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2022年11月26日 14:35 更新

ヒペリカムの花言葉|名前の由来や特徴、品種について解説

ヒペリカムと聞いて、すぐに花が思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。中国原産の花で夏に開花します。ヒペリカムの品種はとても多く、300種以上だと言われています。ここでは、ヒペリカムの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。

ヒペリカムの花言葉

ヒペリカム

ヒペリカムの花言葉は「きらめき」「悲しみは続かない」です。

「きらめき」は、鮮やかな黄色の花を咲かせるヒペリカムの様子から付けられたと言われています。
「悲しみは続かない」は花が咲き終わって枯れた後も、綺麗な赤い実をつけることに由来しているみたいですよ。

色別の明確な花言葉はありません。

ヒペリカムの花言葉に怖いものはある?

ヒペリカム

ヒペリカムの仲間に「弟切草(オトギリソウ)」という花があって、恐ろしい伝説と怖い花言葉が付けられていますが、ヒペリカム自体には怖い花言葉はありませんのでご安心ください。

「弟切草(オトギリソウ)」については後ほど解説しますね。

ヒペリカムの特徴

ヒペリカム

ヒペリカムは日本で古くから育てられているものと海外からの新しい品種を加えた総称です。

6月から7月の夏の時期に開花する花で、見た目は梅に似ています。鮮やかな黄色が特徴で、花びらは5枚です。
また、花は黄色ですが、開花後には赤やピンク、白などの実をつけます。

ヒペリカムのおしべは、金色の糸が真っ直ぐに何本も伸びたような特徴的な姿をしています。

ヒペリカムの基礎知識

・分類…オトギリソウ科オトギリソウ属
・原産地…中国、ヨーロッパ
・別名…小坊主弟切(コボウズオトギリ)
・開花期…6月〜7月

ヒペリカムの名前の由来

ヒペリカム

「Hypericum(ヒペリカム)」はギリシャ語で、上を意味する「hyper」と像を意味する「eikon」を語源としています。
悪魔よけの像の上にヒペリカムの花を置かれていたという話もあるくらいです。

またもう一つの言い伝えとしては、下を意味する「hypo」と草むらを意味する「erice」が合わさって「Hypericum(ヒペリカム)」という説もあります。

ヒペリカムの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされていま す。ヒペリカムが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

8月27日

ヒペリカムの実

ヒペリカムの実

花が散った後も私たちを楽しませてくれるヒペリカムの実。

とても可愛らしい見た目と色が印象的で、ブライダルブーケやお祝いの花束などに使われることも多いんですよ。

ヒペリカムの品種

冒頭で説明しましたが、ヒペリカムは海外からの新しい品種もあり300種類以上存在します。

園芸店で一般にヒペリカムの名称で流通している品種は、ヒペリカム・アンドロサエマムやヒペリカム・カリシナムなどです。

ここでは、いくつかの代表的な品種をご紹介していきます。

美容柳(ビヨウヤナギ)

美容柳

ヒペリカム・キネンシスと呼ばれる種類です。葉が柳と似ているのが特徴で、6月から7月に黄色い花を咲かせます。

金糸梅(キンシバイ)

キンシバイ

こちらは金糸梅(キンシバイ)です。キンシバイのことも、ひとまとめにヒペリカムと呼ぶときもあります。

名前の通り、金の糸のような姿が特徴的で梅の花に似ていますよね。

弟切草(オトギリソウ)

オトギリソウ

こちらは弟切草(オトギリソウ)です。オトギリソウ属でヒペリカムの仲間です。

原産地は日本で、7月〜8月頃に花を咲かせます。

弟切草(オトギリソウ)の怖い伝説

オトギリソウ

ここで、ヒペリカムの仲間「弟切草(オトギリソウ)」についてご紹介させてください。

実は、花言葉がとても怖いんです。
それは「恨み」です。可愛い見た目に反して怖いですよね。

なぜこのような花言葉が付けられたのか、これは平安時代に起こったある兄弟のお話に由来します。

昔、鷹匠をしていた男がいて鷹が怪我をしたときにある薬草を使って治療していました。男は、その薬草の名前を他の鷹匠たちに教えることはありませんでした。

しかし男には弟がいて、この弟がヒペリカムの薬草を使っていたことを他人に教えてしまったのです。このことを知った兄は激怒し、弟を斬り殺してします。

このことから「弟切草(オトギリソウ)」と呼ばれるようになったと言われています。

まとめ

今回はヒペリカムについて解説をしてきました。

花言葉は「きらめき」「悲しみは続かない」でしたね。
鮮やかな黄色の花と、赤や白、ピンクの実が特徴です。

園芸店でも販売されているので、ガーデニングでも楽しむことができますよ。

最後にヒペリカムの仲間「弟切草(オトギリソウ)」の話もしましたが、花言葉は「恨み」でしたね。
同じ種類の花でもこんなにも意味が変わってくるなんて不思議ですよね。

他にもまだまだ色々な花があって、それぞれに違う花言葉が付けられているので調べてみると面白いですよ。

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