身も子どもが3人いますが、体力にしても勉強にしても成長のスピードは一人ひとり違うものです。医学的にも年齢に応じた発達の目安はありますが、子どものできる・できないで一喜一憂しなくていいのではと感じています。学校や病院に限らず地域の周りの人々にも頼りながら、もっと気楽に子育てをしてみてはいかがでしょうか。

子どもの人生を尊重する姿勢を大切に

教育虐待という言葉も耳にするように、近年は親の過剰な子どもの期待が問題を引き起こしているケースが少なくありません。私も自分の子どもに期待をかけすぎてしまった時期もありましたが、両親を含めた他人の思い通りには簡単にはなりません。見るべきことはしっかり見つつ、あとは子どもの意思の自由にさせるのが大切だと思います。

耳鼻咽喉科望月医院

■住所:東京都 港区 白金 3-10-18
■電話番号:03-3442-3387
■診療時間:
診療時間
8:30-12:30
15:00-18:30

■休診日:火曜、日曜祝祭日
■HP:https://www.shirokanemochizukiclinicent.com/
アクセス
・東京メトロ南北線/都営三田線「白金高輪」駅、4番または3番出口から徒歩6分 ほか

(取材・文:株式会社メディコレ

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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