「こんな育児本が欲しかった」と大反響！『新生児科医・小児科医ふらいと先生の 子育て「これってほんと？」答えます』

この本を監修したのは講談社の漫画『コウノドリ』の取材協力医師としても知られる新生児科医・小児科医の今西洋介先生。制作には、産婦人科医の宋美玄先生、小児科医のほむほむ先生こと堀向健太先生、同じく小児科医の森戸やすみ先生をはじめ、錚々たる12人の専門家が協力し、それぞれの専門分野において専門家の立場から、育児に関する情報の「これってほんと？」に回答しています。

子育ての常識は日進月歩。ちょっと前は当たり前だったことが、今はまったく違う、ということはたくさんあります。また、SNS等で個人が発信する真偽不明の情報にふれる機会も多く、育児不安をあおるような誤情報もまん延しています。 こうした子育てにまつわる迷信やうわさに対して、1問1答形式で回答している同書は、子育てをするなかで「これってほんと？」と悩んでしまうとき、道しるべとなる一冊です。

その一部をご紹介します。

「赤ちゃんは親を選んで生まれてくるのですか？」という問いには「いいえ」と明確に回答。「子どもは親を選べません。障害のある子をもつ親御さんなど、子どもとのあいだに運命的なものを感じることで状況を受け入れられるようになるのは何もわるいことではないですが、これを他者が言うとなると話は別。言われた側は選ばれた責任、産んだ責任を感じ、ひとりで抱え込むかもしれません」と解説したうえで、「周囲がすべきは『あなたなら大丈夫』と励ますことでなく、具体的に手を差し伸べること」と結んでいます。

そのほかにも、「無痛分娩だと赤ちゃんへの愛情がわきにくい？」「夜泣きにお母さんは気づきお父さんは気づかないのは男女差？」など、いわゆる”母性愛神話”とよばれるものを丁寧に訂正したり、「赤ちゃんの体重が増えすぎ…ミルクや離乳食を減らすべき？」「ハイハイせずにいきなり立つ子は、足腰が弱くなる？」といった育児の不安にも真摯に答えています。

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6月上旬の発売告知後はさまざまな世代から反響が寄せられたといい、現役の子育て世代から「1人目を産んだときにこんな本が欲しかった」「育児に口出しをしてくる人に読んで欲しい」「間違ったアドバイスされて困ったときに読みたい」といった声があったそうです。
また、祖父母世代からも「孫が生まれたので読んでみたい」「昔とは常識が変わっているから学びなおしたい」といった声があがったといいます。

育児当事者を苦しめる誤情報を広めないためにも、これから親になる人、子育てを終えた人、すべての人に向けた一冊となっています。

タイトル： 新生児科医・小児科医ふらいと先生の 子育て「これってほんと？」答えます
監修：今西洋介
イラスト：おおのたろう
協力： 森戸やすみ、宋美玄、堀向健太、前田晃平、坂本昌彦、成瀬裕紀 （Dr.アシュア）、内田舞、おると@整形外科医、木下喬弘、駒崎弘樹、斉藤章佳、野澤祥子
発行元： 西東社
価格：1430円（税込）
判型・ページ数：A5・160

（マイナビ子育て編集部）