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2022年07月13日 11:47 更新

二世帯住宅の建築費、払うのは親?子ども? 実際に二世帯住宅を建てた人に調査

MayLightが運営する「注文住宅の達人」は7月12日、二世帯住宅を建てた経験がある男女を対象に実施した「二世帯住宅に関するアンケート」の結果を発表しました。

建築費は「親が多めに負担」が約半数

二世帯住宅を建てようと思った理由を尋ねたところ、最も多い回答は「親世帯からの希望」(43%)でした。2位の「土地を無償で提供してもらえた」(21%)の倍以上の数字となっており、子世帯との同居を希望する親世帯が多いことがわかります。

「土地を無償で提供してもらえた」(21%)と、「建築費を抑えられるから」(14%)を合わせると35%で、約3人に1人は経済的な理由で二世帯住宅を検討したようです。

次に、二世帯同居にあたり不安だった点を尋ねました。「お互いのプライバシー」(52%)が最多で、次いで「生活習慣の違い」(23%)、「子育てに対する口出し」(9%)が続いています。「食費や光熱費など家計の分担」や「家事などの役割分担」と回答した割合は少なく、プライバシーや生活習慣の違いの方を気にする人が多いことがわかりました。

二世帯住宅のタイプについて尋ねると、51%が「一部共有型」と答えました。「完全分離型」は35%、「完全同居型」は14%でした。
一部共有型は、お互いのプライバシーを一定程度保ちつつ、親世帯と子世帯が協力して生活を送れるためバランスがよいといえます。

住宅会社を選ぶ際に重視したポイントを聞いたところ、「価格帯」(39%)と「間取り」(36%)が多くを占めました。

二世帯住宅を建てた人は、実際にどれくらいの費用がかかったのでしょうか。最も多い回答は「2,501万円~3,000万円」(23%)で、「3,001万円~3,500万円」(21%)が続きました。2,501万円~4,000万円という価格帯で全体の60%で、多くがこの金額の範囲で二世帯住宅を建てていることがわかりました。

建築費の負担割合について尋ねたところ、「親世帯が多めに負担」(48%)が最も多く、「親世帯と子世帯で半分ずつ負担」(24%)、「子世帯が多めに負担」(17%)が続きました。どちらかが全額を負担するという回答を2つ合わせると11%になり、約1割のケースではどちらか一方が建築費を出しているという結果になっています。

二世帯住宅にして良かった点を聞くと、「建築費の援助が大きかった」(26%)、「土地代がかからなかった」(19%)など、コスト面でのメリットを挙げる声が目立ちました。「親の体調が悪いときに助けられる」(21%)、「子供の体調が悪いときに助けてもらえる」(20%)など、助け合いに関するメリットも多くなっています。

二世帯住宅にして悪かった点は、「生活時間のズレがあり洗濯やお風呂の時間など気をつかう」(28%)が最も多く、「家族や友人を家に呼びづらい」(19%)、「夫婦ケンカするのにも気をつかう」(16%)、「家事や育児に口出しされてストレスになる」(13%)という順になりました。

調査概要

調査実施期間:2022年6月
調査対象:二世帯住宅を建てた経験がある男女
有効回答数:150サンプル
回答者の年齢:20代(8%)、30代(28%)、40代(37%)、50代(23%)、60代(4%)

MayLight
https://www.maylight.co.jp/

調査詳細「二世帯住宅の間取りとメリット・デメリット」
https://chumon-jutaku-tatsujin.com/nisetai.html

(マイナビ子育て編集部)

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