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2022年07月08日 12:12 更新

和痛分娩で第一子出産の元NMB48三秋里歩さん、すさまじい陣痛だったと振り返る出産レポを公開

第一子女児を出産した元NMB48メンバーでタレントのりぽぽこと三秋里歩さんが、出産時の様子をレポート。夫のしゅんPさん視点で出産の様子を追った動画も公開しています。

「よっしゃ絶対次の波で産んだる!」

三秋里歩さん りぽぽさん
三秋里歩さんオフィシャルブログより

りぽぽさんは2020年11月にお笑い芸人で医師のしゅんしゅんクリニックPさんと結婚。第一子女児を出産したことを6日に報告しました。

出産予定日より少し早くから前駆陣痛のような痛みを感じ、休んでいても痛みを感じる間隔が狭まり、強さも増していったことから、病院に行ったというりぽぽさん。病院まで向かうタクシーの中で「明らかに前駆陣痛とは一段階違う痛さ」に襲われて不安になったそうで、夫のしゅんPさんに「もし一回お家帰って様子見てって言われても絶対帰らへんから!病院の受付のとこにずっといとくし!」と訴えていたそうです。

病院に到着後、子宮口の開き具合をチェックしてもらうと、まだ1cm。ただ、お腹の張りが起こるタイミングが10分間隔を切っていたため、そのまま入院することになったそう。その後、陣痛の強さが増して「半泣き」に。あまりの痛みに「歯がガタガタなっていた」といいます。

「痛くて?寒くて?怖くて? 何か分からないけど全身の震えが止まらなくなっていました」と大変な状況だったようですが、和痛分娩の麻酔が効いてからは痛みが落ち着いたそう。しばらく時間が経つと「今までお腹の張りだけだったのがおしりの骨が変な感覚に」。子宮口の開きも7〜8cmとなり、いよいよ出産が近づいてきました。

このとき「痛さがまた増してきてベッドの横の手すり?を握りしめないとダメなくらい」になり、子宮口が全開に。「いきんでみよう!となってからは痛さよりもよっしゃ絶対次の波で産んだる!と戦闘モード」で臨み、最初の陣痛から12時間程度で無事に元気な女の子を出産できました。

しゅんPさんもYouTubeで、自身の視点から陣痛から出産まで密着した様子を公開。落ち着いた様子でりぽぽさんの状況を説明していたしゅんPさんですが、陣痛で苦しむりぽぽさんをみて「どうやって寄り添ってあげればいいのか」「背中をさすったり手を握ってあげることしかできないのがもどかしい」と感じたといいます。

途中、赤ちゃんの心拍が低下することが何回かあり、お産の進みが悪かったら帝王切開になるかもしれないと医師から説明された際は、動画を撮る余裕もなくなったそう。しゅんPさんが産まれたばかりの赤ちゃんを初めて抱っこする様子も収められており、「守らなきゃいけないっていう気持ち的に重く感じる」と、父親になったことを実感したようでした。

和痛分娩のメリットとリスク

和痛分娩というのは麻酔薬を使った分娩法のことで、いわゆる無痛分娩と同じ意味ですが、医学用語ではありません。しかし無痛分娩というと“完全に痛みがない分娩”という誤解を招きかねないため、痛みを完全になくすのではなく和らげる意味というがわかるようにという、医療機関側の配慮があると考えられます。

和痛分娩(無痛分娩)では、陣痛と、産道が開く痛み(両方あるいは片方)を麻酔薬を使って緩和していきます。痛みによる体への負担やストレスが軽減されるため、産後の回復が早いと感じる人が多く、妊婦さんが心臓や肺に病気を抱えている場合は呼吸機能や体への負担が軽減されるといったメリットがあります。

その反面、麻酔薬を使うことから、分娩中や産後に足腰の力が入りにくくなる、血圧が下がる、排尿や排便の感覚が鈍くなり、排尿トラブルや便秘が生じやすいというリスクもあります。

和痛分娩では、痛みを伝える神経が集まっている脊髄の周辺(硬膜外腔)に、カテーテルという細くて柔らかいチューブを差し込み、そこから麻酔薬を注入する「硬膜外鎮痛」という方法が主流です。基本的には、陣痛が始まった妊婦さんから「痛みを止めてほしい」という訴えがあったタイミングで、担当医が問題ないと判断した場合に、麻酔薬が投与されます。

もし和痛分娩を希望する場合は、「無痛分娩の経験が豊富な産科医が複数いる」、「無痛分娩の麻酔の経験がある麻酔科医がいる」、「万が一のときに救急に対応できる(連携先の医療機関がある)」、「新生児に何かあったときに対応ができる(連携先の医療機関がある)」、「無痛分娩の経験がある助産師や看護師が複数いる」といった条件を満たしている施設が望ましいです。産院選びの参考にしてみてください。

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