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2022年07月31日 23:55 更新

我が家で実証済み! コバエ対策で力を発揮した『モウセンゴケ』の実力

夏場の悩みのひとつであるコバエの発生。我が家も市販のグッズを試したり、裏ワザを試していたのですが、その中でもっとも効果を発揮してくれたのはなんと【食虫植物】! 「えっ!?」と思うなかれ、この実力が本当にスゴイんです。実際に我が家で期待以上の働きをしてくれたモウセンゴケの生態や育て方をレポします。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

暑い季節には切実な悩みとなるコバエ問題。生ごみをこまめに密閉する、市販のコバエ対策グッズを設置する、といった基本的なことに気をつけて対策しても、なかなか思うような成果が得られないことも多くありませんか?

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何かいい手はないかな~と思いながらいたときに、ふとお店で目に留まった食虫植物。実は「子どもが面白い!」と言って欲しがったりして、意外と人気があるんです。ユーモラスな姿と生態が子どもの興味を引き、一緒に観察しながら育てられるので、オススメ植物なんですよ。

今回はコバエ対策としてダメもとで置いてみたら、期待以上の成果にびっくり!! 我が家ではそれまで試してみた対策の中で、ダントツの効果を実感できました。

食虫植物がオススメな理由

猫, プラレール 

コバエ対策にもいろいろありますが、小さな子どもやペットがいると、強い薬剤をあまり使いたくないですよね。確かに薬剤を使うと高い効果を得られますが、誤飲したり、体に吸収したり、吸い込んだりしないか心配になって、躊躇する方もいらっしゃると思います。

自然の力を借りて対策する方法もいくつもあり、我が家では精油を使ったりして対策したこともしました。しかし、猫を飼うことになり、嗅覚が敏感で体質的に猫には合わない精油もあるため、別の対策方法を探すことに。

市販品や裏ワザなどいくつも試してみましたが、期待以上の効果を感じられたのが食虫植物の「モウセンゴケ」でした。

オススメの理由はいくつもありますが、ピックアップしてみると……

■薬剤を使わない
■植物の生態を活用
■子どもが興味津々
■あまり手がかからない
■継続的に効果がある
■リーズナブル
■期待以上のダントツの効果!

総合的にみてもなかなかの魅力なんです♪

食虫植物 モウセンゴケ

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食虫植物の「モウセンゴケ」はコケと名前についてはいますが、苔の仲間ではなく、立派な種子植物で、花が咲き種もできます。葉の形や花の色は種類によって大きく変わり、適した環境も異なりますが、湿地を好むものが多いようです。

世界中に分布し、その種類は200以上も! 日本でも広い地域の湿地帯で自生しています。

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モウセンゴケは栄養の乏しいやせた土地に自生しているため、比較的手がかからず丈夫。食虫植物であるがゆえに、厳しい環境の中でも生き抜く力があります。種類によって、日本の気候に適しているものとそうでないものがあります。

我が家で初めてお迎えしたモウセンゴケは、子どもが興味を持ったので購入したもの。もうかなり前のことなので種類は忘れてしまいましたが、そのとき子どもは興味津々で、観察対象としてモウセンゴケをお世話していました。

しかし昨年になり、コバエ対策に四苦八苦していた中で、ふとあのときのモウセンゴケのことを思い出したのです。少しでも力を発揮してくれないかと思い、購入してみました。選んだのは「モウセンゴケ アデラエ」という種類。オーストラリア原産の多年草のモウセンゴケです。

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モウセンゴケは葉の形は種類によって違うものの、共通するのが葉にびっしりとある腺毛。この先に虫を誘う粘液が分泌されています。虫を捕らえると腺毛で巻きこみ、消化液が分泌されて、栄養を消化して腺毛から吸収。ものすごい連携プレーで必要な栄養を得ているわけです。

虫以外のものが腺毛に引っかかっても、腺毛はほとんど動かず、消化液が分泌されたりしないというから驚き。

食虫植物 モウセンゴケのお世話の仕方

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モウセンゴケは種類によって育て方が多少変わりますが、今回は「アデラエ」を育ててみた実際の生育状況から、お世話の仕方をご紹介します。種類によっては好む環境が変わってくるので、元々の原産地の気候に合わせた環境にするのが◎。中には高温多湿の日本の夏を好むものもあれば、苦手なものも。置きたい場所に合った種類を選ぶと管理もしやすくなります。

