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2022年04月13日 05:55 更新

知らないと損? 家を買う前にあらかじめやっておくべきこと【住宅ローン控除の制度が改正】

2022年度から住宅ローンの控除に関する制度が改正されることを受け、GOENは、住宅ローン控除を受けている住宅購入経験者と住宅購入を検討中の人を対象に、「住宅ローン控除の理解度と活用方法」に関する調査を実施しました。その結果、住宅購入経験者の3割は控除額を把握していないことがわかりました。

2022年度からの住宅ローンの控除に関する制度の改正(減税率は1%から0.7%に縮小、減税期間は10年から13年間に延長)を受け、「おうちの買い方相談室グループを運営するGOEN(大分県大分市 代表取締役:三浦康司)は、住宅ローン控除を受けている住宅購入経験者と住宅購入を検討中の人を対象に、「住宅ローン控除の理解度と活用方法」に関する調査を実施しました。

「住宅購入時、住宅ローン控除についてきちんと理解できていましたか?」と質問したところ、「完璧に理解していた(18.3%)」「大体は理解していた(56.4%)」「あまりよく理解できていなかった(21.9%)」「まったく理解できていなかった(3.4%)」という結果になりました。

また、「住宅ローン控除でいくら控除されたか把握していますか?」と質問したところ、3割以上の方が「いいえ(34.4%)」と回答しました。

住宅ローンの最大控除額は、21年度まで最大600万円でしたが、改正後の22・23年度は最大455万円、24年度からは最大409.5万円と徐々に下がっていきます。そもそも控除を受けるには手続きも必要ですし、いくら戻ってくるかは人によって変わります。しっかり理解できていなかったことで手続きの機会を逃すなど、もしかしたら知らず知らずのうちに損をしてしまっていることもあるかもしれません。

「住宅ローン控除に関する説明はどこから受けましたか? (複数回答可)」と質問したところ、「ハウスメーカー(62.4%)」と回答した人が最も多く、次いで「金融機関(18.3%)」「不動産会社(12.7%)」と続きました。多くの人がハウスメーカーから説明を受けていたものの、完璧に理解できている人は少ないようです。

控除によって得ることができるお金は、決して少額というわけではありません。そこで、控除で得たお金について、購入経験者がどのような使い方をしたのか質問をしました。その回答の一部を紹介します。

・固定資産税にあてる(20代/女性/福島県) 

・ローン返済の原資(30代/男性/大阪府)

・繰り上げ返済にあてている(30代/男性/愛知県)

・次年度の動産不動産の税金(40代/男性/埼玉県)

・貯金(50代/男性/山口県)

「住宅購入について、ローンなど金銭面に関して後悔したことは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「住宅ローン控除についてきちんと知っておくべきだった(23.9%)」と回答した人が最も多く、次いで「収入と支出のバランスについてもっと考えておくべきだった(20.7%)」「ライフプランをしっかり計画したうえで購入に踏み切るべきだった(11.7%)」と、続きました。

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続いて、住宅購入を検討中の方に、住宅ローン控除についてと住宅購入までの流れについてどの程度把握しているかを質問しました。

「2022年4月より、住宅ローン控除の制度内容が変わることを知っていますか?」と質問したところ、5割以上の方が「いいえ(59.6%)」と回答しており、購入を検討しているにも関わらず半数以上が住宅ローンの制度内容の変更を知らないようです。

また、「金利、頭金が住宅ローン控除に影響することを知っていますか?」という質問にも、5割以上の人が「いいえ(53.5%)」と回答しました。

さらに、「住宅を購入するまでの流れについて、現時点でどれくらい把握していますか?」と質問したところ、7割近い人が「あまり把握できていない(48.1%)」「まったく把握できていない(19.5%)」と回答しました。

住宅購入を検討していても、購入までの流れそのものはまだ把握していないという人が多いようでした。

「住宅ローン控除により、現時点でいくら控除されるか把握していますか?」と質問したところ、7割以上の人が「あまり把握できていない(42.2%)」「まったく把握できていない(34.0%)」と回答しました。

購入経験者もそうでしたが、購入を検討している人でもいくら控除されるか理解できていない人が多くいるようです。想定よりも控除が低く、後々後悔をしたり、必要な手続きを怠ってしまったために、もしかしたら控除が適用されていないこともあるかもしれません。

もし控除を受け取ったらどのように還付金を使おうかと事前に考えていたりするのか、購入を検討している人に、還付金などの使い道を質問しました。その回答の一部を紹介します。

・欲しい電気製品を見る(20代/男性/大阪府)

・子どもの養育費(30代/女性/神奈川県)

・住宅ローン控除後の繰り上げ返済や、資産運用(30代/女性/福岡県)

・住宅のリフォーム代金に使おう(40代/男性/福岡県)

・家族皆で旅行に行きたい(50代/女性/大分県)

調査を実施したGOENでは、「住宅は人生で一番大きい買い物です。いざ購入をした後に「控除についてきちんと知っておくべきだった」といったと後悔をしないためにも、あらかじめ専門家に相談をし、購入に備えておくというのが確実ではないでしょうか」とアドバイスをしています。

【調査概要】
名称:「住宅ローン控除の理解度と活用方法」に関する調査
調査期間:2月17日(木)~2月18日(金)
調査方法:インターネット調査
調査対象:住宅ローン控除を受けている住宅購入経験者;503人
     住宅購入を検討中の人;512人  合計;1,015人
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

おうちの買い方相談室グループ(GOEN):https://ouchino-kaikata.com/

(マイナビ子育て編集部)

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