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2022年04月22日 10:56 更新

柳原可奈子さん、妊娠初期で休業した理由と壮絶だった妊婦のメンタルを明かす「今までの私には考えられないくらい、全部悲しかった」

2歳の娘を育てるお笑いタレントの柳原可奈子さんが、先輩ママであるクワバタオハラのくわばたりえさんとYouTubeで子育てママトークを行い、妊娠中の情緒不安定だった時期について振り返っています。

安定期前の妊娠公表と休業に不安

(photoAC)

柳原さんは2019年2月に結婚し、同年3月に妊娠を報告、仕事をセーブすると発表しました。その後、第一子女児を出産しています。

くわばたさんとの対談で、柳原さんは「5週の終わりからつわりがひどい」状態だったと説明。吐きづわりの症状が重く、仕事をお休みすることもあったといいます。

そのため、7週目の終わりに所属事務所が「これ以上は続けられない、一回お休みを取りましょう」と提案してくれたそうです。安定期に入る前でしたが、ブログで妊娠していることと仕事をセーブすることを発表しました。

当時を振り返った柳原さんは、芸能人は一般的に、安定期に入って妊娠を発表してから休業することが多いとして「このタイミングで休んで出産はあまり前例がなくて、どうしよう」と不安を感じていたと説明。仕事を休むこと自体にも「(これまでやってきた仕事が)全部なくなったらどうしよう」と感じ、かなり落ち込んでいたそうです。

ひどいつわりや、仕事を失うかもしれないという不安もあってか、妊娠中はメンタルが不安定になっていたという柳原さん。まだ子どもを育てるということを具体的にイメージできず「一人の人生を抱えてしまった」「(子どもを育てる)覚悟が持てるのか」とネガティブになっていたといいます。

かなり気持ちが沈んでしまったことから、カウンセリングにも通っていたそう。妊娠中は「今までの私には考えられないくらい、全部悲しかった」時期だったようです。

さまざまなカウンセラーのもとに通ったという柳原さん。その中のある女性カウンセラーの「(自分もツライ時期があったけど)一日中泣いても誰も褒めてくれないから、メソメソしなくてもいいと思ったんですよね」という言葉を聞いてから、気持ちを切り替えられるようになったと明かしていました。

妊娠中に落ち込んでいた時期は、夫にそれをぶつけることもあったそうですが、出産後は「娘の存在が大きくなった」ことから、それまでメソメソすることに使っていたパワーを娘さんの育児に向けることができるようになったといいます。

妊娠中の不安やイライラ、あって当然

妊娠中は何かと情緒不安定になりやすい時期で、不安やイライラはあって当然のものです。妊娠初期の激しいつわりで気持ちが不安定になる妊婦さんもいれば、貧血や便秘などのマイナートラブルに悩まされ、分娩への恐れも加わって妊娠後期に不安やイライラが募る妊婦さんもいます。妊娠中は全期間にわたって、感情の起伏が生じやすいと考えてよいのかもしれません。

そもそも妊娠中は、ホルモンの分泌に大きな変化が生じます。とくに女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、妊娠期間中にわたって分泌量が増加し続け、非妊娠時よりはるかに多い量が分泌されるようになります。

ホルモン分泌が大幅に変化すると、脳がストレスに耐える抵抗力の低下をもたらします。すると脳はストレスを処理しきれずにうまく働かなくなり、ものごとをいつも以上に悪く捉える傾向が出やすくなるのです。

自分がいまそのような状況にあること、「イライラしたり、不安になったりしやすい時期なんだ」ということを受け入れることで、肩の荷が少し下りるかもしれません。また、妊娠中はわけもなくイライラしたり、不安になったりしてもおかしくないことを、妊婦さん自身のみならずパートナーや周囲もどうか知っておいてほしいです。

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