置き場所
半日陰(レースカーテン越しくらい)の風の当たらない場所。湿度の高い状態を好みます。

モウセンゴケの多くは日当たりのいい場所が好きですが、コバエ対策用に置きたいのは室内ですよね。窓越しの、しかも日当たりを確保できる場所となると、置ける場所は限られます。アデラエは半日陰でOKなので、直射日光が当たらなくても大丈夫。実は我が家でコバエ対策としておきたい場所は窓が東向きにあって、朝しか日が当たらないところでした。アデラエにとって直射日光は当たらないけれど、1日中柔らかい光が当たる場所でピッタリだったようです。

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水やり
乾かさないように、常に鉢底に1~2cm水が浸かるように、受け皿にためておきます。夏場は朝夕2回の水やり。とにかく乾燥は厳禁。

水をよく吸います。受け皿に水をためるくらい朝水をあげても、夕方にはたまっていなかったりします。大雑把な私は、受け皿に水が無くなってきているようなら水やりをする、というようなザックリとした感じで水をあげていました。モウセンゴケ自体が、元々やせた土地で育つ植物なので、肥料は要りません。つまり、通常のお世話は水やりだけ。

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育成温度
15℃~30℃が生育温度となっています。日本だと冬は休眠します。

コバエが発生する期間はモウセンゴケも成長期。ぐるぐるっと先が巻いた、小ぶりのゼンマイのような形の赤ちゃん葉っぱが伸びてきます。

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生育期にはあちこちから赤ちゃん葉っぱが出てきて可愛いです。葉が大きくなってくると、先のぐるぐるも開いてきます。比較的成長は早く、株が増えていくので、鉢が窮屈になったら植え替えたり株分けしたりします。

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冬越し
最低温度は10℃程度となっています。冬場は地上部がなくなることもありますが、根は残っているので、水やりを続けていくと春にはまた新しい葉がでてきます。葉っぱが枯れちゃったからもう終わり、とは思わず、捨てずに水やりして春を待ってくださいね。

ちなみに我が家はずっと室内に置いていたためか、冬でも枯れずに春を迎えました。寒い時期は新しい葉が出てこず、粘液もあまり分泌されていない様子。そもそもコバエがいないので、粘液の分泌もされないからでしょうね。春を迎えたころ、下のほうにあった枯れた葉っぱは取り除きました。

食虫植物 モウセンゴケの花

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春に新芽が出はじめるころ、葉っぱとは違う細長いものが出てきます。先にはツブツブの蕾がついた花芽。花が咲いた後は種ができてきますが、これは株のエネルギーをとても消耗させます。株を弱らせたくない場合は、花は諦めて早いうちに切ってしまうといいでしょう。

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ゆっくりと時間をかけて花芽をひょろひょろっと伸びてきます。え? こんなに長く伸びるの? とちょっと戸惑うくらい。

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5枚の花びらの星形の花が咲きます。大きさや色はモウセンゴケの種類によって違い、なかなかバラエティーに富んでますが、我が家のアデラエはピンクの小さく可憐な花が咲きました。この可憐な花の栄養源はコバエ……と思うと、なかなか興味深いです。そんな話も子どもとすると楽しいですよ。

食虫植物 モウセンゴケの実力は?

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さて、コバエ対策として見てみると、モウセンゴケの実力のほどは? と言うと……これほどまでコバエを取ってくれるものはいないのでは!? と思うくらいスゴイんです。

まずは葉全体にびっしりと虫を捕らえる罠の腺毛があり、面積が広い! 株の全てが捕獲機関と言ってもいいくらいなわけで、捕獲能力が高いんです。気がついたらいつの間にかコバエが捕獲されている、という感じ。きっと誘い込む能力も高いのではないでしょうか(人間にはわからないけれど)。

栄養を吸収したあとのコバエはそのままくっついているので、見たくない場合は取ってあげないといけませんが、気にならないなら放置で大丈夫。

そこまで期待せずに設置したモウセンゴケでしたが、気になるコバエは激減。薬剤を使うような壊滅効果まではないかもしれませんが、安心安全で、効果はずっと継続し、通常の基本的な手間は水やりくらい。これってかなり優秀なのでは?

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ちなみに子どもに絶大な人気のハエトリソウも一緒に設置しました。

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虫が葉の感覚網に触れると、葉が閉じるのがおもしろくて、子ども心をくすぐりますが、コバエにはあまり効果がありませんでした。

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葉っぱの姿からは想像できない可愛らしい花が咲きます。観賞用としては葉っぱも花も◎。

まとめ

コバエが発生する季節は本当に憂鬱ですよね。今までやってきた対策であまり効果を感じられなかったら、食虫植物を置いてみるのもひとつの方法です。薬剤のような強い効果はありませんが、モウセンゴケは株全体が捕獲機関のような高い能力があり、手間や費用は最小限で、優れたコバエ対策ができます。種類や環境などによって効果は変わると思いますが、安心・安全な自然の力を借りて対策できるのでオススメですよ♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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