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2022年11月28日 14:19 更新

山茶花(さざんか)の花言葉|さざんかの名前の由来も解説

開花時期が寒い季節で花が少ない中、きれいに凛と咲いている山茶花(さざんか)。鮮やかな赤やピンクの花姿は白い雪がとても似合いますよね。ここでは、さざんかの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

山茶花(さざんか)の花言葉

さざんか全般の花言葉には、「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」という花言葉があります。

花言葉の意味は、寒さが強まる初冬にかけて花を咲かせることが由来だといわれます。

さざんかの色別、種類別の花言葉

赤いさざんかの花言葉

赤いサザンカの花言葉は、「謙譲」「あなたがもっとも美しい」という意味があります。
赤い色とは相反して、控えめな意味を持っています。

白いさざんかの花言葉

白いサザンカの花言葉は、「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」という意味があります。
愛らし「愛嬌」と、「あなたは私の愛を退ける」は唯一ネガティブな印象を与える意味を持っています。

ピンクのさざんかの花言葉

ピンク色のサザンカの花言葉は、「永遠の愛」という意味があります。
可憐でかわいい印象のピンク色のさざんかが冬の寒さに耐える姿とピッタリの意味を持っています。

さざんかの花言葉に怖いものはある?

白いさざんかには「あなたは私の愛を退ける」という少し怖い意味の花言葉がついています。 また「愛嬌」という全く違う花言葉は、殺風景な季節にぽつんと白い花が咲いている様子が、愛嬌があるようにみえるという意味です。 怖い花言葉の意味もあるので、贈り物に使用するのは向いていません。

さざんかの特徴

さざんかはツバキ科ツバキ属の一種で、日本の固有種です。さざんかは高さ5mほどの常緑小高木。日向~日陰まで育ちますが、西日があたる場所や暗すぎる日陰は避けたほうがよいです。花は、晩秋~初冬に咲かせ、花色は赤、白、ピンクなど存在します。
江戸時代から生垣や庭木などで利用察れてきており、現在では、多くの種類の園芸品種が出回っています。

山・茶・花と漢字で表記ますが、「山に生えているお茶の花」という由来です。葉の香りが良く、お茶のようにして飲まれていることに由来しています。

基本的な性質はツバキと似ていますが、以下の点で区別されます。新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があり、花弁は基部で合着しないので花が終わると1枚ずつばらばらと散ります。ツバキは早春から春にかけて咲くのに対し、さざんかの野生種は10月から12月に白い花が開花し、晩秋の花として親しまれてきました。

さざんかの基礎知識

・分類…ツバキ科ツバキ属
・原産地…日本
・別名…山茶花(サザンカ)
・開花期…10月~12月
・出回り期…10月~2月(最盛期は12月)

さざんかの名前の由来

ツバキ属の学名「Camellia(カメリア)」は、現在のチェコ出身の植物学者ゲオルク・ヨーゼフ・カメル(Georg Joseph Kamel / 1661~1706)の名前にちなみます。
和名の山茶花(サザンカ)は、中国語でツバキ類を指す「山茶(さんさ)」に由来し、山茶花の本来の読みである「サンサカ」がなまったものといわれます。
英語では和名と同じ「Sasanqua」や学名のまま「Camellia sasanqua」と呼ばれます。

さざんかの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
さざんかが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

10月30日、11月3日、11月5日、11月9日、11月16日、11月27日、12月4日、12月10日、12月29日

さざんかと椿の見分け方

さざんかはツバキの花と似ていて、よく間違えられることがあります。一般に以下のような見分け方があります。

花が咲いている時期で見ると、山茶花(10月~12月)に対し、椿(12月~4月)と異なります。
さざんかの花は、5cm大の5枚の花弁をもつ花を咲かせるます。その花形はツバキによく似ています。
花の散り方が特徴的で、さざんかが花弁を散らすのに対し、ツバキは花ごと落ちるのが特徴です。
ツバキのおしべは花糸の下半分くらいがくっついていますが、さざんかは花糸がくっつかないのも違いの一つです。

さざんかの葉は、縁がギザギザになっているのが特徴です。対して、ツバキはギザギザが浅いです。
また、葉脈はさざんかははっきり見えずらく中心は黒っぽいですが、対してツバキは葉脈がクリアです。

さざんかの贈り方

さざんかは、江戸時代から庭木として親しまれ、冬の庭を彩ってきました。品種も沢山存在し、カラーバリエーションも豊富です。

白いさざんかだけ、花言葉の意味を気を付ける必要がありますが、冬を彩る贈りものに是非一度、さざんかをプレゼントしてみるのもいいですね。

まとめ

花が少ない季節に可憐な花を咲かせるさざんか。よく似た椿との違いや、花言葉、名前の由来などをご紹介しました。開花時期は10月から12月なので、寒い冬に凛と咲いているさざんかはとても可憐で魅力的です。ぜひ、さざんかを見かけたら、その美しい咲き姿を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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