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2022年05月26日 11:10 更新

バストの“コロナ垂れ”を感じる人は5割以上! おうち時間増加で脱ブラ傾向「形が崩れた」との声も

Belletiaは5月25日、20代から60代までの女性を対象にした「ブラジャーの着用とバストの調査」の結果を発表しました。

おうち時間の増加で4人に1人が脱ブラ傾向(※)に

同調査は、長引くコロナ禍でリモートワークが普及し、おうち時間が増えたことでブラジャー着用の習慣に変化が生じているという仮説のもと、ブラジャー着用習慣の変化とそれによるバストへの影響を調べるために同社が実施しました。

コロナ禍を経て、ワイヤー入りブラジャーの着用頻度は減ったか尋ねたところ、25.4%が「とても減った」「まあまあ減った」と回答。減った理由として「ノンワイヤーブラジャーが楽だから」(57.5%)のほか、「外出自粛でおうち時間が増えたから」(37.8%)、「人に会わないから」(34.6%)、「在宅ワークが増えたから」(18.9%)も多く、自宅で過ごす時間の増えたことにより、全体の4人に1人以上が脱ブラ傾向にあることがわかりました。


※脱ブラ傾向…ワイヤー入りブラジャーの着用習慣がなくなってきている(脱ワイヤー入りブラジャー)状況のこと。

コロナ禍を経て、ワイヤー入りブラジャーの着用頻度は減りましたか

現在、バストに悩みがあるか聞いてみると、40代以降は悩みを感じている人は全体の4割以下でしたが、20~30代は6割がバストに悩みを抱えていると答えています。

次に、コロナ禍でどんなバストの悩みが増えたかを尋ねました。すると、ワイヤー入りブラジャーの着用頻度が「とても減った」「まあまあ減った」と回答した脱ブラ傾向にある人たちは、「バストが垂れた」「バストの形が崩れた」「バストのハリが減った」という悩みが増えたと答えています。

コロナ禍をきっかけに脱ブラ傾向に拍車がかかり、バストの垂れ=「コロナ垂れ」が起きているのでは、と考えられます。

バスト悩みが増えたことについて、「八千代げんきクリニック」院長の松本華英先生は、次のように解説しています。

バストは母乳を作る「小葉」と母乳を運ぶ管「乳管」と脂肪、クーパー靭帯からなります。
この、クーパー靭帯は小葉や乳管を支えてくれる骨組みの役割をしており、バストの張りを保ってくれています。
ただ、このクーパー靭帯はとてもデリケートで、負荷がかかると切れてしまい、年齢とともに再生がにぶくなってしまい、バストの垂れにつながります。
バストの形を保つためには自分のバストのサイズにあった下着をつけ、クーパー靭帯が切れないように、バストを支えてあげる必要があります。(松本先生)

マッサージや下着・サプリなどで日頃からバストケアをしていますか

マッサージや下着・サプリなどで日頃からバストケアをしているか尋ねたところ、「1週間に1回程度」と回答した人はわずか2.8%にとどまり、72.2%が「していない」と回答。

世代で比較すると、特に40代以降は「バストケアを行わない」人が多くなっています。一方、20代は「ホームケアとしてバストマッサージを行っている」、「就寝時などナイトブラを着用している」と回答した人が多く、他の世代と比較してもバストケアに気を使っていることがわかりました。

女性らしい、魅力的な体つきを保つためには、日々のバストケアは大切です。
40代以降ではバストケアを行う人が減るという結果が出ましたが、ケアをしないとどんどんバストは垂れて、形は崩れてしまいます。
今以上バストを垂れさせないためには日々のホームケアがとても大切です。(松本先生)

今後、行ってみたいバストケアについて聞くと、「就寝時のナイトブラ着用」と回答した人が一番多く、「ホームケアでバストマッサージ」「補正下着や育乳ブラの着用習慣をつける」が続いています。

今後やってみたいバストケアで支持が高かったナイトブラ。しかし、ノンワイヤーのものだとバスト全体を支える力がやや弱いと松本先生はコメントしています。

ナイトブラはサイズが合っていないと締め付けが強くなりすぎ、リンパの流れが悪くなったり、皮膚がかゆくなる可能性があります。今まで下着を着けずに寝る習慣があった方は圧迫感を感じるかもしれません。ただ、夜は無意識に体勢が変わる時間で、何もバストケアをせずに寝るとバストの形にとってはよくありません。
ノンワイヤーの下着ではバスト全体を支えるための支持力がやや弱くなります。自分のバストの輪郭にあった曲線を維持できて、皮膚への刺激が少ないソフトワイヤーのナイトブラを用いることで、睡眠を妨げることもなく、バストケアができると思います。(松本先生)

また、セルフケアとして行うバストマッサージは、背中に流れたお肉をしっかりとバストの位置へと流すようにマッサージするのは難しいもの。誤った方法でのセルフマッサージは、かえってバストの形を崩してしまう可能性があります。松本先生は、セルフで行うバストマッサージについて、次のようにアドバイスしています。

バストのマッサージをご自身で行うときには、バスト自体をあまり強く押しすぎないようにしましょう。バストのふくらみ部分は皮膚の保湿ケア程度にして、バスト周りのリンパ(わきの下や鎖骨周り)をくるくると優しくマッサージしてください。(松本先生)

調査概要

調査名称:ブラジャーの着用とバストの調査
実施時期:2022年3月30日~3月31日
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国20~60代の女性500人

Belletia
http://www.dip-p.net/#philo

(マイナビ子育て編集部)

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