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2022年06月30日 13:30 更新

プレママを悩ませる、マイナートラブルの原因は? リフレッシュ方法・パパたちにできることを助産師より解説

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目次

妊娠中のママに起こる体調不良は、つわりだけではありません。眠気やイライラ、頭痛に腰痛などさまざまな症状を「マイナートラブル」と呼びます。今回は、マイナートラブルの要因とケアのポイントを助産師さんより解説。また、そんな不調に悩むママのために、パパができることを、先輩パパの体験談をもとにアドバイスしてもらいました。

ホルモンバランスの変化が要因の1つ。マイナートラブル、その症状は?

寝込むママのイラスト

妊娠中のママの身体は、イライラやだるさなど、つわり以外にもさまざまな身体の変化や不調が起こります。それらの不快な症状のことを「マイナートラブル」といい、妊娠によるホルモンバランスの変化や、大きくなる子宮の影響により生じることがわかっています。程度や症状は人によってさまざまですが、よくみられるマイナートラブルは以下の通りです。(清水さん)

◆妊娠中のマイナートラブル◆

  • ・眠気
  • ・だるさ(夕方ひどくなることが多い)
  • ・ボーっとする
  • ・イライラ
  • ・頭痛
  • ・便秘、頻尿
  • ・むくみ
  • ・腰痛
  • ・動悸、息切れ
  • ・皮膚のかゆみ、乾燥
  • など

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先ほどあげたマイナートラブルは、主にホルモンの変動が大きい妊娠初期に感じることが多い症状です。ほとんどの場合、安定期に入った妊娠6ヵ月頃には症状が落ち着いてくるでしょう。とはいえ、症状や期間には個人差があるので、なかには特定の症状だけ出産まで続いたという人もいます。

マイナートラブルが長く続くと、気分も落ち込んでしまうもの。そんなママのために、症状を緩和させる方法をレクチャーします。体調にあわせて取り入れ、マイナートラブルとうまく付き合っていけるといいですね。

【ケース1】
眠気、だるさ、ボーっとする、イライラ、頭痛、動悸、息切れ、めまい

これらの症状は、プロゲステロン(黄体ホルモン)が身体を安静にさせようとして起こるもの。そのため、無理をしないこと、休むことがなにより効果的です。

仕事がある方は、日中気を張りつめている分、夕方に症状がひどくなるケースが多くあります。そんな時は、帰宅後はゆっくり休む、仕事がある日は家事をしない、外食や出前を活用する、などママとパパの負担を減らす工夫を考えてみましょう。

【ケース2】
便秘、頻尿、むくみ、腰痛

これらは、ホルモンの変動と子宮が大きくなることで起こる症状です。 便秘は、症状がひどくなる前に妊婦健診で医師に相談するのがおすすめです。また、頻尿は、トイレを我慢せずこまめに行くことが対策になります。心配だからといって、水分を控えることはやめましょう。

骨盤の緩みは腰痛の原因の1つになるので、妊娠中でもできるストレッチなどでケアをしていきましょう。ただし、本格的なマタニティヨガをする場合は、安定期に入ってから、医師のOKをもらってからにしてください。また、湯船で下半身を温めるのも◎です。

【ケース3】
皮膚のかゆみ・乾燥
皮膚のかゆみや乾燥は、ホルモンバランスの変化によって起こります。積極的に保湿剤などでケアをしていきましょう。衣服も、刺激が少ない天然素材のものにしてみるのもいいですね。

保湿剤でよくならない場合は、肌荒れを鎮めてくれるカレンデュラオイルを使ってみるのもおすすめです。また、妊娠中であることを伝えたうえで皮膚科を受診してもよいでしょう。

ポイント
\人と比べず、ママがリラックスできるスタイルで/

妊娠中のママは、急な体調変化が起こりやすいもの。また、症状の有無や程度は人それぞれです。周りの人と比べずに、体調が悪いときは無理をせずゆったり過ごしましょう。

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\僕たち、パパにできること/
ママの体調が悪い時、どうしてた?

パパイラスト

具合が悪いママに対して、「何かしてあげたいけど、何をすればいいんだろう?」と悩むパパも多いようです。先輩パパ300人へ、ママの体調がすぐれない時の過ごし方を聞いてみたところ、「帰宅を早めた」、「ママとゆっくり話す時間を作った」、「家事を率先しておこなった」という声が多くあがりました。その他にも、以下のようなエピソードも。ぜひ先輩パパの意見を参考にしつつ、2人らしいスタイルを模索してみてくださいね。

-先輩パパの声-

体調がすぐれない時は積極的に家事を行い、負担を減らすようにした。食べ物も外食やテイクアウトなど負担を減らした。(30代/男性)

自分でできることはこまめにやるようにした。また、夫婦の話し合いの時間をしっかりとるようにした。(40代/男性)

当時は相手の気持ちに気づいてあげられず、今となっては反省した。(40代/男性)

やらない家事を作ったり、家ではリラックスして過ごせるようにした。(40代/男性)

パパになにより大切にしてもらいたいのは、“ママの気持ちに寄り添う”こと。ママの身体や気持ちは、妊娠によるホルモンバランスの変化が原因でマイナートラブルが起こっていること、症状も日々変化していくことを理解した上で、接することが大切です。

ママが食べやすい食材を常備しておく、最低限の家事は終わらせておくなど、パパのやさしい気持ちや行動は、ママもとてもうれしいはず。また、やらない家事を決める、外食やお惣菜を活用して、2人の負担を減らすことも大切です。妊娠中は、ママにもパパにも特別な時期。仕事が忙しい時や、家事が苦手な場合は家事代行などのサービスを利用してみるのも手です。(清水さん)

ポイント
\パパも早めの帰宅を意識して/

ママは、つらくても「大丈夫」と言ってしまいがち。でも、体調の悪い時は誰かがそばにいてくれると、心強く安心できるものです。ママの妊娠中は、パパもできる限り早めの帰宅を心がけて!

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2人で。“自分たちらしい”今のスタイルを考えてみよう

マイナートラブルの症状は週数によって変化し、個人差も大きくつらさは一人一人違います。ママとパパで一緒に乗り越えていくためには、お互いの今の状況をこまめに共有し合うことが大切です。お互いが無理をせず過ごせるよう、日々試行錯誤しながら、自分たちらしいスタイルを探していってくださいね!(清水さん)

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