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2022年06月05日 12:11 更新

家計簿をつけるだけでボーナスゲット! 「スライド式家計簿」のコツを実践中のママに聞いてみた

学費に教育費、日々の食費や日用品費など、子育て中は何かとお金がかかる時期。さらに自分たちの老後資金も必要……。そんなお金に悩めるパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術を聞くこの企画。今回は自分ボーナスを作れると話題の「スライド式家計簿」について聞きました!

自分ボーナスを作れる「スライド式家計簿」をやってみたら?

スライド式家計簿は、1カ月+3日、1カ月+5日など毎月のやりくり期間を数日プラスしてやりくりする家計管理術。毎月、いつもより数日頑張ってやりくりすることで、数カ月後に生活費をまるまる1カ月分貯金できます。この浮いた1カ月分の生活費がボーナスになることから「自分でボーナスを作れる」と話題です。

ただし、スライド式家計簿で対象になる費目は食費や日用品費などのいわゆる変動費のみ。家賃などの固定費は含みません。

yuさん一家の場合は固定費は毎月の給料から支払い、生活費のみ35日サイクルでやりくりをしているそう。今回はyuさんにスライド式家計簿をやってみての感想や、年150万円の貯金に成功した家計管理術について聞きました。

yuさんのスライド式家計簿スケジュール(yuさんのInstagramより)

「給料日まであと〇日……」からの解放!

yuさん:
スライド式家計簿を導入しようと思ったきっかけは、ボーナスがほしかったから。1カ月はだいたい30日か31日なので、あと4~5日足して、35日サイクルでもやりくりできるかなと思いました。

スライド式家計簿を始めたばかりのころは「次のサイクルが来るまで長いなー」と感じていましたが、2022年の1月から始めて5カ月が経った今ではそう感じることもなくなりました。給料日を無視するので、「給料日まであと〇日」と考えずに済むようになったのも大きいです。

自分ボーナスがあることがモチベーションにつながっています!

予算を決めればスライド式家計簿×クレカ決済も問題なし

一般的なカレンダーを無視して家計管理をするスライド式家計簿。普段クレジットカードで生活費を決済している家庭で実践するのは難しいのでは……と思いきや、コツがあるそうです。スライド式家計簿×クレカ決済で出てくる締め日・引き落とし日のズレ問題を、yuさんはどう解決しているのでしょうか?

yuさん:
普段の生活費はクレカで決済しています。クレカ決済でも現金と同じように予算を決めて使っているので、特に不便を感じたことはありません。カレンダー通りに家計簿をつけるときと違って、サイクルごとに締め日や引き落とし日のズレは生じますが、いつ、何を買ったかをしっかりとメモすれば大丈夫です。

クレカも賢く使い分け(yuさんのInstagramより)

家計簿は週1で記入、月1のマネー会議で夫と話し合いも

しっかりと家計簿をつけようと思ったものの、日々の仕事や家事育児に追われるうちに月末を迎え、真っ白な家計簿とレシートの山が……という経験をした人も少なくないはず。また、いざ家計簿をつけてみても赤字ばかりだとなかなかモチベーションを保てませんよね。

4歳、1歳と小さなお子さんを育てるワーママのyuさんは、どのタイミングで家計簿をつけているのでしょうか? また、家計管理のモチベーションは?

yuさん:
育休中は毎日かならず、今年4月に職場復帰してからは週1回まとめて家計簿をつけるようにしています。さすがに働きながらだと時間がなくて(苦笑)。ほかにも、夫とは月1回でマネー会議をして今の家計の状況や貯蓄額などを共有しています。

1000万円貯めること、夢のマイホームのために頭金を貯めることの2つが今の家計管理のモチベーションになっています。

yuさんがスライド式家計簿で使っているグッズ(yuさんのInstagramより)

手取り10万円台で年150万円貯蓄! 貯める秘訣は?

手取り10万円台、家族4人で暮らしながら年間貯蓄額は150万円を超えるyuさん一家。年150万円貯蓄を達成した年、yuさんは産休・育休中だったというから驚きです! yuさんに貯める秘訣を聞いてみると?

先取り貯金は死守!

yuさん:
産休育休に入る前に立てた「育休中のやりくり計画」で育休中も乗り切れました。自分の給与からいくら手当が入るか計算して、夫の収入とあわせていくら貯金できるか、生活費はどれくらいになるかを考えて計画を立てていました。産休育休に入る前から収入が下がることはわかっていたので、先取り貯金は死守。残ったお金でどうやりくりするかを意識して生活していましたね。

でも、予算内でやりくりする工夫は普段からしていることで、育休前と育休中で何か大きく変わったということはありませんでした。

固定費削減はやっぱり効いた!

yuさん:
効いたのは固定費の削減。まずは保険、そして携帯代やWi-Fiといった通信費も産休に入ってから見直しました。保険は半年~1年に1回は見直すようにしています。定期的に見直すことで、保険料だけで年間12~13万円削減できました。

まずは家計状況の整理から始めてみて

最後に、これからしっかりと家計管理をしていきたい共働き夫婦に伝えたいことを聞きました。

yuさん:
共働き夫婦が家計管理を続けるには、まずは今の家計の状況を整理して、夫婦で取り組むことが必要だと思います。

今でこそ夫は家計管理に協力的ですが、昔は散財するタイプで……家計管理も私まかせでした。そこで当時の家計状況を見せながら「このままだと子どもの学費が大変だよ」とお金がないことをきちんと話したんです。お金について夫婦でオープンに話すようになってから、夫も変わりました。

共働きで財布は夫婦別々という方も増えていますが、家計管理は主に妻という家庭もまだ多いはず。メインの家計管理は夫婦どちらかでも、家計の状況は2人ともきちんと把握して、目標に向けて夫婦二人三脚で頑張っていくことが大切だと思います。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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