「父以外の異性と歩いてはいけない」「自転車のギアは3段まで」こんなのあり? ブラック校則調査
日本トレンドリサーチは3月24日、全国の男女640人を対象に実施した「ブラック校則に関するアンケート」の結果を発表しました。
79%が「通っていた高校に校則あり」そのうち23%に「ブラック校則があった」
4月から都立高校で廃止される5つの「ブラック校則」についての考えを尋ねたところ、「高校生らしい等、表現があいまいで誤解を招く指導」「下着の色の指定」「頭髪に関する届け出の提出」は、「賛成」と回答した人が最も多くなりました。「髪を一律に黒くする」という校則の撤廃は、「賛成」「反対」「どちらともいえない」のそれぞれの割合がほぼ同じという結果になっています。
意見が分かれている「髪を一律に黒くする」という校則の撤廃について、年代別に集計すると、撤廃に「賛成」と回答した人の割合は年代が下がるほど増え、30代以下と60代以上では、20ポイントの開きがありました。
高校の校則についてどのように思うか聞くと、81.4%が「ブラック校則には反対だが、校則はあった方がよい」と答えました。
「ブラック校則も含め、校則はあった方がよい」と回答した人の理由は、「まだ子どもなので、規則を教えておくべき。社会人になってから役に立つ」「規則を守る大切さを知るため」「ある程度の規則はあった方がよいし、ないと収拾がつかなくなる」といったものでした。
「ブラック校則には反対だが、校則はあった方がよい」と回答した人の理由は「最低限の校則はあったほうが秩序が保たれる」「自己判断できる人ばかりではないと思うので、常識の範囲内での校則はあってもいい」「規律が多少はあったほうが勉学に集中できる」などでした。
「校則はない方がよい」と答えた人の理由は「自立した人になるためには必要ない」「今の時代にあってないと思う」「髪を染めてたりアクセサリーをしていても高校で勉強はできるし、校則で押さえつけると反発したくなる気持ちが強くなるから」といったものでした。
自身の通っていた高校に、校則があったか聞いてみると、79.4%が「校則があった」と答えました。「校則があった」と回答した人に、「ブラック校則」があったか尋ねると、22.8%が「ブラック校則があった」と回答しました。
どのような"ブラック校則"であったか具体的に聞くと、「全員女性はショートカットかおかっぱにしなくてはいけない。制服の上着の襟に髪が当たったら校則違反」「天然パーマもストレートにしないといけない」「自転車の切り替え装置が3段まで」「父親以外の男性と一緒に歩いてはいけない」「コートやジャケットを冬場でも着用禁止」などの声が集まった。
調査概要
・調査期間:2022年3月16日~3月22日
・集計対象人数:640名(30代以下・40代・50代・60代以上 各年代 男女各80名)
・調査対象者:男女
出典:【ブラック校則問題】81.4%が「ブラック校則には反対だが、校則はあった方がよい」
https://trend-research.jp/13439/
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(マイナビ子育て編集部)