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2023年01月06日 14:11 更新

葉牡丹(ハボタン)の花言葉|概要や特徴、花言葉、名前の由来

葉牡丹(ハボタン)は名前に「牡丹」がついてはいるものの、見た目はキャベツのようであまり花として認識していない人も多いのではないでしょうか。ですが、葉牡丹にもしっかり花言葉がつけられています。ここでは、葉牡丹の概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

葉牡丹(ハボタン)の花言葉

葉牡丹

葉牡丹の花言葉は「祝福」「利益」「慈愛」
なんとも縁起がよくポジティブな言葉がつけられていますね。

「祝福」は、葉牡丹の色が由来。葉牡丹の葉は、赤紫色や白色です。この色合いが「紅白」をイメージさせることからおめでたい花とされ、お正月にも飾られるように。そしてお祝い事にちなんで「祝福」の花言葉もつけられました。

「利益」は、その見た目から。葉牡丹がキャベツに似ているため、キャベツの花言葉でもある「利益」がそのまま使われたといわれています。
ちなみに、キャベツの「利益」は、昔中国の戦地でキャベツが貴重な食糧として栽培されていたことが由来です。

「慈愛」は、中心を葉で包んだような花姿を赤ちゃんが包まれているようすにたとえてつけられたとされています。

どれをとってもお祝い事にふさわしく、お正月に飾られるのも納得の花言葉ですね。

葉牡丹に色別の花言葉はある?

葉牡丹

葉牡丹の色は白、紫、ピンク、赤など複数ありますが、色別の花言葉は特にもうけられていないようです。
どの色の葉牡丹も、縁起のよい花言葉というわけですね。

葉牡丹に怖い花言葉はある?

葉牡丹

葉牡丹の花言葉はどれもポジティブなもので、怖い花言葉はありません。

葉牡丹の「牡丹」が、日本の三大怪談のひとつ「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」をイメージさせ、葉牡丹に怖い印象を抱く人もいるのかもしれませんね。

「牡丹灯籠」は愛する男性を想いながら死んだ娘が、死んだあとも牡丹飾りのついた灯籠を携えて夜な夜な相手の男性に逢いに行くという物語。
ただ、この話に出てくる牡丹飾りは葉牡丹でなく、ボタン科ボタン属の一般的な牡丹だと思われます。

葉牡丹の特徴

葉牡丹

葉牡丹はアブラナ科アブラナ属の植物。原産国はヨーロッパで、古くから存在する植物です。
日本に入ってきたのは江戸時代。輸入当時は食用として出回っていましたが、その後観賞用に品種改良されました。本来であれば多年草ですが、現在は鑑賞用として1年草の扱いとされることが多いです。

葉牡丹はそのキャベツに似た見た目が特徴的。キャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたため、葉が円形状に重なったキャベツのような形になったといわれています。

葉牡丹を形成している葉は11~3月頃に色づきますが、花が咲くのは4~5月。枝先に小さな黄色い花を咲かせます。ただ、花が咲く頃には花姿が乱れるため、観賞用の葉牡丹は開花の前に処分されてしまうことがほとんど。多年草として育てれば、花を見ることができます。

葉牡丹の基礎知識

・分類…アブラナ科アブラナ属
・原産地…ヨーロッパ
・別名…ハナキャベツ(花キャベツ)
・開花期…4~5月
・観賞期…11~3月

葉牡丹の名前の由来

葉牡丹

「葉牡丹」の「牡丹」は、葉が重なり合った姿が、花びらを重ねて開花する牡丹の花姿に似ていることから。ただ、色づくの花びらでなく葉であるため、「葉」をつけて「葉牡丹」の名になりました。

また、葉牡丹は英語で「ornamental cabbage(オーナメンタル キャベジ)」と呼ばれます。これは「装飾的なキャベツ」という意味です。

葉牡丹の誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
葉牡丹が誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

11月27日、12月4日、12月30日

葉牡丹はお正月飾りでも定番の花

正月

11月~3月に色づく葉牡丹は、お正月時期はまさに見頃。色鮮やかで華々しく、また紅白の色合いもおめでたいことから門松などのお正月飾りにも用いられます。

昔は、同じく縁起がよい花として知られる牡丹が飾られていましたが、牡丹よりも値が安く丈夫なことから葉牡丹が人気となり、広まっていったようです。

葉牡丹は誕プレにもぴったり

葉牡丹

「祝福」の花言葉がついている葉牡丹は誕生日プレゼントにもぴったりの花。
存在感のある葉牡丹は寄せ植えにしても映えます。
また、時期にもよりますが切り花としても出回っているので花束にして贈ってもよいでしょう。人工的に染めたカラフルな「インク染め葉牡丹」を扱っているフラワーショップもあるようです。

まとめ

普段、公園の花壇や玄関先などで何気なく目にしている葉牡丹ですが、こんなにもおめでたい花言葉がついていたとは驚きですね。玄関先や庭に置いておけば、幸せが舞い込んできそうです。
贈り物にもぴったりな鉢植えや花束も購入できるので、大切な人のお祝い時に贈ってみてはいかがでしょうか。

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