教育 教育
2022年12月22日 12:28 更新

雪割草(ミスミソウ)の花言葉|春を告げる花としても知られる雪割草、名前の由来や特徴を解説

雪割草(ミスミソウ)は、まだ寒さの厳しい早春に雪をかき分けるように花を咲かせます。カラーバリエーションも豊富で見る人を楽しませてくれる可愛らしい植物です。ここでは、雪割草(ミスミソウ)の概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。

雪割草(ミスミソウ)の花言葉

雪割草(ミスミソウ)

雪割草(ミスミソウ)の花言葉は「自信」「信頼」「あなたを信じます」「はにかみ屋」「内緒」「忍耐」

「自信」「忍耐」という花言葉は、厳しい冬の寒さに耐えながら、一生懸命に花を咲かせることからつけられました。「はにかみ屋」という花言葉は、雪割草(ミスミソウ)の花が雪の中から顔を出している様子が恥ずかしそうに見えることから、この花言葉がつけられたといわれています。

西洋の花言葉
イギリス confidence(信頼、自信)
フランス confiance(信頼、信用)
オランダ vertrouwen(信託)
オランダ confidence(信頼、自信)

雪割草(ミスミソウ)の色別、種類別の花言葉

雪割草(ミスミソウ)

雪割草(ミスミソウ)は様々な色の花を咲かせますが、色別、種類別の花言葉はありません。

雪割草(ミスミソウ)の花言葉に怖いものはある?

雪割草(ミスミソウ)

「ミスミソウ」というタイトルのホラー映画があることから、花言葉にも怖いものがあると思われていますが、雪割草(ミスミソウ)の花言葉に怖いものはありません。

雪割草(ミスミソウ)の特徴

雪割草(ミスミソウ)

雪割草は約9種の原種があり、そのうちの4種が日本に自生しています。
日本に自生する4種、キンポウゲ科ミスミソウ属「ミスミソウ」「オオミスミソウ」「スハマソウ」「ケスハマソウ」を総称した呼び名が「雪割草」です。

また、同じ「ユキワリソウ」という名前の高山植物があります。
雪割草(ミスミソウ)とユキワリソウの違いですが、漢字で「雪割草」と表す場合は、キンポウゲ科の雪割草を指し、カタカナで「ユキワリソウ」と表す場合は、サクラソウ科のユキワリソウを指します。
ミスミソウの花も雪が降る時期に咲くことからユキワリソウと呼ばれるようになりました。

雪割草(ミスミソウ)は日当たりがいい場所を好みますが、高温多湿や直射日光に弱い性質をもっています。
草丈5〜15㎝ほど、花径1〜2㎝ほどの可愛らしい花を咲かせる植物です。
カラーバリエーションも豊富で白色やピンク色、青色や紫色など様々な色があります。
かつてヨーロッパでは雪割草(ミスミソウ)を袋に入れて持ち歩くことで、幸せな恋愛関係を築くことができると信じられていました。

雪割草(ミスミソウ)の基礎知識

・分類…キンポウゲ科ミスミソウ属
・原産地…日本、ヨーロッパ、北アメリカ
・別名…三角草(ミスミソウ)
・開花期…2月~5月
・出回り期…1月~5月

雪割草(ミスミソウ)の名前の由来

雪割草(ミスミソウ)

属名の学名である「Hepatica(ヒパティカ)」は、雪割草(ミスミソウ)の葉の形が由来しています。

雪割草(ミスミソウ)の葉は3つに分かれており、葉の先が尖っています。その形が肝臓に似ていることから、ラテン語で肝臓という意味の「hepaticus」が語源となったといわれています。

「雪割草」は、早春に雪の中から顔を出す様子からつけられました。

和名である「三角草(ミスミソウ)」は、三角形に見える葉の形からつけられました。

雪割草(ミスミソウ)の誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされていま す。雪割草(ミスミソウ)が誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

1月5日、1月11日、1月26日、2月28日

雪割草(ミスミソウ)の種類

雪割草(ミスミソウ)

・ミスミソウ(三角草)
ミスミソウは、日本の広範囲にわたって自生しています。オオミスミソウよりも花色が白く、雄しべや雌しべの色はピンク色や赤色、紫色や白色など様々な色があります。

・オオスミソウ(大三角草)
石川県から青森県までの日本海側に自生しています。カラーバリエーションが豊富で、園芸種として出回っているもののほとんどはオオミスミソウです。

・スハマソウ(洲浜荘)
主に太平洋側に自生しています。ミスミソウに比べて葉の先端が丸く、薄い花弁が多いのが特徴です。葉の形が洲浜に似ていることからこの名前がつけられたといわれています。

・ケスハマソウ(毛洲浜荘)
近畿地方や中部地方、四国にかけて自生しています。花茎や葉に薄い毛が生えているのが特徴です。

雪割草(ミスミソウ)の薬効

雪割草(ミスミソウ)

ミスミソウの葉が肝臓に似た形をしていることから、中世ヨーロッパでは肝臓の薬としてミスミソウの葉が用いられていたといわれています。現在でも気管支炎や痛風、ニキビなどの治療に用いられることがあるそうです。

まとめ

雪割草(ミスミソウ)は、その可愛らしい花姿からプレゼントとして花束に入れられることもあります。ですが、草丈も低く花径も小さいので可愛らしい鉢植えに植え替えて贈っても喜ばれると思いますよ。カラーバリエーションも豊富なので、お部屋のワンポイントとして花瓶に飾って楽しむのもおすすめです。可愛らしいヨーロッパの言い伝えもあるのでスピリチュアルな効果もあるのかもしれませんね。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-