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2023年01月14日 10:00 更新

しらすとちりめんじゃこの違いって?使い分けのポイントと適切な保存方法

しらすとちりめんじゃこ、どちらも同じような小魚なので「どう違いがあるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。そこでこの記事では、しらすとちりめんじゃこの違いについてご紹介。あわせて、適切な保存方法と使い分けのポイントもご紹介します。

■こんな方に読んでほしい!
・しらすとちりめんじゃこの違いを説明したい
・それぞれの使い分け方が気になる
・正しい保存方法が知りたい

しらすとちりめんじゃこの違い

「しらす」と「ちりめんじゃこ」、呼び方が違うとまったく別の魚なのかな?と思ってしまいますよね。しかし実は、両方とも同じイワシの稚魚のことを指しています。

「同じ魚なのに、なぜ呼び方が違うのだろう……」と疑問に思う方も多いはず。ここからは、しらすとちりめんじゃこにどのような違いがあるのかを詳しく説明します。

しらすとは

イワシの稚魚の総称のことです。ウルメイワシやカタクチイワシを主な原料とし、加工によって呼び方・商品名が異なります。

たとえば、水揚げしたばかりのものは「生しらす」、塩水で煮沸(釜揚げ)のみをしたものを「釜揚げしらす」、釜茹で後に乾燥したものを「しらす干し」と呼ぶのが一般的です。

同じ「しらす」でも、水揚げ後の加工・乾燥度によってこんなにも細かく呼び名が分けられているのですよ。

ちりめんじゃことは

ちりめんじゃこは、しらす干し以上にじっくり乾燥させたしらすのことを指します。乾燥度が非常に高く、水分量が低いため固めの食感になります。その分、日持ちが良くなり旨味も凝縮されているのが特徴です。

したがって、しらすとちりめんじゃこで呼び方が異なるのは、乾燥度の違いによるのですね。

ちなみに、「ちりめんじゃこ」という呼び方は、地域によってばらつきがあります。たとえば、「じゃこ」「ちりめん」「おじゃこ」など、地域によってさまざまな呼び名があるのです。

子どもなどにちりめんじゃこについて説明する際は、地域によって呼び方が違うことも説明すると盛り上がりそうですね。

しらすとちりめんじゃこの使い分け方

しらすとちりめんじゃこの違いについて、簡単にまとめると以下になります。

✅水揚げしたばかりのもの:生しらす
✅釜茹でのみをしたもの:しらす(釜茹でしらす)
✅釜茹で後に少し干したもの:しらす干し
✅じっくり干して乾燥させたもの:ちりめんじゃこ

乾燥度が高くなると、食感の違いも感じられます。しらすとちりめんじゃこを料理に使う際は、その食感の違いもいかして使い分けると良いでしょう。

たとえば、やわらかな食感のしらすなら、そのまま熱々のご飯にかけて食べたり、卵焼きに入れたり、和風サラダに入れたりしても、おいしく食べられます。

一方で、噛み応えのあるちりめんじゃこは、煮物や和え物、佃煮や炊き込みご飯など、やわらかく煮込む料理におすすめです。

乾燥度や水分量の違いを理解して、料理ごとに使い分けると良いでしょう。

しらすとちりめんじゃこの保存方法

食品は乾燥度によって適切な保存方法も異なってきますよね。乾燥度が低いほど日持ちしにくいため、油断するとすぐに傷んでしまうことも。

しらすやちりめんじゃこをおいしく食べるためにも、正しい保存方法をチェックしておきましょう。

しらすの保存方法

しらす(しらす干し)は、あまり日持ちしない食材です。すぐに食べ切れない!という場合は、冷凍保存で長持ちさせましょう。冷凍の保存期間はおよそ1ヶ月ほどです。

【しらす干しを冷凍する手順】
1.しらす干しを冷凍用保存袋に入れる
2.なるべく平らにならし、袋の中の空気を抜く
3.袋の口を閉じ、冷凍庫の平らなところで冷凍保存する

面倒な解凍処理などは不要です。冷凍したものは、そのままサラダに和えたり、ほかほかのご飯と混ぜておにぎりにしたりと、幅広い料理に使えます。

ちりめんじゃこの保存方法

乾燥度が高いちりめんじゃこは、しらすと比べて日持ちしやすい傾向にあります。しかし、塩分量や乾燥度、製造方法によって賞味期限が異なるので注意しましょう。

パッケージに記載されている賞味期限内に食べ切れない!という場合は、冷凍保存がおすすめです。冷凍なら賞味期限よりも日持ちがアップし、毎日少しずつ色々な料理に使えます。

【ちりめんじゃこを冷凍する手順】
1.ちりめんじゃこを冷凍用保存袋に入れる
※このとき、一食分に分けておくと使いやすい
2.なるべく平らにならし、袋の空気を抜く
3.袋の口を閉じ、冷凍庫の平らなところで冷凍保存する

料理に使う際は、解凍せずにそのまま使ってもOKです。ただし、水分が出てくるのが気になる方は、調理前日くらいから冷蔵庫でじっくり解凍すると良いでしょう。

なお、しらすもちりめんじゃこも、冷凍すれば永久的に保存できるわけではありません。冷凍したからといって安心はせず、なるべく早く食べ切るようにしましょう。

まとめ

しらすとちりめんじゃこの違いは?
乾燥度の違いで呼び方が異なる。乾燥度が高いしらすを「ちりめんじゃこ」と呼ぶ
それぞれの使い分け方は?
しらす→やわらかな食感をいかし、ご飯にのせたり、サラダに和えたりするなど
ちりめんじゃこ→固めの食感なので、煮物や佃煮、炊き込みご飯などにおすすめ
しらすとちりめんじゃこの上手な保存方法は?
すぐに食べ切れないのなら冷凍保存がおすすめ。冷凍用保存袋に入れて冷凍できる

この記事では、しらすとちりめんじゃこの違いについて解説しました。

しらすとちりめんじゃこは、ふたつともイワシの稚魚の総称のことです。それぞれを分ける違いは乾燥度にあります。生~少し乾燥させたものを「しらす」、じっくり乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」と覚えておくと良いでしょう。

(マイナビ子育て編集部)

※画像はイメージです

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